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夢想家・Iさんが同意した発言一覧 1-8
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夢想家・Iさんが同意した発言一覧 1-8



BLACK SABBATH - 13

まずはトニー、ギーザー、オジーのオリジナルSabbathメンバー3人によるニューアルバムの完成を素直に喜びたい。そして、素晴らしい作品を届けてくれたことに感謝しています。
しかし、B誌のレビューやメンバーのインタビューなどで、2nd、3rdあたりの次のアルバムとして発表してもおかしくない云々・・とありますが、それを期待して聴くと、特にその頃のアルバムを聴き倒した方々は肩透かしを食らうと思います。
方向性としてはロニーSabbathのThe Devil You Knowの方向性を受け継ぐ、現在の2013年のBlack Sabbathのアルバムです。そこに、Vol.4あたりまでのアイデアも意識的に取り入れて原点回帰を狙ったと思われますが、ダウナーなリフとスロー/ミディアムな曲で埋め尽くされた楽曲群は、初期のBlues/Jazzをベースとしアッパーな部分も織り込んだ音楽性とは質感が異なっています。
個人的にはトニーとギーザーの2人のコンビネーションがあればSabbathの音は最低限保たれていると思っているので、そこにオジーが加われば紛れもなくBlack Sabbathです。こうなるとやはりビルの不参加が惜しまれますが、過度に初期の音楽性を期待しなければ十分満足できる作品だと思います。
オジーのVoの衰え加減は、1stの頃のしわがれた魔女のような声質で、むしろ歓迎しているのは僕だけでしょうか?

鯖酢 ★★★ (2013-10-07 23:36:24)


JUDAS PRIEST - British Steel - Metal Gods

サバスの「アイアン・マン」の世界観に変わるものを80年代初頭のプリーストが提示した名曲ではないだろうか。
この2曲を比較したいのは、どちらの曲もヘヴィ・メタルの擬人的イメージとしての「金属ロボット」をモチーフにしている点にある。
「アイアン・マン」の方は、「彼がかつて救った人々を殺しまくる」という、古典的な“ロボットの悲哀"を歌っている。いかにも70年代的ではないだろうか。
一方「メタル・ゴッズ」は、そんなダーティで悲哀に満ちた存在に対し、「みんなひれ伏せ。それが我らの連帯だ」と歌っているように思える。これこそ80年代ヘヴィ・メタルの思想そのものではないだろうか?
この二つの曲、どちらもミドルテンポの「変な曲」だ。どちらからも、重金属の両足を不穏に引きずる足音が聞こえる。しかしその響きは大きく異なる。
70年代の足音、80年代の足音。
とても興味深い。

inokou ★★★ (2004-10-30 17:39:44)


JUDAS PRIEST - Firepower

動画サイトなどで先行配信されたタイトルトラックの『Firepower』を聴いた時から嫌な予感がしていた。その過去の財産を当てにした作風と、近代的なサウンドメイクによる奥行きのなさ、前作『REDEEMER OF SOULS』の時から、リフワークなどで顕著に感じられる、所謂、英国的な翳りと深みの欠如が相当気になる楽曲だった。『REDEEMER OF SOULS』はアルバム全体が70年代的スタイルに重きを置いていたので、古めかしい作風と近代的シャープな音像のリフと言うのも、新旧のサウンドを両立させたと好意的に受け止める事が個人的には出来たが、今回のような80年代的な、しかもJP自らが作り上げた純度100%のHM/HRサウンドとなると話が別です。その違和感を拭えないサウンドメイクと、過去の流用、その二点と折り合いをつけれるかが最大のポイントだろう。

そういう疑念も持たない方であれば、JPらしいメタルナンバーが揃った名盤として楽しめるでしょうね。ただ、一たび、違和感を覚えたらかなり苦しいでしょうね。ある意味、セルフパロディと揶揄されても仕方のない作風だからです。
これはモダンへヴィネス時代とはわけが違い、自らのフィールドでの出来事だけに、余計に始末がわるい。この路線なら、シャリシャリとした音のギターは違和感がエグイ。そしてセルフパロディ感を強める凡庸なリフワーク、この程度のアイデアは王者たるJPには相応しくないと思えるからです。

個人的には、この手の作風をズッと聴いてきました。世間から何時まで、そんな古いものを聴いていると冷笑された90年代の中期、そして2000年の幕開けと、わき見を振らずに楽しんできました。故に、JPをお手本としたバンドを当たり前に聴き続けていたので、本家がカチアゲのはたき込み相撲では、厳しい一枚と感じずにはいられません。正直、過去のアイデアを盛り込んだ作風はロブ復帰の第一弾でやったので二番煎じ感がハンパないですよ。


