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Here in After

米国産デスメタル1996年作
同時期の気持ち悪い旋律を武器に表舞台で活躍するデスメタルと比べて、かなり地味に聴こえるのは、一本調子で展開下手な固有のスタイルのせいだろう。
このサウンドは、印象に残るメロディやキャッチーでドラマチックな展開とか絶妙なギターワークとか、そういった次元で語るサウンドではない。
そういうコマーシャルな茶目っ気を排除したところが大きな魅力で、真っ黒な、閉塞的なギターの重低音とドラム乱打の塊が渦となって襲い掛かる様を
堪能するためのデスメタルだ。濃いアングラ臭を漂わせ、黒い塊となって暴れ回る音像からハーモニクスが飛び道具のように突き刺す、濃厚な魔性が魅力だ。
その作風に惹かれるが、そもそもそういう一本調子な音楽性であるが故に、この作品以降の類似した作風が受け入れられず、また、キャッチーさが加わると
尚更敬遠したくなる。ボクにとっては同時期の同路線INCANTATIONは、より凄みを増して進化していった分、溝を開けられたという印象を持ってしまい
この盤までは愛聴盤だったが、それ以降は離れてしまった。

kamiko! ★★★ (2021-09-05 23:52:53)


Close to a World Below

うーん、悩ましい。
名作と紹介されることが多い作品ですが、僕はそこまで良いか?と思うことがしばしばあります。
で、一つ、短いリフの繰り返しがしつこいことが僕は嫌なんじゃないかと思いました。
この作品、全体を通してメロディとは言えないくらいの短いフレーズが何回も何回も繰り返される場面が多いのですが、それが僕の中で快感につながりにくいのかもしれないと感じました。
良いメロディも沢山詰まってますし、こんな独特な空気を持った作品は他に無いと思います。なので、その点に於いては名作と言われるのも分からなくもないのですが、僕はImmolationのこの後の作品の方がクオリティも高いし聴きやすいと思うので、なぜここまで他の作品と評価の差が出てしまったのか不思議に思います。
またこの作品の良さに気づけたら、文を綴りたいと思います。
とりあえず今回はここまでということで。

悪い悪魔 ★★ (2021-09-05 15:02:02)


Failures for Gods

Immolationの名作と言われている1stと2nd、4thに比べてあまりフォーカスされない地味な立ち位置にある3rdアルバムです。
個人的には結構好きなアルバムで、2ndや4thより好きなアルバムかもしれません。
2ndと4thの一般的な評価とは違って、僕はあまり好きになれなかったのですが、その二つに挟まれているこの作品はとても自分の好みにマッチしました。
2ndは無機質な曲が多く、個人的には聴くのが辛いところがあったのですが、今作は少しだけ1stの頃に回帰したのか、宗教的なメロディが多く登場し、やや無機質感が薄くなったと思います。次作の4thはその宗教臭いメロディはそのままにさらにカオテイックになった印象があるのですが、あちらの方も2ndと同様、未だに僕は好きになれません。おそらくですが、その要因は無機質感がまた復活しているからだと僕は考えています。
そして今作はその2ndや4thより幾分もリフが面白いと僕は思いました。
それは前述した宗教的なメロディが陰湿ながらも心地よいことが大きく影響しているのではないかと僕は思います。なんなんでしょう、このとてつもなく冷たくて暗いのに聴いていて気持ちいいリフは。
2ndのリフは単に暗いだけでなかなか心地よさに繋がらなかったのですが、今作はそういった点であちらより優れていると僕は思いました。
あと4thと比べた場合に、こちらの作品の方が単音のリフが多いので、聴いた感覚がオーソドックスなデスメタルに近く、僕にとって親しみやすいのは今作の方ですね。
そして2ndまでに漂っていた退屈感は今作では少し解消されていると思います。まだ全体を通して一本調子な感じは完全には拭えてはいないのですが、僕は2ndより聴きやすいと思います。
ただImmolationは路線を変えずにひたすらストイックに同じことを突き詰めていくバンドなので、やはり後々の作品の方が洗練されており、聴きやすさとクオリティは今作より上だと思います。
ということでImmolationを始めて聴くなら後期の作品の方をおすすめしますが、初期の隠れた名作的なものが聴きたいなら今作をおすすめします。何度も同じようなことを言いますが、僕は2ndや4thを買う前にこちらを買った方がImmolationの良さが分かりやすいと思いますね。ただ2ndや4thに僕が気づいていない魅力があるのかもしれないので、強くは言えませんが...。

悪い悪魔 ★★★ (2021-09-05 14:35:43)


Kingdom of Conspiracy

少し前にAtonementのコメントを書いた後、この作品をすぐに注文して早速聴いてみました。
やっぱりいい!
Kamiko!さんがAtonementのところでおっしゃっていた通り、モダンな音質のせいかこのバンド特有の閉塞感は薄いし、煌びやかになり過ぎている印象も持ちますが、音楽の芯の部分はブレていないと僕は感じました。
ただAtonementとは微妙に作風が違っており、Atonementほど邪悪で荘厳な空気は漂っていません。このKingdom of ConspiracyはそういったImmolation特有のアトモスフィアを意図的に抑え、あえて無機質な凶暴性を剥き出しにした作品だと僕は感じました。
というのもこれの前のMajesty and Decayという作品は邪悪ムード全開の作品だったと僕は思うので、今作はそれとは同じにならないようにあえて路線を少し逸らしたのではないかと思います。なのでimmolationにしては珍しく純粋なブルータリティだけで押してくる作品になったのだと思います。
そう考えると、今までの邪悪オーラ全開のImmolationが好きだった方には合わないというのも分かる気がしますね。
ただ、僕はImmolationを聴くのは完全に後追いなので、このバンドの特定の時期に思い入れがあるわけでもなく、先入観のないフラットな気持ちでこの作品を聴けたから好印象に受け取れたのだと思います。
それに今までに比べて邪悪な空気が薄いというだけで、やはりこれはImmolationだというオーラは変わらず放っていると僕は思いました。
個人的にはImmolationを初めて聴くなら評価の高い初期作より、このKingdom of Conspiracyか次のAtonementの方が分かりやすくて入りやすいのではないかと思います。

