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WALTER GIARDINO TEMPLE - Walter Giardino Temple ★★★ (2018-06-20 14:52:17)

アルゼンチンの至宝。Rata Blancaのギタリスト、ウォルター・ジラルディーノのソロプロジェクトチームによる1st。1997年にRata Blancaは時代の流れに即したモダンへヴィロックサウンドを意識した『Rata Blanca VII』をリリース。
やはり音楽性の変化はメンバーの総意ではなくバンドは解散。その後、直ぐに立ち上げたと言うか並走していたのがコチラだった。
アルゼンチンのRAINBOWと言われたバンドの創始者だけに、その音楽性をコチラでは全開に発揮。叙情的なメロディと南米特有の情熱的なサウンドが高次元で融合、ウォルターお得意のオマージュも隠し味に、燃え滾る様式美サウンドを披露する事により、失われたRata Blancaの意思を引き継いでいます。
歌い手がバリラーリ程、歌い切れていませんが、マニアならネオクラ風味も満点の古典芸能ギターに酔いしれるでしょう。勿論、お得意のスローナンバーで聴けるエモーショナルなタッチにもゾクゾクさせられますよね。
テクニカルで構築美のあるギターを光らせるのは、叙情美溢れる情熱のラテンメタルだというのがエグい位にカッコいい。Rata Blancaファンは勿論ですが様式美マニアなら迷わずゲットですね。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Rock File on Video 1989 Vol.2 ★★ (2018-06-20 14:28:42)

1.YELLOW / SWEET DEATH
2.RUNNING HELL / SABBRABELLS
3.COMBAT ! / UNITED
4.ENEMY OF WITHIN / WARPIGS
5・呪縛 - 人形嫌い / BELLZLLEB
6.GLAMOUR GIRL / LADIES ROOM
7.TOY DOLLS / かまいたち
8.DIVE / VIRUS
9.GLORY AND GLORY / PRECIOUS
10.LOOK FOR MY FANCY / TERRA ROSA

上記アーティストが参加したオムニバスのVT。
オリジナルラインナップによる復活を果たすサブラベルズの②は高橋喜一と他のメンバーが袖を分かち、その喜一が中心となった新生サブラべルズの貴重な映像。初期のイメージとは違うメタリックな音楽性を披露してました。それは幻のインディ盤がCD化されたボートラでも確認出来たでしょうが、はやりマニアは全く違うラインナップによる映像はたまらんでしょうよ。

①は後にMedia youthとしてデビューする前身バンド、そっち系は詳しくないのですが、これもヴィジュアル系マニアにはたまらんでしょう。

④はHowling Bull所属の国産スラッシャー、彼らはアルバム一枚で消えたので貴重な映像です。クロスオーヴァースタイルのバンドだった。

⑨は曲名が違うのですが1stに収録の『DIE FOR GLORY』です。

③⑩のようなメジャー級のバンドもいますが、総じて映像も音質も手前味噌感が強く、今の若い人が見てテンションの上がる要素があるのかと聴かれると、ないですとバカ正直に答えるしかないのですが、ヴィジュアル系からスラッシュまで当時の国内のシーンを垣間見る上での資料的価値は高いでしょうよ。


W.A.S.P. - The Last Command ★★★ (2018-06-20 14:04:02)

ブラッキー・ローレンス率いる血みどろのショックロックバンドが放つ2nd。前作同様、コマーシャル性の高いキャッチーかつエネルギッシュなナンバーが目白押し、オープニングの①など、ブラッキー節と呼ばれる欧州テイストもある典型的なナンバーも収録。そのメタリックな質感と優美なメロディの融合、けして軟弱なイメージを持たせないが、ジャンル不問のロックサウンドには大いに刺激を受けるでしょう。豪快なハードサウンドの持つ普遍的魅力、他に類を見ない個性に磨きを掛け音楽性の幅を広げつつも、散漫な印象を与えないと言うのは流石の一言でしょう。
①②③④とタイプの違うブラッキー節をかました後に重厚な⑤を持ってくるのも大成功、勿論、力技のミドルナンバーではないメロディアスかつ技巧的な一曲です。
そして⑥では、お楽しみのノリノリロックへと流れるんだから、前半後半の楔となる⑤は重要な立ち位置でしたね。
ノリの良い曲が聴きたい、でもJ-popみたいな軽いのは嫌だ。へヴィ過ぎず軽過ぎない、そしてテンポも悪くない、まさにライトリスナーには丁度よいサウンドでしょう。今聴いても古臭くはないよ、でもクラシカルなロックサウンドでもある。色んな意味で丁度よい音だと思いますよ。


EBONY EYES - Final Fight complet(Live) ★★ (2018-06-18 13:21:55)

京都の叙情派HM/HRバンド、金谷幸久を中心として結成されたバンドなのだが、元X-Rayの藤本朗をフロントマンに迎え1stリリース後、半年足らずで緊急発売された2nd。
そのアルバムが2013年に2枚組でリマスター再発。カップリングとなったのが2010年に復活したライブ音源がついてきた。
個人的に、この当時くらいまで音源はCD派だったのだが、ダウンロード盤の安価と、買いに足を使わない面倒な手続きがない、知識さえあればレア盤が簡単に手に入ると、メリットの多さに感銘を受け、このアルバム以降はダウンロード派となった。そういう意味でも、今作に対する思い入れは強い。
全7曲、藤本のMCもあったりとライブ感のある音源だが、どこかヨソ行きな雰囲気もある、この辺りが久しぶりの再始動という側面もあったんだろう、それでも質の高いパフォーマンスと安定感はベテランならでは、回数を重ねた活動を行えば、必ずや往年の輝きを取り戻すだろうと予見出来る内容でした。

