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聖飢魔II
恐怖のレストラン (1992年)
1. 鬼 (58)
2. BREAKDOWN INNOCENCE (52)
3. 呪いのボンデージ (28)
4. 人間狩り (24)
5. 吸血鬼の増殖 (25)
6. 緑色の雨 (32)
7. 殺しの現場!! (82)
8. 地獄へ突撃! (43)
9. ギロチン男爵の謎の愛人 (77)
10. 満月の夜 (44)
11. 恐怖のレストラン (36)
12. テロリスト (38)
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解説
魔暦紀元前7年(1992年)10月21日、FITZBEATより発布された第十大教典(7th Album)。

1991年、海外公演や一部構成員の個悪魔(ソロ)活動を経た聖飢魔IIは1992年7月1日、アニメーションビデオの『HUMANE SOCIETY-人類愛に満ちた社会-』とそのテーマ曲「正義のために」を発布し、さらに9月21日に今作からの先行小教典「満月の夜」を発布。

そして10月21日、オリジナル作品としては1990年の『有害』以来約2年ぶりとなる今作を発布した。

作風は原点に立ち返り、久々にダミアン浜田の作品のような、悪魔的世界観を全面に押し出したものであるが、デーモン小暮閣下は再集結時に音楽誌『Rockin' f』(Vol.17)にて今作の世界観について「ダミアン浜田殿下の歌詞はあまりにも発想がすごいから、笑えるところまでいくんだけれど、他の構成員だとマジメで現実感がありすぎる」と語っている。12曲中10曲で人が死ぬ、通称「殺人教典」。

歌詞カードにはCOVER IMAGE CONCEPT DESIGN & CREATURE CONSTRUCTIONとしてSCREAMING MAD GEORGEの名が掲載されているが、彼が手がけたカバーアートは聖飢魔IIの構成員が魔法陣を通って魔界と人間界との間を移動している姿である。この作品での構成員の外見は通常よりもおどろおどろしくなっている。ただし、作品発表当時のテレビ出演やミサなどの場では通常の外見である。

尚、聖飢魔II全作品中PONKに次いで多くデーモン閣下の楽曲が多く収録されている大教典であり、ギタリスト二名の作曲が過半数を超えるのが通常である聖飢魔IIにおいて、作品中の半数近くがデーモン閣下の作曲(単独作5曲、共作1曲)という珍しい構成である。

録音 魔暦紀元前7年(1992年)
プロデュース SATOSHI NAKAMURA

チャート最高順位
週間最高順位8位(オリコン)

外部リンク
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登録されている1曲を連続再生(曲順) - Youtube
1. , 1. BREAKDOWN INNOCENCE, 1. 呪いのボンデージ, 1. 人間狩り, 1. 吸血鬼の増殖, 1. 緑色の雨, 1. 殺しの現場!!, 1. 地獄へ突撃!, 1. ギロチン男爵の謎の愛人, 1. 満月の夜, 1. 恐怖のレストラン, 1. テロリスト


コメント・評価

Selected Comments
5. こうじ ★★ (2002-09-21 21:38:00)
個人的に最高傑作。
怒り、怨念、破壊、暴虐、…その他全ての負感情を表現しながら、ポップでメロディアスなのは流石。
中間に美しいインストが入っているのも素晴らしい。
その辺のデスメタルやメロデスを聴くより、よっぽどかっこいいしブルータルだし、カタルシスを得られる。
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6. IMOGAN ★★ (2002-10-16 23:38:00)
1992年発表の10枚目。
「白い奇蹟」あたりから仲よくしてたNHKから、リリース時に全曲放送禁止の指定を受けたとのこと(もっとも、1枚目、2枚目もリリース当時はやはり指定を受けたのだ)。
正直に告白すると、リリース当初はあまりのヘヴィさに、かなりヒイてしまったのである。
が、「ミサ」での演奏を観ると実にカッコいい!ことに気づいた。
1.の中に2.を挟み込む形式で'95年の美唄にて演奏されてる。コレがかなりかっこいい。
4.もライヴ演奏を聴いて、曲の魅力を思い知らされた。
ヘヴィだけどどこかポップなデーモンらしい5.も素晴らしい。
ライデン作曲による美しいインスト6.に導かれる(?)怒涛の3連発7.8.9.は強烈ですねぇ...
特に7.8.曲だけでなく詩もキてる。
「戦争」に対して鈍感な者たちへの、悪魔からの警告ですよね。
2度
…続き
7. あお ★★ (2003-06-08 22:21:00)
聖飢魔IIの中では一番毒々しい曲ではないでしょうか??
この前に発布(発売)されていた曲は割と、クリーンなイメージがあったので
それを壊したかったのかも・・・。
本当に聖飢魔IIの教典(アルバム)は一筋縄ではいきません。
個人的にはあんまり好きな教典ではないんですが(苦笑)、
毒々しさでは一押しという意味で、なかなかのものです。
ただし、演奏テクニックはやはり文句なし!!
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13. フライングV ★★ (2004-06-24 14:43:00)
ホラー映画にマッチする曲で構成されているアルバム。(笑)
『満月の夜』が好きだったな~。
ギターもダークでヘヴィーにおどろおどろしさを醸し出しているテクニックは抜群。
哀愁感じるメロディーやギターリフ、ソロも欲しかったが、このアルバムのコンセプトに
合わなかったか~(笑)
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Recent 20 Comments