悪い悪魔 ★★★ (2021-07-28 11:42:26)


Kingdom of Conspiracy

9thアルバムです。今回から日本盤も発売されました。
路線自体は前作のMajesty and Decayに近いですが、よりパワフルかつヘヴィになった気がします。
音質は硬質でクリアー、そして重低音もしっかり効いており、いう事なしの音質。
ヴォーカルのRoss Dolanはさらに威厳のあるグロウルを披露しています。あまりの迫力に圧倒されそうです。
リフはオールドスクールなものをベースにしつつ不協和音っぽいものを交えたりしながら、暗黒デスらしさを強調しています。
曲によってはブラックメタルっぽいフレーズもあったり、多彩ながらも芯のしっかりしたリフを聴かせてくれます。
ベースは結構クリアに聴こえます。特別テクニカルなフレーズがあるわけではないですが、しっかりと芯を支えてくれています。
ドラムは音質のおかげでやたら硬質かつ力強いです。安定感もあり、しっかりしたドラムです。

個人的には最も彼らの中で力強いアルバム。小細工なしで力任せに相手を叩き潰してしまうようなパワー、ヘヴィネスがあります。
初期ほどアングラな感じはしませんが、ベテランの貫禄がありますね。

GOD ★★★ (2015-12-18 10:47:36)


Failures for Gods

3rdアルバムです。
オールドスクール色の強い1st~2ndや、暗黒ブルデス要素の強い4th以降の中間のような路線です。
音質は籠り気味ですが、音量、音圧ともに大きく迫力があります。
このこもった感じが邪悪さや暗さを増長させてますね。
今作で加入し、Unholy Cultまで担当したAlexのドラミングは、このアルバムが一番ブチ切れてるような気がします。
いい意味でヤケクソに叩きまくってる感じが最高です。
リフも暗く荘厳で、グロウルもメッチャ凶悪です。
洗練された4th以降に比べると、荒さや単調さも感じられますが、個人的にはかなり気に入ってます。
他人を寄せ付けない圧倒的なまでの極悪さはたまらないものがあります。
暗黒デスメタル好きは是非買って、この邪悪さを味わっていただきたいです。

GOD ★★★ (2014-12-31 04:25:22)


Close to a World Below

2000年発表の4thアルバム。
大御所ながら日本ではやや地味な扱いのバンドですが、このアルバムは彼らのアルバムの中でも人気が高いようで、名盤扱いされています。

音質は音圧が凄くあり、音の分離も特に問題はないかと思います。

このバンドで特徴的なのはまずこの邪悪極まりないリフですね。
ブラックメタルとはまた違う荘厳で邪悪なメロディーにひれ伏すしかないです。
ヴォーカルは非常にディープなグロウルで邪悪さと威厳さを兼ね備えたデス声です。
聴いていてゾクゾクします。
ベースはあまり目立っていませんがしっかりボトムを支えています。
ドラムは爆走一辺倒ではなく、スロー、ミドルも結構叩いてますが、非常に曲にマッチしてますね。
スラッシュビートはほとんどなしですが、ブラストビートは速くて荒々しくてカッコいいです。

全体的にやはり邪悪さが目立つアルバムでMorbid AngelやDeicideに肉薄する邪悪さだと思います。
デスメタル好き、特にオールドスクール系が好きな方なら是非聴いて欲しいですね。

GOD ★★★ (2013-11-14 11:15:23)


Close to a World Below

Dsの音質良くなって演奏がタイトになり迫力も増した
音楽性もまさにジャケットが示す通り
IMMOLATIONではこれが最高傑作だと思う

SOSO ★★ (2005-10-02 17:42:00)


Failures for Gods

彼らの作品では一番聴いたかな。
緩急をつけたりして工夫したりしているのが分かる。
が、相変わらず展開が一本調子でつまらない。
でもまあ、こういう(ブルデス?)のが好きな人はかなりハマると思う。

noiseism ★★ (2005-05-16 00:41:00)


Here in After

いやぁ相変わらずかっこいいです。この曲調とVoが素晴らしいです

SOSO ★★ (2005-04-12 19:59:00)


Failures for Gods

1999年作
非常にカオスティックかつ暗く、閉塞感抜群の壮大なデス・メタルが展開されている。
Voも重低音で、バスドラも効いてる。彼等特有のピッキング・ハーモニクスの不協和音も健在であり、もはや彼等ならではのサウンドだ!!

ローランDEATH ★★ (2004-04-25 01:02:00)


Here in After

1996年作。
これほどまでに閉塞的かつヘヴィな「音」はないであろう。
低音弦でのピッキング・ハーモニクスがまさに鼓膜を突き破るほどの凄まじい不協和音を放っている。ブラスト・パートも勿論あるが、引きずり、のた打ち回るような重低音リフに最大の特徴あり。

ローランDEATH ★★ (2003-06-03 23:29:00)