下記が収録曲ですが

<2010年 目黒ライブ・ステーション>
1. FINAL FIGHT
2. ON THE LOOSE
3. NIGHT TRAIN
4. RUN TO BE FREE
5. JAIL BREAK
6. ENDLESS FLIGHT
7. 威風堂々

藤本のいた2nd.メインなのは理解できるのですが、前任シンガー田中明時代の曲をスルーしているが残念。⑤⑥はExcuriverからの曲だし⑦はインストだ。出来れば1stの曲を藤本に歌いなおして再発して欲しいと思っているくらいなので聴き比べたかったですね。


Ария(ARIA) - Беспечный ангел ★★ (2018-06-17 13:33:11)

①は未発表曲でアコギヴァージョン。③⑨⑩はХимераから、あともリレコーディングで占められる企画モノ。恐らくバラードタイプの曲を抽出したベスト的な作風なんだろう。よほどコアなマニアでもない限り、ヴァージョン違いだけで占められる作品に手は出さないのだろうが、アルバムタイトルでもあるGolden Earringカヴァー『Going To The Run』のロシア語ヴァージョン⑭のライブヴァージョンが聴けるのが最大のポイントだろう。悲しいタッチのメロディは、このバンドに良く似合う。
しかし現在ダウンロード盤でカットされているのが悲しい。アルバムタイトルじゃん。そしてタイトルも英語に訳すと『Careless Angel』になり原題と違う。ややこしいわ。日本人みたいなことするなよと言いたくなりますよね。それでなくともロシア語なんて馴染みないんだからと、アジアの片隅から叫んでみます。

ちなみにこのカヴァーは1999年にリリースしたEP『Tribute to Harley-Davidson』に収録されているのだが、現物は見た事無いし聴いた事もない、そこにはManowarのカヴァーもあるんだからマニアはほっとけないでしょう。罪作りなバンドだよ。コンプが困難だから挑戦したくなる、まるで天竺のようなバンドだ。


Ария(ARIA) - Live In Studio ★★★ (2018-06-17 13:14:19)

ロシアは勿論だがヨーロッパを代表するレジャンダリーなバンド、皇帝アーリアの新ラインナップによるデビューから2003年までに収録されたアルバムの曲をセルフリメイクしたスタジオライブ盤(1stと2ndの曲がこぼれたのは残念)。
長く親しまれた楽曲だけに、不安な要素は皆無。むしろ音質の脆弱だった初期のナンバーがタフに蘇ったメリットの方が強く、また余計なアレンジを加えていないだけに期待を裏切らない内容となっている。
アイアンメイデンよろしくなギャロップビートと高いドラマ性、そこに流れるロシアンなメロディ、熱く滾る勇壮なメタルサウンドこそアーリアの魅力。今作は、その魅力を余すことなく伝えていますね。

ロシアの音源はかつては手に入らない状況でした。アーリアのような東側とはいえ、有名なバンドでも集めるのは至難の技で、入荷もいつになるのか状態でした。それがM2BAというロシアのレーベルに移籍した途端に、各有名サイトでもダウンロード可能に、勿論価格も手ごろなものになるのですから、ありがたい話です。
胸を熱くする勇猛なメタルサウンドと、荒涼とした東欧的なメロディ、この両輪で走るロシアンメタルの醍醐味を正統派のHM/HRを愛する方なら是非ともトライして欲しいです。
堅実な楽曲だし、過度のスピードやアグレッションは有していませんが、メタルの魅力たるドラマ性と攻撃力、そして質の高いパフォーマンスは一聴の価値ありでしょう。ロシアでは絶大な人気を誇る国民的メタルバンドと言われるアーリア。日本国内での流通及び、ライブなど絶望的な状況ですから、今後も知名度は上がらないでしょうが、アイアンメイデンにクラウス・マイネが参加して東欧風に纏めたサウンドは、ある意味、ロシアでしか味わえない、普遍的魅力を有する個性を存分に楽しんでもらいたいですね。


RUNNING WILD - Black Hand Inn ★★★ (2018-06-15 14:08:17)

昨年Noise Records再発盤も出た我らがロックン・ロルフ船長率いる海賊メタル8枚目のアルバム。ギターとドラムが変更されたが、ロックン・ロルフ船長がいる限りバンドサウンドに変更はなく、従来の路線を引き継ぐ金太郎飴サウンドのオンパレード。勇猛果敢に迫るアクションサウンドがテンコ盛りでしたね。耐性のない方は直ぐにお腹一杯になるでしょう。特にSE的な立ち位置の①は長いな。
不器用に突き進むパワーメタル。そのお馴染み感が最大のポイントであり、不器用な男の美学を感じる。愛すべきメタル道、その道をわき見もせずに突き進む姿に、共感を覚えずにはいられませんね。
世間的には評判の悪いアルバムらしいですが、歌メロも練られているし、屈強なリフワークもキレているし、お馴染みのドラムをヨルグ・マイケルにも叩かせているのは笑えるが、随所に彼の拘りが出ており、今までにない魅力も感じる。
彼らのカタログでもベスト5には確実に喰い込む名盤だと思っていますよ。哀愁と屈強、そこに男のダンディズムを感じます。タフな海賊の生きざま、その世界観を音楽で確実に表していると思うのですがいかがでしょうか?
ギターリフ一発からも醸し出す、不器用な漢メタルを今だからこそ再興するべき機会かと思います。でも途中で飽きるんだよなぁ(笑)


