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FORBIDDEN (1995年)
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. クーカイ ★★ (2003-01-14 23:24:00)

'95年発表。
『HEADLESS CROSS』を褒める声は多い。『TYR』を絶賛する声も多く聴く。『CROSS PURPOSES』を再評価しなければという声もある。しかし、本作に限っては語る者がいない。そんなに駄目な作品だろうか。
いいや。そんなことはない。確かに少々「ヘヴィネス」を意識した1曲目で、「あれれ、マーティンの持ち味を殺しちゃってる」と思う人は多いかもしれない。その第一印象が後々まで尾を引き、作品をトータルで考えた時に「今一つ・・・。いや、今三つくらいの出来か」という感想を抱くことになっているのかも。ICE-Tも参加しちゃっているし。でも、他の曲に関して言えば、先に挙げた作品群に収録された楽曲にひけをとらないものもある。本作だけが駄作扱いされるのは、なんとも納得がいかないのだ。
結局、少しばかりトホホなのはアートワークだけのような気がする。このアメコミ仕様の死神さんは、可愛いばっかりでサバスが体現している美しいHRにはそぐわない。




2. 柴が2匹(会社から) ★★ (2003-11-08 16:32:00)

ジャケットもお茶目と考えれば許せます(笑)
1曲目もICE-T氏が参加しようがヘビィなリフなのでOKです。
上記の方の仰るとおり駄作扱いはできましぇん。




3. 0フレット ★★ (2004-10-29 00:50:00)

95年発表のこのアルバム以降、今日まで正規のニューアルバムは出ていない。
分かるような気がするな。 リフにも唄メロにもサプライズが無いもんね。
このアルバムでの「サバス探検」としては、まずは③のイントロのアコーステックの部分です
ね、「霧の中をフラフラと夢遊」しているような感じはアイオミならではです。本編が始まると
「・・・・Zzz・・」。④、この曲が好きな人には申し訳ないが、このアルバムやこの時代の
サバスとアイオミの「苦悩」の塊のようなイメージを強く受けてしまう。逆さまにしても1円も
出てこない財布に指を突っ込み無理やりかき回してるような。
⑤はソロの部分だけ「You Won't Change Me」を一瞬髣髴させてくれた。
⑧アイオミがタマに演奏する「明るめ」の曲調。彼の隠れた「十八番」です。アレンジも
まあまあで、このアルバムでは最も聴く曲ですね。
⑩Kiss Of Dethはまるで「Mob Rules」から抜け出してきたような曲です。このイントロだとやはりハマリ役
はDIOの方でしょう。そしてこのアルバムで1番の聴き所が中間のテンポUPする数十秒
です。というか、近年のサバスで唯一オリジナル期の「ゾクッ」とさせてくれるワンフレーズ
を弾いています。ほんのワンフレーズで、ギターも機材も違うのにこのほんの一瞬「マスター
・オブ・リアリティ」の「音」になります。他の曲の音とは明らかにここだけ違います。
「分かるかな~」。




4. 夢想家・I ★★ (2005-02-04 00:01:00)

私の場合別に一曲目が駄目とかいう訳じゃないんですがトニー・マーティンのサバスに期待する路線とのギャップは確かに感じました。なので今までは 「駄作じゃないけど・・・」 って感じでそれほど頻繁に聴くことも無かったんですが最近何気なく聴いてみた所いろんな時代のサバスの美味しい要素がちりばめられているのに気が付いてじわじわとハマり始めました。
特筆すべきはこのアルバムでのトニー・アイオミの存在感の大きさ、唯一のオリジナルメンバーとして鬼神の如き演奏をしています。
※0フレットさん
不協和音のあと、1分30秒頃から始まるリフのことだと思ったんですがどうですか? 確かにここだけは往年のフレージングが復活してますね、これ聴いた時はちょっと鳥肌立ちました (笑)0フレットさんのご指摘が無ければ気が付かない所でした、ありがとうございます。




5. 0フレット ★★ (2005-02-06 00:31:00)

夢想家・Ⅰさん こん**は。
>不協和音のあと、1分30秒頃から始まるリフ・・・
?1分30秒ですか、あれ?「往年のフレージング・・・」ですから⑩Kiss Of Deth
の事ですよね。 それなら私が指摘した部分は、(私のPCでは)3:59から始まる
リフです。 ⑩Kiss Of Dethの事でなければ勘違いです。ごめんなさい。




6. 0フレット ★★ (2005-02-06 00:41:00)

