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To Lay Like Old Ashes / To Lay Like Old Ashes (Usher-to-the-ETHER)
This Dreadful Emptiness / To Lay Like Old Ashes (Usher-to-the-ETHER)
To Lay Like Old Ashes (Usher-to-the-ETHER)


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To Lay Like Old Ashes / To Lay Like Old Ashes
重篤なタナトフォビアの患者の脳が、恐怖に耐えかねて遂に逆に「死」に救いを見出した…その過程を音楽で表現したらこんな感じになるのではないでしょうか。途中、一部に打ち込みを取り入れているのが意外といえば意外。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-09-27 00:18:57)


This Dreadful Emptiness / To Lay Like Old Ashes
…これ、社会に対して鬱憤を持っている人に聴かせたら、最早ガス抜きや衝動洗濯では済まなくなる可能性があると思うんですけど…。歌詞読んでるだけでも痛い痛い痛い…。ドラマとか見て泣くような涙腺の緩い人が曲に込められた感情に同調しながら聴いたら、自然と涙が流れてそう。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-09-27 00:18:07)


To Lay Like Old Ashes

2009年発表の2nd。

ミディアムテンポ中心、鬱系のメロディ、発狂系高音絶叫ヴォーカル、アトモスフェリックなキーボードと、BURZUMの流れを組むスタイルで、鬱ブラック好きならばものの数秒でその質の高さが理解できそうな音楽性。特に中盤以降、シューゲイザー寄りブラックに通じるような、エモーショナルなメロディも聴かれますが、断末魔に見る光や血の温かさ、救いへの渇望などを連想させ、全く普通の「明るさ」に向かう気配が無いのが素晴らしいです(笑)。

XASTHURやI SHALT BECOME、NORTT辺りが陰鬱な世界観を演出しているのに対し、このバンドの音楽からは「感情が壊れてゆく感じ」が伝わってきて、単に鬱ブラのテンプレートをなぞっただけでは到底出せないような個性が感じられますね。

あとこのヴォーカルなんですが…スタイル的にはCount(BURZUM)スタイルと言えますが、狂い振りは確実に彼以上のものがあると思う。肺の中の空気を全部吐き出しきっても、憎しみを吐き出しきれない様が伝わってくる凄絶すぎる声。街中でこんな声出してる人がいたら、その日は恐くて眠れなくなりそうですもん(笑)。「本当の恐怖に直面した時の悲鳴は、聞いた者にもその恐怖を伝える効果がある」と言いますが…この人の絶叫を聴いてると、こっちまで絶望的な気持ちになってきます。

鬱系行ける人なら鉄板な質の高さかと。オーストラリア産では個人的にSTRIBORGより好みの路線。ラストの20分に及ぶ、ドローンめいた大作は、主人公の精神が遂に崩壊し、昏睡に陥った事を暗示しているのでしょうか…。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-09-27 00:16:00)