SABBRABELLS - All Night Metal Party '84 to '85 ★★★ (2018-06-15 13:34:27)

目黒の鹿鳴館で行われた年越しライブのVT。
収録曲は以下

1. Devil's Rondo
2. ルルドの泉
3. Hell's Rider
4. Water Night

正直、今の感覚でいけばかなり不満の残るカメラワークだろう。画素云々ではない逆光も見ずらいよ。また高橋喜一寄りの撮影には苦言もあるだろうが、その脇の甘さが逆に生々しさを生んだり、音質はいまでも十分に耐えれるもので、記録的な意味も含んで相当価値の高い映像だ。
とくに名曲②におけるシアトリカルなステージは、このバンドの真骨頂、そこから③への流れもライブでは重要な構成だった。そして名曲へヴィブルース④が聴けるのが嬉しい。でも30分の音源でスローナンバー2曲で収録時間の半分以上を占めるのは、やはりハードなモノを好む方には少々刺激が薄いだろう。後にメジャーからでるライブ音源とは違い、このステージには彼らの熱気がパッケージされている。等身大の魅力、まさにライブを体感できる刺激がある。そこを楽しめるのが最大の魅力です。

今はありがたいもんでタダで映像が見れる時代なんだから羨ましいですよ。ワタクシは中古で3000円で買いました。


SABBRABELLS ★★ (2018-06-11 15:04:54)

アンセム主催のメタルフェス『HEADSTRONG FES.18』に再度サブラベルズが降臨する。しかも今回はバンドの顔である高橋喜一がシンガーとして復活の完全体サブラベルズだ。
何が起こるかわからんね。恩讐を乗り越えて再結成を果たしたレジャンダリーな男達。在りし日の雄姿を思い出し涙しますよ。

個人的、このバンドには思い入れがあります、何故かAV嬢ばかりが乗るAV専門誌の中に、サブラベルズのライブが映像化されると半ページくらいは紙面を割いて紹介されていました?何故エロ本にサブラベルズが載っているのかも疑問だったが、半ページにはもっと驚いた…そしてお小遣いを握りしめ、初めて買った映像作品が、サブラベルズのライブ盤の、しかもレーザーディスクだったのでね。10年もしないうちにレーザーディスク下火になったじゃん。おかげでレーザーディスクを安価でうっぱらい、中古のVHSを買い直したのは言うまでもない。ちなみに居間にしかレーザーディスクがなく、常に母親のいた我が家で、あのメイク姿の高橋喜一を見られるのが恥ずかしく2回しか家でみた事がない。レーザーディスクは通産10回も見ていないぞ。
高橋喜一のメイク姿は、明らかに笑福亭笑瓶がデーモン閣下のコスプレした姿にソックリだからだ(笑)そんな母親思いの素直になれない思春期の甘酸っぱい想い出が蘇る、高橋喜一復活のニュースに歓喜する今日この頃ですよ


SABBRABELLS - Dog Fight - Stop the Motion ★★★ (2018-06-11 14:47:06)

サブラベルズなリフワークが好きです
起承転結のあるドラマ性も魅力
ライトな歌のパートとの対比が面白いんですよ
このアクの強さがサブラベルズの魅力なんだろう
ライブでも定番の一曲です


SABBRABELLS - Dog Fight - Water Night ★★★ (2018-06-11 14:42:43)

ストリーテラー高橋喜一の魅力を堪能できるへヴィーでブルージーな一曲
大阪ブルースのようなベッタリ感がないのは彼らが埼玉出身だからだろう
そこが絶妙ですよね
このアルバムは未CD化だが名曲が多いので是非とも製品化して欲しい


SABBRABELLS - Sabbrabells - Black Hill ★★★ (2018-06-11 14:36:55)

こちらもメジャー盤でリメイクされた一曲
シャープな疾走感が魅力ですが
オリジナルの方が好みです
このツインリードとかベタだけど好きです


SABBRABELLS - Sabbrabells - Devil's Rondo ★★ (2018-06-11 14:31:41)

後にメジャー盤でもリメイクされる一曲
サブラベルズと言えば的なイメージも強いでしょうね
オリジナルはテンポが遅かったんだと驚いたモノです


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Your Song ★★ (2018-06-11 14:25:46)

へヴィバラードナンバー
この手の曲を歌い高橋喜一のエキセントリック感に付き合えるかがポイント
苦手な人はトコトンダメでしょう
でもこの声あってのサブラべルズなんですよね
情念のあるギターソロは聴かせるねぇ


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Diamond City ★★ (2018-06-11 14:23:26)

無駄を排したシンプルな一曲
これも新生サブラベルズを印象づける曲でしょう


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Running My Way ★★★ (2018-06-11 14:21:22)

日本人的な情緒もある乾いたロックナンバー
高橋喜一の個性的な歌声がキャッチーなメロに乗っています
この奇妙な感覚が癖になるんですよね
サタニカルではないサブラも悪くないです


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Hakai ★★★ (2018-06-11 14:16:29)