連スレですいません。
夢想家・Ⅰさんの言われた1:30は③の事だったですねキット、ごめんなさい。
このリフは「古代妄想狂」似ですね。他のアーティストが演奏したらパクリ気味
ですが、元曲を作った本人だからOKですねー。




7. 夢想家・I ★★ (2005-02-20 11:47:00)

0フレットさん
すみません、パソコンの不具合でしばらく来れない間にレスをいただきましてありがとうございます。
結論から言いますと、私思いっきり勘違いをしておりました (汗) 、↑のは④だったんですが (フレージングがサバスクラシックぽいと思った) ⑩だったとは・・・まだまだ精進が足りませんでした。
⑩早速聴いてみたんですが 「おおーッ」 ってなりますね、 このアルバム過小評価だけどパーツ聴きすると おッ? っていうリフが結構出てきて侮れません。




8. 頭文字T ★★ (2005-05-07 00:38:00)

『ジャケ絵 1曲目』と『2曲目以降』は別の作品と考えましょう(!?)。
神懸かった演奏は聴けなくなったかな。
音質が冴えない。音の空間的な広がりが感じられず、透明感も乏しい。この時期のサバスには欠かせない要素なんだけど。




9. 臣呼吸 ★★ (2006-05-03 00:10:00)

少しコメントに悩むアルバムですね。
悪くはないんです、ただ「名盤か?」と聞かれるとちょっと首を傾げてしまいます。
演奏自体は全体的にヘヴィネスで悪くないですが、
マーティンのヴォーカルに昔のような勢いが無いと言うか・・・。
ただその勢いの無さが、かえって各曲のイメージに合うと思います。
ちなみに僕はこのアルバムを聴いた後に、「THE ETERNAL IDOL」などを聴くと、
「おおー、マーティンがんばっているなー」という気持ちになるんです。
というわけで僕はこのアルバムに必要なのは「勢い」だと思います。




10. 0フレット ★★ (2006-10-26 00:54:00)

やはり「サバス=様式美」というイメージのリスナーには紆余曲折しながら聴くアル
バムなんでしょうね。
確かに「名盤」かといえば「NO」でしょうねー。
曲の良し悪し、の前にそれまでのアルバムに比べて「バンド」としてのバランスは
崩れてますから、マーティンのVoに? というのもその現れです。
どこがどう崩れたのか・・・。 答えは簡単です。
アイオミが本気でアイオミしてしまった為です。
過去のアルバムは「黒」くないメンバーの色にアイオミが合わせていた為、バンドと
してのバランスは取れていましたが、リーダーであるアイオミが一人「黒」の本領を
発揮してしまうと、こうなってしまうんです。
分かりやすく言うとですね。
このアルバムと「TYR」を比べて聴いてみるとよく分かります。
なるべくVoを聴かないようにして「Aメロ」のギターを聴けばハッキリ違います。
同じギタリストか?と思うほど。
「TYR」のバッキングは「あのBLACK SABBTHの」「リフマスターとまで言われた」
アイオミが弾くバッキングではありません。そこいらの新人にでも弾かせておけば十分
みたいなバックです。只、これによってマーティンが唄いやすく、次の展開に行きやす
い環境を作っていた訳です。
メンバー個々の個性は必要です。ただ、最終的に目指すところのカラーは同じである
必要性はあります。 個人の「技量」とは別にアイオミの「黒」に磨きをかける「引き
出し(アイデア)」をもっていないメンバーだったというのが見事に露呈してしまった
アルバムという事ですね。(残念ですが、コージーも含めてね)
臣呼吸 さんが感じた「勢い」不足。 プロとはいえ、所詮人間が作り、演奏するもの
です。 無意識ながら微妙なズレは、聴く者には伝わってしまうんですねー。




11. COZYⅡ ★★ (2007-12-24 11:47:00)

コージーパウエル参加のアルバムを集めていたらたどり着いた。書き込みの少なさ、周りの人達の評価の低さから、あまり期待はしていなかったけど、そんなに悪くないと思った。ヘビーな音が心地良い。ちなみにコージーの演奏は並でした。



12. mamegoman ★★ (2009-05-20 08:04:00)

駄作という声が多いが、決してそんなことはないと思う。
粒ぞろいの佳作。様式美から、リフマスター復活への片鱗の見える作品です!



