前2作があまりにも素晴らしいので、ちょっと損な立ち位置にあるが、 これも十分に超名盤レベルにある! やっぱジミ時代のサバイバーは 凄いや。 やまねこさんと同じく頭4曲は珠玉の出来だと思うし、中盤にも 泣かせどころが満載!"Across The Miles"の感動たるや・・・。 結構中古では安く売られているので見つけたら即買いましょう!
5. drowningwitch ★★ (2008-05-10 13:51:00)
2nd~6thの不動メンバーからリズム隊が抜けてJim、Frankie、Jimiの主要3メンバー&レコーディング用サポートメンバーで制作された唯一のアルバム。2007年発表の復活作Reachを別にすると実質上のラストアルバム。 一曲目(1)She's A Starでお決まりの景気付け一発を決めた後、憂いを含んだ名曲(2)Desperate Dreamsへと続き、Jimi Jamisonの魅力が最高潮に達したSURVIVOR流ハードロック(3)Too Hot To Sleepがトドメを刺す。続く(4)Didn't Know It Was LoveではこれぞSURVIVORとも言えるフック全開のメロディーの洪水を惜しみなく聴かせ、これもお家芸アメリカンハードロックの醍醐味溢れる(5)Rhythm Of The Cityではギターを聴かせる。 完璧。 本作が発表された1988年といえば、ブラックミュージック隆盛の真っ只中。産業ロックと称されたSURVIVORのようなメロディアスロックバンドには厳しい時代だったのだろう。今考えれば当時はバンド内の人間関係も最悪だったであろうし、もともとレーベルも弱小Scotti Brothers、SURVIVORがクリエイティビティを維持して行くには環境が悪過ぎた。そんな中では人間いくら頑張っても「もういいや...」となる。そして、解散。 本作は、黄金期SURVIVORが打ち上げた最後の花火だった。 明日をも照らすような眼も眩むほどの光を今も放っている。