オリジナルよりもコンパクトになりましたが
音に厚みは出ている
この曲を聴くとシアトリカルなステージが目に浮かびますね
メッセージ性を大切にしていたバンドだったなぁ


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Hawk Emblem ★★★ (2018-06-11 14:14:40)

キレのある疾走ナンバー
ありがちにならないギターアプローチが面白い
高橋喜一の芝居掛かった歌も唯一無二の存在感を放つ

てっきりコメントしていると思っていたなぁ?
いや?ごっそり消えているような気がする…


GORKY PARK - Stare - California Promise ★★★ (2018-06-09 13:35:33)

タイトルはあれなんですが
曲調はロシアンな風が吹きまくっています
ストリングアレンジも効いております
荒涼としたメロディとハスキーヴォイス
扇情的なメロディにギュッと抱きしめられますよ
名曲ですね


GORKY PARK - Stare ★★★ (2018-06-09 13:34:05)

ロシアのバンドが大々的に世界へと打って出た最初のバンドがGORKY PARKではなかっただろうか?アルバムを重ねる度に洗練度もグングンと上がり、より大衆的で間口の広い音楽性へと変換していった。
このアルバムのリリース時など、グランジ・オルタナ全盛だから、彼らのような音楽性のバンドに居場所はなかっただろう。いい意味で方向性を変え普遍的なロックサウンドへと変貌。そのメジャー感は更なる進化を遂げ、そこにロシアンな風を送り込むメロセンスを全開に開放したキャッチネスさが最大の聴きどころだろう。

ハードさと言うモノは失われたかも知れないが、とにかくこの荒涼とした共産圏ならではのメロディ、アメリカンでも北欧でも英国でもジャーマンでもないロシアンなメロディに耳が持って行かれます。
バブリー臭もある①の後に、泣かせるメジャーロックの②の流麗なメロディに心も洗われます。今ではダウンロード盤なら簡単に手に入る時代です、パッケージに拘らない方なら迷わずゲットして欲しいですね。
ヒットチャート命な方にはオススメしませんが、このメジャー級の極上メロディックロックサウンドはジャンル不問で楽しめるでしょう。でも個人的にはオシャレ過ぎるけどね。
タイミングさえ合えばスコーピオンズのように大ヒットに恵まれたろうに残念じゃあ。


NIGHT - Night - Hot Summer Nights ★★★ (2018-06-08 14:56:04)

ウォルター・イーガンが提供した曲
歌うはスティーヴィ・リーガン
シンセで参加しているがTOTOのポーカロ兄弟のお父さんです
オリジナルの味を損なわないバンドアレンジも美味しいです
彼らの手によって1979年にシングルカットされました


WALTER EGAN - Not Shy - Hot Summer Nights ★★★ (2018-06-08 14:45:06)

冷ややかな感触のメロディが耳を惹きますね
どこかいなたいロックな感性もオシャレ感に歯止めを掛け
ロックなグルーブを残しているがイイ
若い頃は絶対に聴かない音楽だったが
今では味がしなくなるまで噛みしめれる音になった
情緒のあるアメリカンロックはエエ


WALTER EGAN - Not Shy ★★★ (2018-06-08 14:38:17)

ニューヨーク出身のポップスシンガー。アルバムをバックアップしているのはFleetwood Macという事ですから、出ている音も想像がつくでしょうが、まさに古のアメリカンロック。古典も古典です。その洗練度と普遍的な響き、装飾過多にならないシンプルな作り込は、耳馴染みの良さも手伝いハードなサウンドの合間の耳休めにピッタリです。
とくに夏場のドライブ時など、中途半端なハードサウンドなどでお茶を濁すよりも、これくらい舵を切ってくれた方がいいくらいになりました。
けして軟派にならないロックなビート、オシャレすぎないアーシーなギターの音色、乾いた大地に潤いを与える安らぎのメロディ、このアルバムには日本人の琴線に触れる情緒があり、そこが個人的にはツボでした。
バラードの⑨とかエエ感じで泣いてるよ。でもベッタリしてないのがアメリカン。サラサラのパウダー仕様なんだね。②は全米でも大ヒットしたシングル、ハリウッド映画の邦題『恋のから騒ぎ』でも印象的なシーンで使われリバイバルブームもありましたね。
個人的にはピート・サンドベリ時代のALIENが⑩をカヴァーした事が、彼の存在を知るきっかけとなったのですが、なんでも⑩は他のアーティストに提供した曲らしく、この曲も売れたらしい。全然詳しいバイオは知らないので語りませんが、当時国内盤はリリースなし、やはりルックスの良くないアーティストは相手にされないのだろう。


ALIEN - Alien - Touch My Fire ★★★ (2018-06-08 14:03:10)

甘いねぇ
メロウだねぇ
でもベタつかないのが北欧なんだね


ALIEN - Alien(3rd) - My Love ★★★ (2018-06-08 13:59:42)

冷ややかなメロディは北欧ならでは
野太いダニエルの歌声を生かした新生エイリアンサウンドが楽しめる一曲
これは90年代仕様だったんでしょうね


TYRANT - Ruling the World ★★★ (2018-06-08 13:47:07)

