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8186 NOW AND THEN (2017年)
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8186 NOW AND THEN
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解説 - 8186 NOW AND THEN
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-02-08 15:14:54)

究極の企画モノと言える4枚組のライブアルバム。1986年に凱旋帰国を果たし逞しい姿を見せつけた代々木オリンピックプールで行われた伝説のライブを2017年にリマスター。そして後半の2枚はZEP東京で行われた8186ライブの完全再現というファン心理をくすぐるライブを収録と、これはファンならずとも見逃せない作品です。

個人的には思い入れの強いライブのリマスターに興奮しますが、貫禄のある現在の姿もまた魅力的であり、当時との違いを楽しみつつ耳を傾けるのが一番でしょう。樋口と鈴木の違いを語っても意味がないし、現在進行形の彼らによる究極の企画を素直に受け入れるのが一番ですね。
通して聴くと4枚組&同じ曲なので疲労感は半端ないので、分けて聴くことをすすめるが、86年に彼らの勢いと若さよりも海外で快進撃をとげ自信に満ちた圧巻のステージに魅了。こうして時が経っても、あの時の興奮は色あせません。選曲的に微妙ですが、スーパーロックグループの片鱗を思いっきり味わえるでしょう。
これほど音圧が凄いのに抜けのいい音を出せる、彼らの腕に耳も心も奪われます。感嘆あるのみです。

最新版における、ライブの迫力満点、貫禄の増したステージの中でマッシブで鋭利な刃を立て刻む鈴木のドラム、ベテラン山下は鈴木を引っ張るようにラウドネスグルーブを牽引、タイトに締め上げたリズムは轟音サウンドを支えている。高崎の存在感は言うに及ばず、貫禄のあるサウンドの中でキレのあるリフとギタープレイで魅了、天賦の才とも言えるリズム感と技巧的なプレイの数々を難なくこなす高崎晃という男、この人に陰りなどありません。
多くのベテランアーティストは声を失っていますが、二井原実先輩は鍛錬を怠らず若い頃よりも安定感が増し、このラウドネスサウンドを従え見事にフロントマンとしての重責を全う、彼なくして今のラウドネスはありえません。かつてクビになった男が今は最重要パートへと上り詰めた姿に胸打たれます。
しかし、こうして改めて聴くと、つくづくラウドネスは現在進行形のバンドであることを思い知らされた。こういう企画は面白いが彼らは、こんな古いアイデアに頼らなくとも成立するバンドですね。古いマテリアルで遊ぶよりも今の彼らを見せつけるだけで十分だと思いますね。往年のヒット曲に頼らなくともステージは成立させられる。後半2枚を聴きつくづくそう思いましたね。



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