79年末リリースのサバイバーのデビューアルバム。デビューアルバムから クオリティの高い内容で、当時のロックの状況を反映したような内容と なっている。LET IT BE NOWのようにヘビーな三段ベースリフを用いてみたり 20/20,REBEL GIRLとポップなロックをやってみたり、AS SOON AS LOVE FINDS MEのようなSTYXばりのドラマチックなロックをやってみたりである。 ただあまりにも何でもありだったためか、バンドの方向性が今ひとつ 読み取れないきらいがある。ただチェイスやジェームスタウン・マサカ— といったブラスロックをやっていた人たちの集まりにしてはハードロック 志向で周囲を驚かせたようだ。今聞いてみるとそうしたバンドの試行錯誤 の過程がよく見えてかえって興味深い。