タイラントというバンド名は有名無名に関わらず沢山ありますが、こちらはドイツのツインギター編成5人組によるパワーメタルバンドがリリースした4枚目のスタジオアルバム。剛毅なリフワークと屈強なリズム、そして本家程の迫力はないが地響きコーラスもありと、同郷のACCEPT風味もあるが、いかにもドイツらしい生真面目な正統派HM/HRサウンドで勝負。
随所に切れ込んでくるツインギターの鮮烈なソロもさることながら、欧州由来の叙情味を含んだメロディと、パワフルさの掛け合わせに1988年という時代を猛烈に感じます。低予算サウンド故の薄い音質による歯ごたえのなさが、バンドの本来の魅力を伝えきれていないが、ときにはノリノリのロックナンバーも挟み、硬軟バランス良く配した男臭いメタルサウンドには、大いに関心を惹かされます。洗練されすぎたメジャー級のメタルにチョイと飽きてきたマニアには、是非ともススメたいですね。


DOKKEN - Return to the East Live 2016 - It's Another Day ★★★ (2018-06-07 16:02:11)

枯れた味わいのドッケン節を堪能出来ます
これもドッケンですね
無理してないので好感が持てますよ


GRAHAM BONNET - Back Row In The Stalls ★★★ (2018-06-07 15:51:41)

グラハム・ボネットの幻のアルバムが2016年に日の目を浴びる事に、詳しいバイオはサッパリですが、1974年とか75年に録音されたものらしく、ハードなモノを好む方には眠くなること間違いなしのオールディーズ風のロック、ポップスのオンパレード。ハッキリいって、若かりしグラハムの歌声を楽しむ以外の要素も見当たらないのですが、資料的な価値も含め、グラハムのキャリアを網羅したマニアには無視できない一枚でしょうね。肩の力を抜きガナらないグラハムの美声は、ジャンル不問で楽しめるかと思いますよ。近年の精力的な活動にはコチラも心配してしまうほどハードスケジュールをこなすグラハム。70歳を過ぎ、あのパワーヴォイスを維持するのは大変な努力もいるでしょうが、出来ればもう一度、アンセムと共演して欲しい、そしてガチンコのメタルを歌う雄姿を堪能したいものです。もう時間ないッスよ。


RAY KENNEDY - RAY KENNEDY ★★★ (2018-06-07 15:26:53)

下積み時代の長かったレイ・ケネディ、彼ら名が一般的に広く知られたのは、カーマイン・アピス、マイク・ブルームフィールドらとKGBを結成したのが最初だろう。その後2枚のアルバムを残し消えたKGB、大きな成功を収められなかったのだが、1980年にソロアルバムをリリースしたのがコチラになります。
TOTOのポーカロ兄弟をはじめにメンバーがレイをバックアップ、さらにはミスターグラミー賞と呼んでも差し支えないデヴィット・フォスターも加わり層の厚いメンバーが手厚くレイのソロアルバムに力を注いでいます。
その期待に応えるように、力強い歌声で洗練されたポップスを見事に歌い上げるレイ・ケネディ。良い曲と良いパフォーマンスに彩られていたが、こちらも大きなヒットを生む事無く活動は終了。結局、表立った活動を継続することなく、その後は、裏方としての人生を歩んだレイ。彼の名が一躍HM/HRの世界で脚光を浴びたのが、1984年に西武球場で行われたスーパーロック84にMSGのメンバーとして参戦。解散状態のMSGが日本での仕事をこなす為に、急ごしらえのヴォーカルがレイ・ケネディだった。
その急転直下の加入は、来日直前だったらしく、ろくにリハーサルも行えず当日のライブを迎えたの事だったらしい。そのリハーサル不足と、レイ・ケネディから発せられる場違い感MAXのオーラに同情を禁じ得ないが、巷で散々と酷評された文言には乗っかる事は出来ません。
所謂、『レイはポップス畑のシンガーだからダメだ』ですね。今作を聴けば、彼がいかに声に押しがあり、けしてMSGのサウンドに負けるような歌い手ではない事が確認できると思います。同じバックボーンを抱え、RAINBOWからロックの世界に足を踏み入れたグラハム・ボネット同様、レイにも十分にチャンスはあったわけです。当時、レイがどの程度シンガーとして、ステージに立っていたのか、またどれだけ急だったのか、そもそもMSGはオファーを受けるだけの状態だったのか等、実に裏話の多い参加劇となったレイ・ケネディを擁する幻のラインナップですが、映像も当時のVTしかなく、なかなか確認出来ないのが現状ですが、ワタクシは数少ないレイ・ケネディ擁護派です。
それにしても皮肉なものです、今アルバムの邦題が『ロンリーガイ』だもんなぁ。スーパーロック84当時は相当イジられたからね。
2014年に他界。もうその歌声を聴くことは出来ませんが、レイにはMICHAEL SCHENKER FESTに是非とも参加してもらいたかったなぁ。


WOLF SPIDER - Wilczy Pajak ★★★ (2018-06-04 14:25:14)

1987年に本国ポーランドでリリースされた記念すべき1st。2009年にMetal Mind ProductionsからCD化されたのはチョイとした事件でしたね。アルバムタイトルはバンド名のポーランド語。したがって歌詞もポーランド語です。
そういった事象がマイナスに働く要素もあるかも知れませんが、東欧圏由来の荒涼としたメロディとスラッシュならではの激烈なスピード感が混然一体となり突っ込んでくる様がなんともカッコいい。テクニカルスラッシュとジャンル分けされた彼等だが、1stの時点で、既にその魅力を確立。
ただ速いだけではない、トリッキーなフレージングや構成力の高さに彩られた暴れ倒すギター、それに負けない強烈リズム隊のテクニカルさ、そして歌い込めるカミソリシャウトのキレ味、デビュー作とは思えない完成度の高さに、バンドのポテンシャルの高さを窺い知ることが出来ます。
今やスラッシュ勢のリバイバルブームも凄い勢いだ、この質の高さは今でも十分に通用するでしょう。再評価されるバンドだよ。