かつてシーンを牽引し隆盛を極めた多くのバンドが終焉を迎えつつあります。JPもカウントダウンでしょう。LIVEではクラシックソングのオンパレード、新しいアルバムから3曲程度のセットリストでしょう。それならば、もう少し実験的な音で攻めるのもアーティストとして重要な事のように感じられる。どうか今作がスタジオラスト作にならぬように祈りますね。映画ダイハードシリーズみたいに回を重ねる度に中身が薄くなるようでは困ります。
JPの看板は重いです。それほど、多くのアーティトに影響をもたらし、今なおフォロワーを生み出しています。

グレンの病気による離脱、パーキンソン病ではギターは弾けなくなるでしょう。なんだか寂しい気持ちになるアルバムでした。それだけに昔のフィーリングを生かしつつも、英国的な威厳をたっぷりと見せつけた④は素晴らしい出来栄えだった。抑え気味のドラムもJPサウンドですよ。と辛らつな論調になりましたが、ワタクシが過度の期待を膨らませただけです。

彼らは自ら作り上げたスタイルとアイデアを再提示したのです。重厚なるHM/HRの系譜、それらをすべて受け止め、往年の姿へと無事に帰還を果たしました。前作よりも派手さが増量したのも、この音を待ち望んでいたファンにとっては喜ばしい事でしょう。
多くのファンの気持ちを満たすべく最大公約数の作風に仕上げた王道HM/HRサウンドの前に戯言は無用でしょう。

失恋船長 (2018-03-16 16:08:41)


JUDAS PRIEST - Jugulator

発売当時は、曲の出来というより、①のようなじらしてじらして爆発!みたいなアレンジがかっこいい王道、理想のオープニングであるものの、リッパーがハイトーンの狼煙を上げる前の疾走するドラムが軽めで引っ込み気味のミックスだったり、エッジは剃刀のように鋭いが、厚みに欠けるディストーションバリバリのギターの音が早くも俺の期待を裏切り、いい録音機材が揃っているであろう1997年にこのビッグネームのアルバムの音がこれかよ・・・とショックを受け、全体的につかみが悪い曲が揃っていたことも手伝い長らく聴かずにいたが、年月を経て、許容量が広くなった耳で改めて聴いてみると、やっぱり凡百のバンドにはない凄みが曲から伝わってきて、あれ?意外といいじゃないか、という評価を持つに至った。
当時のモダンヘヴィネス的なリフに旧来のファンは賛否もあろうが、創り手がいいと思った要素なら柔軟に取り入れればよい。時代とともにマイナーチェンジはあれど根底にあるサウンドがかもし出す威厳はやはりJPにしか出せないもがある思う。

koguma ★★ (2010-03-09 05:58:00)


JUDAS PRIEST - Jugulator

バンド史上最もドラスティックな作品。ボーカルがロブ・ハルフォードからティム"リッパー"オーウェンズへ。
ジャケットの画が実に昔のゲーム臭がする。
肝心のサウンドは...うん。悪くないねぇ。冷徹にギターリフが地面を押し付けているかのようだ。
ネット上に散見されるネガティブなコメントを見る限り、「この作品はイカンのかな...」と思っていたが、
予想をいい意味で裏切られた。
恐らく当時のファンからしてみれば、相当な戸惑いがあっただろう。
あれだけ長い年月をかけてロブの後任のオーディションが行われたのだ。
どれだけティムが仕事をしてくれるのか、Judas Priestという看板を背負うのにふさわしいのか、ロブ・ハルフォードと比肩する、あるいはそれを凌駕するボーカリストなのか...。
その期待値の高さは、僕の想像をはるかに超えたレベルにあると思う。
サウンド自体も、ロブの幻想を取り払うかのようなものだ。
しかし、チマタのレビューのサイトを見る限り、ポジティブなコメントは多くはない。
先入観という壁に立ちふさがれた時ほどむなしいものはない。
今だからこそ、その壁を蹴破ってみるのはどうだろうか。
ロブの復帰によってJudas Priestの歴史上「なかったこと」にされるにはもったいない作品だ。

神鳥 ★★★ (2013-03-06 21:50:09)