14. あつし ★★ (2004-07-02 23:42:00)
カラオケで、鬼を歌った時、周りは引いた。かなりの聖飢魔Ⅱ通じゃないと、このアルバムは、きついかも。
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15. devilmotor666 ★★ (2004-09-20 20:52:00)
これぞ、ヘヴィメタルと言う快作。
1曲目から最後まで腰にきます。
和製メタルバンドでは、かなりの腕前だったこのバンド、メタルを聴く人なら、ぜひ聴いてもらいたい1枚です。
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16. ルリヲ・フルチ ★★ (2005-11-02 16:17:00)
恐怖の演出が(いい意味で)下級悪魔って感じ。頭悪そう。
なかなかに佳曲の詰まったいいアルバムです。初期のノリの中期って感じ。そのまんまですね。
VENOMが好きな人にウケるかも、BATHORYが好きな人は好きじゃなさそう。
なんとなくそう思うだけですけど…。

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17. エース高田 ★★ (2006-01-02 01:16:00)
初期の聖飢魔Ⅱの復活だと感動したのを覚えています。でもこれを期ににしばらく聖Ⅱから遠ざかってしまいました・・・
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18. K/10 ★★ (2006-01-05 01:04:00)
狂っとる!怒涛のヘヴィネスで悪魔の暴虐的な姿をむき出しにしてます。

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19. fk ★★ (2006-01-08 01:22:00)
久々に聴いてみると、ハードロックっぽい。
以前は、堅いイメージがあったんですが。
メンバーのビジュアルのみを強調したブックレットも面白いですし。
寸劇が入っているのもいい感じです。
単純にかっこいいです。

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20. こうじ ★★ (2006-03-17 21:03:00)
初期に作った彼等のイメージを、
へヴィに完成させたのがこれで、
シャープに完成させたのがメフィストフェレス
という感じがする。
フザケているのは相変わらずなのだが、
本気なとこは本気に、寒気がするほど素晴らしい。

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21. DON' ★★ (2006-06-14 13:59:00)
最初は「なにもそこまで…」と思っていたが、
第一印象が消え去った後に再び味わうとやはり質が良かった。
構成や順序も気に入ってて、全体的にリフも良い物が多い。
昔は"一番聞きにくい"この経典も今や"一番聞きやすい"経典に変貌してしまいましたとさ。
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22. ドゴスギア ★★ (2006-10-01 00:51:00)
真の姿をみせた当時のビジュアル面はカッコよくてスキでした。
スクリーミングマッドジョージ?でしたっけ?
音のほうは当時の自分にはヘヴィ過ぎて聴けませんでした。
今聴いてみるとなかなかオリジナリティのあるよい曲が並んでいます。
が、やはり当時は一般のシーンからの評価(売上)も厳しいものでした。
多分、この大教典をメロディアスなものとして作っていたらかなり売れたでしょう。
当時はTVで演奏する機会も多くあり、メタルファンからのアルバムに対する期待値もかなりのものだったので。
私もこのアルバム後は暫くリアルタイムでアルバムを買うことは無くなりました。
この時期と次のPONK!の時代に信者を続けていた人のことを、今なら尊敬するなぁ。

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23. 上野田吾作 ★★ (2006-10-08 00:23:00)
初めて聴いた時の印象は激悪かったですw
ですけど、時がたつにつれて、よく聴こえます
ジャケットがおっかないけど、中身は、充実して
ます

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24. 名刀シイタケ ★★ (2007-03-04 16:21:00)
最初に買った「メフィストフェレスの肖像」が、正統派メタルでかつ、疾走感に溢れた曲が多かったので、同じ路線を期待して購入。「うわっ、何コレ?失敗した~」って最初思いました。ところが、これまた疾走曲へのこだわりが消えたあとに聴いたら、なんと素晴らしいことか…。とにかく濃い!歌詞から楽曲の雰囲気から閣下の歌い方からリフまでとにかく濃くてビックリしました。このアルバム、今では完全に名盤ですね~。
曲の配置も素晴らしく、前半の人間狩りに代表されるような知的な曲。中間地点である雷電殿下作のメロウなインスト、そして後半入った途端の盛り上がりがとにかく凄い凄い。さらに、独特の雰囲気を持つ大作「満月の夜」終了後の、恐怖のレストランのキャッチーさに、テロリストのドラマチックさ…とにかく最高です!