ALCATRAZZ - Live '83 ★★★ (2018-06-01 14:38:40)

長らくブート盤が出回っていた1983年10月カリフォルニアで行われたライブの正規品。元々はFMラジオでオンエアーされたものだ。だから録音状態も良くライブとしての生々しさが伝わる。
所謂、すったもんだのあった裏話満載の日本公演前の充実した時期のライブが楽しめる名盤と言えよう。
記録的と言うか資料的な価値も高いのだが、やはりこの黄金期のラインナップによるマジックは確実にあったんだと言う事が確認出来るだけでも聴く価値がある。
Live Sentenceに収録されていない名曲『Jet To Jet』やマイケル・シェンカーの『Desert Song』が聴けるのもファンにとっては見逃せない要素。色んな意味で興味も引かれる内容になっています。
特筆べきはリズム隊も日本公演時よりも好調。グラハムも情緒のないラフさもあるが、圧巻のパフォーマンスで魅了。あの声の強さに圧倒されます。そして主役たるインギーの、正確無比だが息使いも聞こえる荒々しいピッキングの凄さ、そして流麗なフレーズの構築美の素晴らしさ、その独創性豊かなギタープレイは圧巻の一言でしょう。
オフィシャルリリースが遅かっただけに分は悪いかもしれないが、Live Sentence盤よりも、コチラの方がバンドの魅力を体感できるかも知れませんね。
ラストのカヴァーはジョージ・リンチがらしさ全開でリードギターを担当。


GRAHAM BONNET BAND ★★★ (2018-06-01 14:18:37)

GRAHAM BONNET BANDの最新作が7月にリリース。ギタリストの座にカート・ジェイムスの名前が!彼は曲作りに関与しているのだろうか?
カート・ジェイムスと言えばシュラプネル系のギタリストとして知られ、デビュー時はポール・ギルバートとのツインギターコンビだった。またロン・キール率いるSTEELERにインギーの後任としても迎えられた人物。スタジオ作を残していないので、なかなか知名度を上げる事は出来ないが、トニー・マカパインの後任でMARSに加入した事も有名な話。彼のプレイを堪能できるのがポールとのBLACK SHEEPやUSパワーメタルの隠れた名盤DR.MASTERMINDくらいだからなぁ。今回の参加はグラハムにとってもカートにとっても大きな話題になりそうです。
やはり前任者では荷が重かったと言えよう。カートならALCATRAZZの曲も難なくイケるぞ!

でもLIVEなどで参加していたジョーイ・タフォーラの動向も気になるなぁ?詳細がアナウンスされるのを楽しみにしています。


GORKY PARK - Moscow Calling - Don't Pull the Trigger ★★★ (2018-06-01 14:07:39)

包み込むような優しいメロディが印象的
このバンドならではの魅力に溢れている
洗練されているわ
資本力の強さを感じます
1993年にリリースのアルバムじゃなければ状況は違ったろうに
時期が悔やまれるアルバムだったなぁ


GORKY PARK - Moscow Calling - Strike ★★★ (2018-06-01 14:04:29)

シャレオツに弾けていますなぁ
甘いねぇ
ダンサンブルなビートに時代を感じます


GORKY PARK - Moscow Calling - Politics of Love ★★★ (2018-06-01 14:01:30)

若い頃はこういったシャラシャラなオシャレサウンドが大嫌いでした
器量がおちょこだったんです
今じゃノリノリで楽しんでいますよ
オシャレ感マックスのロシアンメタルに万歳!!
このメロセンスはお国柄
キュンキュンさせるわぁ
でもやりすぎだけどね


GORKY PARK - Moscow Calling - All Roads ★★★ (2018-06-01 13:58:39)

涼やかなメロディと甘美なポップセンス
その特性が見事に合致しています
これはアメリカンでも英国でもジャーマンでも北欧でもない
やはりロシアンなんだろう
ジャンル不問のメジャー感が眩しい


PATTY SMYTH - Never Enough ★★★ (2018-05-30 13:54:50)

オールディーズなどのカヴァーソングを取り上げたアメリカのバンドSCANDALのシンガーとして有名なパティ・スマイスがソロに転向後にリリースした1st。
どんなにポップな音楽性であろうと、実力のないものはステージには立てない。その肥えた耳を満足させるだけの事はある女性シンガー、キュートなルックスから弾き出されるパンチの効いた歌声、ソフトなAORサウンドではあるが、歌モノロック好きなら楽しめる要素も大。
外部ソングライターの手によって仕上げられた名曲の数々、合間にカヴァーも入れ品質の整合感は隙間のないものになっています。ハードなモノを楽しむ方には英国のMAGNUMのカヴァー④もありますので敷居は低いかと思います。
若い頃は全然聴けなかったソフトロック、今じゃ耳休めにピッタリだし、こういう質の高いものは大好物ですね。
その筋の名手を集めリリースしたアルバム。シングルもアルバムを大きな成功を収められなかった事で、ヒットチャート命の洋楽ファンにも相手にされなかった彼女ですが、歌モノロックならではのメロディの良さと堅実なサウンドメイクに引き寄せられます。
キュートさと力強さを併せ持つ声は魅力的ですね。耳に心地よく響く優しいメロディ、溌剌としな中にある甘酸っぱさ、そのロックテイストも残した多様なタイプの楽曲を見事に歌いこなしています。でも④は可もなく不可もなくですけどね。