13. Dr.Strangelove ★★ (2009-06-15 01:14:00)

曲は良いんだがヴォーカルの状態が良くない。
DIOあたりに歌わせればかなりグレードアップしたに違いない。実に惜しいアルバム。
駄作ではないけどサバスのアルバムの中ではだいぶ下のほうかな。




14. SAKIPAPA ★★ (2009-09-16 17:21:00)

久しぶりに引っ張りだしてきて聴きました。
HEAVEN AND HELLの「THE DEVIL YOU KNOW」を聴いてから
本作を聴くと、なんとなく納得出来る。
要は「DEHUMANIZER」以降、アイオミが目指した様式美サバスと
モダンへヴィネス/ドゥームの現代的解釈との融合、の過渡期に
ある作品だったのだ、と解釈したい。
この頃のサバスって、どうもロニー&ヴィニーと、トニー・マーティンが
出たり入ったりするタイミングが、「アイオミの演りたい音楽、
目指すサウンド」のタイミングとマッチングしてないのが聴き手を
混乱させた原因のような気がするんだが…。
だから、↑の方の言うとおり、本作をロニーが歌っていれば…は激しく同意。
たまたまipodで「THE DEVIL YOU KNOW」と本作をシャッフルして聞いて
妙に納得してしまったのだが、ファーストトラックの「ILLUSION OF POWER」
なんて、ロニーが歌えば絶対ハマるし、「Atom and Evil」と入れ替えて
聴いても全然違和感がない。
ただ「RUSTY ANGEL」はね…別の意味で衝撃的でした。



15. TV CRIMS ★★ (2009-10-02 12:28:00)

バーン誌ではとんでもない低い点数が付いてた記憶があるのですが、アイオミ節は健在。変なラッパーのプロデュースでの不安も杞憂でした。しかし音が悪い。特にダンボール音のドラム。でもプレイは最高です。KISS OF DEATHとかアプローチの仕方はすごいです。Rusty Angelのギターはホテイかと思いました。



16. TV CRIMS ★★ (2009-10-02 12:35:00)

ちなみにコージーパウエルの最後の遺作はイングベーのマグナムオーパスですが、
このアルバムは最後から2番目です。



17. ひげ ★★ (2009-12-07 22:52:00)

このアルバムってマーティンさんが歌詞を思いつきで歌ったものじゃなかったですっけ?? そこでみんなの"??"が生まれちゃっているんじゃないっすかね??
歌詞の一行が長くなって、唄にパワーを注ぎきれてなかったという印象っす。
おしいけどかっこいいアルバム。



18. ひげ ★★ (2009-12-07 22:53:00)

すんませんかぶりました



19. ムッチー ★★★ (2010-01-01 15:00:00)

今のところBLACK SABBATH名義では最後になっている、1995年発表の18枚目のオリジナルアルバム。
ラインナップは超名盤『TYR』と同じで、アイオミ・マーティン・コージー・ニール(+ジェフ・ニコルズ)。
ってなわけで、そう、メタルKEISHOUさんのおっしゃるように、悪いわけがないぃ~!

前作と同じ様な方向性ですが,以前のマーティン在籍時4作より荘厳さは薄れて邪悪さを取り戻してるかな。
前作ではどこかちぐはぐさも感じたんですが,今作は黄金ラインナップということもあって,
バンドとしてうまく噛み合ってると思います。こぢんまりとまとまってる感もありますが,これも間違いなく名盤!

自分にとってこのアルバムの何より好きな点は、「どこまでも暗くて哀しいこと」です。
⑧"Rusty Angels"は少し毛色が違いますが、他の曲はどれもため息を突きたくなってしまうほどに哀しい。
ギターの1音1音、ドラムの1音1音、ヴォーカルの一言一言の芯まで哀しみが込められてるというか・・・。
この正統派のブリティッシュ臭がたまらんのですわ。ホント、どツボです。

まだ全部のアルバムを聴いたというわけではないんですが、
ホントに最後までサバスは外れがなく安定した素晴らしいアルバムを作り続けてくれるなぁ、と感じます。
現在はロニーを迎え入れてHEAVEN AND HELL名義で活躍を続けていますが、
もしこの体制のままサバスが続いていたらどうなったんだろう。そして、それを聴いてみたかったな・・・。
後追いの自分が言うのもなんですが、そう感じさせるようなアルバムです。




20. 10式 ★★ (2012-02-05 11:42:06)

悪く無い。良いって訳じゃないが、悪く無い。某誌が言うほど悪く無い。
確かに歌メロには乏しい。マーテインを使っている意味は確かに無い。
だが、リフは良いぞ。聴かず嫌いは良くない。俺も最近まで聴いて無かった。
某誌の影響だ。ジャケもあれだしね。。つくづく思う。。某誌絶対はクソだ。



21. 失恋船長 ★★★ (2014-07-01 15:14:52)

