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Откровения дождя

ロシア産ドゥームメタル2009年作
ロシア作品を大量大人買いした時に、オマケ的にゲットした経緯もあり、僅かに聴いただけでコンテナ収納お蔵入りになってしまった盤だ。
ゲットしてもはや10年以上経っているが、最近マイカーで改めて聴き直している。モノクロジャケとオーソドックスな音響が地味過ぎて
一聴しただけではなかなかその魅力を理解することができない。空間系エフェクトの広がりが浅めで各パートの一体感が若干欠ける録音だが
それぞれの楽器が出す音自体は、その路線ど真ん中の安定感を備えた硬派な音響・演奏である。
近作よりも淡々としたドゥーム寄りの音楽性だが、曲の構成力は相当優れていると感じるサウンドで、録音状態に慣れることをクリアすれば
その奥深い音楽性を堪能することができるだろう。ただ、際立って目立つ個性は期待しない方が良い。ボクは今現在相当ハマっている。

kamiko! ★★★ (2020-08-01 23:18:51)


Акрасия

ロシア産ドゥームメタル2016年作
バンド名はロシア表記でОткровения Дождя、アルバムタイトルは英語でAkrasiaだ。
処女作Мраморные Тона Отчаяния(2007年作)から長く活動しているが、真性ドゥーム路線からほんの少しずつ脱却はするが
大きく音楽性を変えることなく一貫してデスドゥーム路線ど真ん中の硬派なサウンドを追求している。ただ、どの盤も空間系エフェクトが万全とは思えず
今作でも、空間の広がりがもう少しあればいいのに、と思わせる。ただ、最近はその録音状態に耳が慣れてきて全く気にならなくなった。
録音状態がそういう感じで、派手にトリッキーな箇所もなく、オーソドックスなデスヴォイス、適度な音像のギターという音響なので
とても地味に感じるかもしれない。その定番の地味な音響を受け入れることができ、安定感や味わいとして感じられるようになると
このバンドの世界に惹き込まれていく。というのも、このバンドの作品は楽曲が最大の魅力だ。地味なのにカッコいい。
決して前衛的とは言えないオーソドックスな手法であるにも関わらず、特有の個性的な楽曲を聴かせるところが最大の魅力だ。
特にドラムはバリエーション豊かな演奏を聴かせる。淡々としたスローテンポなのに、非常に起伏に富んだリフを叩く。
決して複雑な曲構成というワケではないのに、それぞれの曲に聴かせどころがあり、ドラマチックな展開をするのだ。
この盤は、普段ゴシックメタルがストライクゾーンの人が案外ツボにハマるんじゃないかなと思う。過去作はコンテナ行きになってて
もう聴かなくなっていたが、この盤をゲットして、やっとこのバンドの魅力に気付いた感じ。再び過去作を手の届くところに収納してみた。
こういうバンドはその音楽性にハマるまでに時間がかかる。この作品にハマってから、やっと過去作をもう一度聴こうという気になったよ。

kamiko! ★★★ (2020-08-01 23:00:59)