NIGHTWING - My Kingdom Come ★★ (2018-05-29 13:51:06)

専任シンガーがマックス・ベーコンになってから2作目にて通産4枚目のアルバム。
前作を聴いていないので分かりませんが、あの明るく爽快なプログレサウンドは封印。よりストレートで分かりやすいメロディックサウンドへと変更。正直、個性が薄まった分、何を聴けば良いのかと困惑するのだが、マックスの伸びやかな歌声を生かしたポップロックとして楽しむのが一番だろう。その中でもダイナミックな『THE DEVIL WALKS BEHIND YOU』のような曲もあるので、軟派なだけではないロックな魅力も補完しているのが憎い。万人ウケするスタイルと個性、その両立の難しさを改めて感じさせる一枚である。AOR風の歌モノと言えるほどライトでも歌が中心でもないが、ハードに攻めきっていないってのもモドカシイ。
その辺りが評価を分ける要因でしょうが、多彩な技巧を隠し味にしているは間違いないのです。


NIGHTWING - Black Summer ★★★ (2018-05-29 13:29:40)

Strifeのベース兼ヴォーカルだったゴードン・ロウリーが自身の音楽性を追求する為に結成されたバンドの2nd。時期的にNWOBHMの流れに乗ってという背景もあるのか、オープニングは性急なビートを刻む疾走ナンバーだったりするのだが、このバンドの本質は英国由来の叙情性と、多彩な鍵盤楽器を導入した幻想的なメロディ、この二つを軸としたプログレテイストも強いサウンドが魅力。また自己主張が強いリズムプレイもハードさの根幹を支えたりと、重厚なサウンドプロダクションではないが、歯ごたえをもたらしているのも印象的だ。柔軟に対応するギターとキーボードの絡み、その配合によってプログレスタイルとハードさのバランスも大幅に変わるが、NWOBHMという時代に表れた古典的スタイルを誇示するプログレハードサウンドが本質なんだろう。
ジメジメ感よりも爽快なメロディと明るさ、この手触りが他の英国バンドの違いなのかも知れない。健康的な緊張感を味わえる、非常に面白い音ですね。


Traitors Gate - Devil Takes the High Road ★★★ (2018-05-28 13:35:10)

幻の一品を世に復活させる事に余念のない、今もっとも信頼のおけるレコード会社はHigh Roller Records。その激熱なレーベルからリリースされたのが名曲『Devil Takes the High Road 』を残し消えた幻のNWOBHMバンドの三曲入りEPにボートラ3曲を追加して2013年に再発された奇跡の一品。
鼻腔を擽る湿度の高い英国的などんよりサウンドをたっぷりと楽しめます。勿論NWOBHMなんで、キレのあるスピードナンバーも収録、そのおかげでサクサクと聴けるのが良いですね。さらにボートラは、このバンドの前身に当たるQuest時代の曲とクレジットされています。意外と盛り沢山な内容なんですよね。
懐かしき英国サウンド、マニアご用達の一品として愛聴出来るでしょうが、NWOBHMが好きじゃない人には厳しいでしょう。少々マイナーすぎるわな。
このレーベルの商品は毎度、国内盤の帯に日本語タイトルをつけてくれます。今作はズバリ悪魔の本道。なんか横溝作品みたいでエエですよね。このカビ臭さもイメージに合うしね。


NOZOMU WAKAIS DESTINIA - Metal Souls ★★★ (2018-05-27 15:10:52)

今や国内を代表するメタル系アーティストに上り詰めた若井望のプロジェクトチーム第3弾にあたる2nd。今までは複数のアーティストが参加する企画モノ的なニュアンスの強い作品だったが、今回はシンガーはロニー・ロメロ、リズム隊はマルコ・メンドーサとトミー・アルドリッチのWHITESNAKE組という豪華ラインナップが顔をそろえる事に、この手のアルバムにありがちなネームヴァリューに頼った参加とは違う、質の高いパフォーマンスで魅了。マルコとトミーのリズム隊も、その屈強なスクラムを組み鉄壁のリズムプレイにはメタルバンドかくあるべきと言った魅力を発散、やらされている感もあるが上手く機能している。

フロントマンとして、もはや実績十分なロニーのパフォーマンスも堂に入ったもので、サイドプロジェクト的な匂いをさせない手抜きなしのパフォーマンスに胸が熱くなります。
こうなると楽曲のあり方が気になる。特に①のようなガルネリウスタイプの曲などドメスティックすぎる匂いがキツすぎで、ロニーのザラついた声質が、さらにバタ臭さを倍増と、このメンバーによる悪い面がオープニングから出ているのが残念。
所謂、このバンドもJ-ROCKなんだなぁと思わされる、最大公約数のファンを満足させる構成が気になる。②は女性シンガーで固めた前作に通ずるメロウな曲だ、やはりロニーの声が強すぎる。個人的に①②の流れは、のど越しがスッキリしないものだが、そこは趣向の問題。③以降は徐々にワールドワイドなメタルナンバーが目白押し、変化自在のギタープレイで聴き手の好奇心を擽り続ける若井のプレイ、そのコンポーズ力と、魅せるギタープレイに酔いしれます。これほどのラインナップを従えても主役は若井であることは明白な彼の存在感の強が最大の聴きどころだろう
熱きメタルスピリットが宿る渾身の叙情派HM/HRサウンドの持つ説得力の高さ、定番だが古臭さに埋没しないセンス、流石は若井望だなぁと感嘆させられました。力強い⑥は新たなるメタルアンセムだな。


