中学のとき担任に借りたアルバムがこれだった。当時私はメタルコア(All That Remainsとかアスキンとか)しか聞いてなかったがこれをきっかけにメロデスを聞くようになった。Colonyは間違いなくIn Flamesの名盤だと思う。力強さと哀愁さが好きです。(Come Clarityもそんな感じだね)
IN FLAMESはかれこれ20数年間聴き続けてきたバンドで、確固たる個性を保ちながらも「メロディック・デスメタル」という枠に囚われず常に冒険や実験を繰り返して変化を恐れない姿勢に心酔しています。特にそれが8thアルバムで究極ともいえる形で結実した時には、震えるほど感動しました。 それ以後も色々と模索しつつ様々なファン層を切り拓いてきていますが、あまりにも毎回良い曲が多すぎて感覚が麻痺し、名盤なのかいつも通りなのかわからなくなってしまいます。他のバンドであれば大傑作だと太鼓判を押す水準のアルバムでも、彼らだからともっとハイレベルなものを要求してしまうという身勝手さ。 さて、このアルバム。 いつもながら曲は素晴らしい。余裕で90点はいきます。 で、タイトルがなんか面白いぞ。印象度プラス1点。 ジャケのアートワークがなんかかわいいなぁ。印象度プラス2点。 あれれ、発売1周年で『I, The Mask (Arcade Version)』なんておかしなものが配信されているぞ。え? 8bitミュージック・ヴァージョン? ジャケも音楽もファミコン(昔のゲーセン)じゃん!? センスさいこーダヨコレ。プラス10点。 結論。実は合わせ技100点超えの超名盤でした・・・
・・・まあ冗談はさておき、8bitのレトロ・コンピューター・ミュージックにアレンジしても心揺さぶられるくらいに曲自体が良いんですよ。 (2)「I, the mask」を筆頭に、キラー・チューンと言えるものが次々と繰り出され、哀愁と盛り上がりのバランスも良くて、非常に楽しめます。 私の場合メロデスへの未練はもうなくて、「オルタナティヴ」的なものは'90年代からずっと好物なので、初期ファンとは音楽的好みが違うとは思いますが、本当に良いアルバムだと断言します。
2019年3月1日の13枚目。 先行公開の I Am Above と(This Is Our) Houseを聞いた時はここ最近のオルタナ路線の続きかなぁ と思ってたけど続いて公開されたI, THE MASKとBURNが久しぶりの疾走曲でおお!となり、ドキドキわくわくしながら聴きました。 かなりいいですよ! 特にアルバムの後半、 イントロから叙情ギターが炸裂してるWe Will Remember これまた泣けるin this life ばーん!ばーん!ばーん!というサビが印象的な疾走曲burn じっくり聴かせるdeep inside ついにピアノも登場するall the pain そしてこのアルバムも目玉だと個人的に思うアコースティックギターが美しさと後半の盛り上がりが 素晴らしいstay with meの流れが素敵でした。 ここ最近のIN FLAMESはもうついていけない・・・という人でもいけるんじゃないかと。
ところで一曲目のvoicesもなかなかの曲なんですが I,the maskでアルバムを始めたほうがより印象的になったんじゃないかと思うのは素人考えなんですかね。 アルバムの締めもnot aloneよりstay with meのほうがよりIN FLAMESらしく・・・とも。
オープニング曲はつかみバッチリで素晴らしいんですが、前作があまりに傑作過ぎたためか、いまいち満足しきれない作品。じゃあ書き込むなよ!って話ですが、良い曲もたくさんあって、お勧めできるレベルではあるんです。 でも「Where the Dead Ships Dwell」だけはどうしても好きになれない!サビが!アンダースのvocalがなんかダメ! あと「Jester's door」という変に初期ファンの期待を煽るようなタイトルも蓋を開ければいまいちよく解らんインストだし入れなくて良かったんちゃうん...?と思ってしまいます。 しかし、ロックソングとして十分に通用する「Deliver Us」、In Flames印のギターメロディが聴ける「Ropes」、メロデスファンのツボを心得た「A New Dawn」など聞き所はしっかりあります。 なんだかんだこのアルバムも雰囲気は凄い好きだなぁ。