1993年にノルウェーのオスロで結成されたシンフォニック・ブラックメタルバンドである。
バンド名の由来は、アイスランドの溶岩で出来た名所の地名で、暗黒の城を意味する。発音は、日本ではディム・ボガーが一般的になっているが、海外ではディム・ボルギルなどと発音する。
デスメタル、ブラックメタルバンドを多く輩出しているスカンジナビア半島、ノルウェー出身のバンドで、Shagrath、Silenoz、Tjodalvらによって結成された。1st、2ndアルバムはブラックメタルらしいアンダーグラウンド要素の強い音楽に、幻想的で悲壮感の漂うキーボードが融合された作品だったが、レコード会社をNuclear Blast GmbHに移籍後の3rdアルバム『Enthrone Darkness Triumphant』(邦題:暗黒の帝王)以降は、シンフォニック色が強まり、フルオーケストラを起用するなど、メジャーシーンに躍り出るバンドとなった。現在では世界でも人気の高いブラックメタルバンドである。 過去にノルウェー国王の前で演奏を披露したこともある。 また2007年発売の7thアルバム『In Sorte Diaboli』は本国ノルウェーのチャートで1位を獲得し、また米国のビルボード誌にも43位にチャートインされた。続く8thアルバム『Abrahadabra』もノルウェーで2位、全米42位を記録。一方で、激しいメンバーチェンジを繰り返しているバンドで、常に在籍しているのは結成者のShagrathとSilenoz(メインソングライター)だけである。
2001年には東京、大阪での来日ライブを行っている。この来日の模様はDVDで発売された『World Misanthropy』に一部収録されている。 また、1999年、2004年にも来日するとアナウンスされていたが、どちらもキャンセルされ、2011年に10年ぶりの来日、東京、名古屋、大阪でのライブを行った。
Current members
Shagrath (Stian Tomt Thoresen) – lead vocals (1995–present), drums (1993–1995), guitars (1995–1998, 2005), bass (2005), keyboards (2010)
Silenoz (Sven Atle Kopperud) – rhythm guitar (1993–present), lead vocals (1993–1995), bass (2005)
Galder (Tom Rune Andersen) – lead guitar (2000–present)