JUDAS PRIEST - Nostradamus

ロブ・ハルフォード復帰第二弾が、あのノストラダムスをテーマにした二枚組のコンセプト・アルバムに挑戦した意欲作。個人的にはなぜ?今ノストラダムスなのか?という疑問はありますが、予言者という彼の数奇な運命を語るシリアスな作風となるのは購入前から想像をしていました。コンセプトアルバムと言う事もありシンフォニックなアレンジを随所に施し今までの姿とは明らかに違う面を思いっきり魅せてくれ驚かされましたね。もっと単純なメタルアルバムで速いのキャッチーの、そして大作を中盤とラストにでも持ってきてハイ出来上がりみたいなノリで来るのかと思っていたらシンフォニックという煌びやかな装飾も程々にミドルテンポの楽曲が中心の重厚な作風を叩きつけくるとはベテランバンドの意地と経験からくる見識と老獪なテクニックが生半可なものを作ることなく新たなる魅力を提示しています。正直ミドルナンバー中心ではダルい感じになるんじゃねえの?そんな危惧は拭えなかったし、中途ハンパなブルータル路線もあるんじゃないのと不安な要素も多々あったのですが、やはり百聞は一見にしかず、実際こうして聴いてみると、よく練り上げられた歌メロやシンフォニックなアレンジを際立たせるメロディとメタリックなギターリフを放り込み、さらにはロブ・ハルフォード本来の魅力を余すことなく伝える中音域を中心とした説得力溢れる歌声を轟かせ、楽曲に散見するキャッチネスさもしっかりと伝え実に丁寧に作りこまれた作風になったと改めて驚かされます。前作が旧来のファンに復活を告げるべく、あまりにも自分達の型に擦り寄った作風であり新鮮味に欠けていたと思います、だからこそ今回は今までに無い手法に挑戦したのでしょう、LIVEはクラシックナンバーでやります、アルバム位は好きにさせて欲しいと言うバンドの思いが透けて見える気がするのは僕だけでしょうか?第一線での現役生活もあと僅かになるかもしれないバンドが過去の焼き回しで終わるのではない、自分達の新たなる可能性と魅力を余すことなく伝えてくれる今作こそ残暑も終わりつつある秋の夜長に向き合うにはピッタリの一枚かと思いますよ。

失恋船長 ★★★ (2012-09-21 21:22:35)


ももいろクローバーZ

人それぞれいろんな感想があるのは仕方ない。メタルを愛している者には今回のオズフェス参戦はメタルを馬鹿にしてるように見えるかもしれないですけど、私自身は参戦できないですが、楽しみで仕方ありません。正直、ここ一、二年のメタルを含めたライブの中で最も素晴らしかったのはももクリ2011のライブです!マーティ・フリードマンとのコラボは凄まじい盛り上がりでした!あのライブが今のブレイクを決定的にしたと思っています。

なぜ、ここ二年で急激に人気が出たのか…それは彼女たちのライブパフォーマンスがあまりにも素晴らしいからです。今まで様々なジャンルのライブに参戦してきたももクロならきっとオズフェスでもやってくれると信じています。否定的な方はそれでもいいです。ただ、ライブを観てみてどう感じるか…ライブが終わった後の評価が楽しみです。

オザキング ★★★ (2013-04-30 03:34:33)


四人囃子 - 一触即発

フロイドっぽいといわれたら確かにフロイドっぽい。
例えば一触即発のAメロなんかはBreatheのイントロ~Aメロのイメージを彷彿させるし、探せばまだ出て来そう。
ただこのアルバム全体を包み込むのは、難解な「プログレ」な音では決して無いと思う。
フォーク的要素、フュージョン的要素等、このアルバムは日本人がもつ音楽的ニーズを上手く包括していることが感じられるし、実際このアルバムからは日本人的な憧憬を強く感じてしまう
このアルバムをジャンルとして捕らえるのであれば一般的には「プログレ」だろう。
しかし、自分自身は上記の点から、このアルバム実際にはプログレ風味を持った大衆音楽であると感じていて、「ものすごく頭の良い人が作ったポピュラー音楽」、あるいは、「自分たちの感性に沿ってやりたいことをやった至極自由な音楽」ということを考えてしまう。
いずれにせよ、この音楽は日本人にしか作れない音であり、日本人であれば絶対にマッチする部分があると思うので、聞いたほうがいい
ちなみにこのアルバムが「海」なら、次のゴールデンピクニックスは「山」っぽい

ロメオメオ ★★ (2010-07-30 03:08:00)