リリース前もリリース後も多くの方から非難を受けたサバス史上もっとも問題の多かったアルバム。理由はプロデューサーに黒人ラッパーとラップのパートがある事が発端となり英国の伝統、ひいてはメタルへの愚弄等と散々な言われようでした。当時の風潮は確実にネガティブなもので、そりゃもう忘れられませんね。
と言うわけで今作は友人がただ同然で譲ってくれた一枚、結論から言えば「何があかんの??」「サバスじゃん」「いやいや丸っきりサバスじゃん」誤解を恐れずに言えば僕は様式美系サウンドが大好物なのです「TYR」や「The Eternal Idol」「Headless Cross」なんかは様式美系としては誉れ高いが所謂、サバス的な感覚で言えばちょっと違う方向になるわけです。そういう観点から行けば今作はそれまでのサバス同様流れの中で出来上がった一作だし、概ねこれまでのスタイルを踏襲しているし網羅している。何故にあそこまで叩かれたか悩まされる一枚となりました。ドゥーミーな①のラップなんて全然気にならないし完全に消化されている、ポップな⑧もマーティンの深みはあるがマイルドな歌唱スタイルやジェフの奥行きのあるプレイ、コージーのドラムと威厳は失われていない(全般的に力の弱いダイナミズムに欠けたミキシングは不満です)。ラッパーを入れた実験要素などほぼなし、ある意味、黄金のラインナップが今の時代を意識しらしさを失わず多様性も孕み聴きやすくまとめた意欲作と言うだけの話。こういう問題作を逆説的に持ち上げる風潮もありますが、ドゥームより様式美派の僕としては尚更、引き寄せられる要素も強いですね。マーティンならではの歌声が深みのあるサウンドにマイルドな要素を持ち込み聴きやすくまとめ上げた今作の光沢も新時代の1995年のサバスサウンドだと激しく思います。


こっからは少々話が変わるのですが、メタルにラップなどけしからんと叩きのめされたアルバムですが(トニー・マーティンもあかんのだろうね?)その数年後、メタル界はどうなったでしょうか?そして今はメタルにラップなんて当たり前にあるわけだし、なんならこれがこれからの形、マーティンのようなメロディをなぞるなんて古い古い古い、グォーっと叫んでいないの、言われているわけです。最終形態がマスク被って大所帯です。時代が違うと言われればそれまでですが、いまもっても今作がダメなら…もう言いませんが、このアルバムを聴くと当時を思い出し嫌な気持ちになり、今を見渡せば腹が立ちます。1995年、20代の僕はまだまだウブでした。それはHM/HR系の音楽に、流行り廃りなどとは無縁の音楽でどんなにセールス的に優れたものがあってもサバスやメイデン・プリースト等の前では不要な論理と思っていたわけです。その後のシーンの激変ぶりを僕は遠くから見ておりました。まさに他人事なわけです。時代とともにスタンダードが変わるわけがない、それだけの話です。




22. 火薬バカ一代 ★★ (2015-12-28 23:01:53)

COZY is back! 愛しの『TYR』編成により制作されたBLACK SABBATHのアルバムですが、レコード会社からの「今はラップ・メタルとかがクールなんでゲスよ。うへへ」(悪意ある誇張)との全くクールでない入れ知恵の下、ラッパーをプロデューサーに起用して、更にコミカルなアートワーク――イラスト自体は悪くない出来――は荘厳だった前作との落差がタイガー・スープレックスばり・・・と、当時は聴く前から嫌な予感をひしひしと覚えざるを得ませんでした。
事実、うねり押しの曲調や、蠢くように刻まれるGリフは明らかに90年代仕様で、こうした低重心なサウンドの中ではトニー・マーティンが持ち味の「伸びやかさ」を十二分に発揮出来ているとは言い難く、歌メロが精彩を欠く印象。そのせいか収録曲のむらっ気は前作以上で、“CROSS OF THORNS”級の名曲も見当たらず…。
ただ、主張の強いアイオミ御大のGとコージー大先生のDsが醸し出す、厳粛たるヘヴィネスとドラマ性がのたうつ④⑤⑩といった突出した逸品が証明する通り、ヘヴィ志向を打ち出しても単なる流行の後追いには甘んじず、逆に「真のヘヴィネスってのはこういうことだ!」と、オリジネイターとして手本を示すが如き凄みと説得力を漂わす辺りは、さすが本家にして元祖。
聴き終えてみれば、これが(多くの人のご指摘通り)BLACK SABBATH以外の何者でもない仕上がりで、ラッパー恐るるに足らず!と。様式美サバス時代の他作品と無用な比較さえしなければ、十分に楽しんで聴くことが出来る秀盤と言えるのではないでしょうか。



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