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25. Dr.Strangelove ★★ (2007-03-21 13:00:00)
聖飢魔Ⅱのアルバム中最も暗く、へヴィな作品。
評価が分かれているみたいだが、俺は肯定派。
「悪魔らしさ」という点から見れば一番の出来だから。
しかし聖飢魔Ⅱ初心者にはお薦めできないな。

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26. 酒池肉林 ★★ (2007-03-25 05:57:00)
私もこのアルバム大好きです。
これぞ悪魔。
個人的にはもっと『ギロチン男爵・・』のような
ヘヴィかつスピードのあるナンバーが欲しかったところ。
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27. 中曽根栄作 ★★ (2007-07-19 22:02:00)
いや~重いです。暗いです。でも大好きです。
閣下の喉が心配です。15年前のアルバムだけど。
録音は雑巾を絞るような酷使だったことでしょう。
くわばらくわばら。

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28. ベースケ ★★ (2007-12-18 17:50:00)
これ、いまだに好きです。
聖飢魔Ⅱの中じゃ1、2を争う。
でも初期と後期大好き信者にはオススメできません。
(私は後期←末期?は大嫌いなので聴いていません)
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29. 火薬バカ一代 ★★ (2008-08-14 19:15:00)
作品を重ねる毎にメタル色が薄れ、洗練されたHRバンドへと変化していった聖飢魔Ⅱが、久々に原点回帰を志向し、
デーモニックなコンセプトを前面に押し出して制作・発表した、'92年リリースの7thアルバム。
原点回帰と言っても、別に1stや2ndアルバムの頃のような、様式美HMスタイルに戻ったわけじゃなく、
重厚なGリフに絡む呪術的なリズムが、禍々しい雰囲気を演出するOPナンバー①に代表されるように、歪んだ音色で
荒々しくシュレッドされるGリフ、重く叩きつけられるようなリズム、そして、いつになくヒステリックな歌唱を響かせる
デーモン小暮のパワフルなVo・・・と、その作風は、数ある聖飢魔Ⅱのアルバムの中でも、断トツのバイオレントさを誇る。
ダークなヘヴィネスが強調され、従来の聖飢魔Ⅱの作品において顕著だった「遊び」や「笑い」の要素が極力抑えられた
シリア

…続き

30. vox ★★ (2009-04-27 18:06:00)
全ての時期の聖飢魔IIが好きな僕ですが、これは全ての教典の中でもハンパない出来を持った名盤でしょう。
このサイトで「LIVING LEGEND」が1位な理由がわからない。何故これじゃないんだ?
聖飢魔IIの教典には捨て曲がいくつかありますが、これは全くありません。完璧です。
やっぱり「殺しの現場!!」はスゴイですね。

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31. 朱雲 ★★ (2009-05-13 04:27:00)
超名盤。
噛めば噛む程味がでるタイプの教典であるが、
ギターの音色やリフが割とキャッチーであるため、
ハマる人は初聴で中毒症状になってしまうだろうな。
しかも、教典全体が一つの世界に昇華している点は特筆できる。
さらに、彼らが悪魔であるため、世界観に説得力がありすぎる。
ここまで揃った教典も珍しいのではないか?

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32. N男 ★★ (2010-04-27 23:06:00)
聖飢魔IIの中でも一番悪魔的なアルバム。
恐ろしく、残虐でヘヴィでカオスティックな雰囲気を醸し出してます。
疾走曲も12曲中5曲に抑えられ、スローな曲の禍々しいオーラーに支配されている。
キャッチーさや分かりやすさ、親しみやすさは他のアルバムに比べたら異常なほどない。
前後作とのギャップにも驚かされる、とにかく極端かつ超極悪な作品だ。
オススメはまず①、⑦、⑨そして、②、⑧、⑪、⑫。
特に⑥~⑨の一連の流れは凄まじいものがあります、閣下のヴォーカルは凄まじいことになってますので。デーさんマジで神・・・いや悪魔!

86点。

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33. 失恋船長 ★★★ (2018-09-06 00:12:27)
お茶の間の知名度もあがり、ついに紅白歌合戦に出るまでのバンドに上り詰めた悪魔の集団。その先にあったのは海外公演だったのだが(EARTHSAKERと海外で一緒にやった記憶もある?)そんな世界の舞台を踏んだのが影響を及ぼしたのか、悪魔と言うキャラクターを生かしたシアトリカルなステージングをそのままパッケージした印象が強いアルバム。

売れると共にHM/HRと呼ばれる範疇のバンドの割に、歌謡テイストも増え日本のロックバンドぽくはなっていた。特にレベッカの土橋をプロデュースに迎えた『THE OUTER MISSION』などは、メタルとして聴くと方向性が拡散している、しかしバンドのメンツを見れば多様な音楽性を吸収している悪魔達なのでクオリティは高かった。
そして次にリリースされた『有害』は閣下お得意のハイトーンを封印。あえて中音域を意識した歌唱スタイルに固執。色モノ扱いからの脱却

…続き
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