SHEILA - Little Darlin' - I'm Still Believin' ★★★ (2018-05-26 15:28:06)

爽快ですね
甘美だがほんのチョイだけ切ないです
そこが好きですねぇ
コーラスパターンも王道でしょう
ギターも大人のオシャレ感がエエ


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Warrior ★★★ (2018-05-26 15:22:15)

強烈な①の次にこれだもんね
ずるいわ
MICHAEL SCHENKER FESTの意義を強烈に誇示
参加ヴォーカリストによる力強い歌声に魅了
素晴らしいパフォーマンス合戦に手に汗を握りますよ
どっしりと構えたミドルナンバーなのにね
こういう古典的なスタイルの楽曲は大好物だ
アルバムを代表する一曲と言えばこれでしょう


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Heart and Soul ★★★ (2018-05-26 15:19:19)

カーク・ハメットとマイケルのスリル溢れるギターバトルが楽しめる
オープニングにてハイライトとも言える疾走ナンバー
本当に二人のバトルは聴きどころでしょうね
でも個人的にはロビン・マッコリーの熱唱が光る
ロビン時代のM.S.Gは軟弱な印象が強い
TIMEリリースによって求心力を一気に失った
その戦犯扱いだったロビンが汚名を雪そそぐかの如く渾身のパフォーマンスを披露
それが一番の聴きどころだろう


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Take Me to the Church ★★★ (2018-05-26 15:13:10)

ドゥギー・ホワイトが歌う叙情的なミドルナンバー
キャッチーさもありシングル向けだろう
マイケルの味のあるギターにも酔える
かつてのような暗く湿ったではない健康体のギター
それもマイケルなのだと実感出来る
キーボードがエエ仕事をしてるね


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - The Last Supper ★★★ (2018-05-26 15:09:17)

ゲイリー・バーテンの歌いだしに不安を覚えたがアイデア的には成功だろう
全ラストに収録されているがなのだがアルバムの軸になすいん全員参加による叙情的な一曲
どこか爽快感のあるフレーズが清々しい雰囲気を味あわせてくれる
アルバムを〆るのに相応しい


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Everest ★★★ (2018-05-26 15:04:56)

粒だったマイケルのギターに悶絶
クールなリフワークが冴えてます
そこにグラハムの歌声が乗るのだから贅沢な話だ
この二人のコラボをもう一度楽しめるとは良い時代だ


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Night Moods ★★★ (2018-05-26 15:02:36)

グラハム・ボネットの迫力がビシビシと伝わってきます
そのおかげで緊張感の漲るモノになった
叙情的なミドルナンバー
流石の一曲である


SPARTAN WARRIOR - Behind Closed Eyes ★★★ (2018-05-25 13:52:32)

デビュー期が斜陽に差し掛かったタイミングだっただけに、イマイチ知名度が低いNWOBHMのレジェンダリーなバンドが復活。そして2010年にアルバムをリリースしてくるとは驚きだ。しかもメンバーは5人中、4人が昔の仲間、そして出している音は正に英国産以外の何物でもない、あの暗く湿ったヴィンテージメタル。そのオッサン臭さに、若い人は肝を冷やすかも知れませんが、これぞ伝統なんですよね。
憂いのある哀愁系のメロディ、そこに攻撃性を緩めないツインギターのアックスメン、コード進行やフレーズ一つとってもNWOBHMそのものだ。そこにオッサン臭いが、ビフ・バイフォード似の歌声が乗るんだからね。マニアにはたまらんモノがあるでしょう。
かつての音を現代にアップデートした新生Spartan Warrior。これは思い出作りの一枚ではない、現役感たっぷりの復活作である。それにしても録音状態がね。次回はもう少しお金を掛けてくださいな。


AXEL RUDI PELL - Knights Call ★★★ (2018-05-25 13:30:38)

世界中がトレンドメタルに走った間も頑なに正統派HM/HRサウンドの系譜を死守した勇者、アクセル・ルディ・ペルの最新作。RAINBOW、BLACKSABBATH、ALCATRAZZ(インギー時代)と言った脈々と受け継がれる血脈。アクセルは、その世界観を綿々と引き継いできたのだが、とにかく安定感抜群の楽曲が聴ける。近年は魔術的な響きのミドルナンバーや、エモーショナルなミドルナンバーなどが、多くなりがちなのだが、今作は割とスッキリと聴かせる事を意識した楽曲も多く、キャッチーなメロやノリの良さを誘発するナンバーも多めに収録とアクセルの割にコンパクトに仕上げた事が間延びさせずに最後まで聴き通せる作り方が巧妙だ。勿論、あの大作ナンバーやお得意のインストナンバーも収録と、期待を裏切る事はありません。

ドラマーの・ボビー・ロンディネリは今回で3作目のスタジオ録音。シンガーのジョニー・ジョエリもアルバムに参加して20年とすっかりバンドの顔だ。盟友、キーボードのフェルディ・ドルンバーグはベースのヴォルカーと共に、あらゆる面でアクセルをサポート。盤石の体制から生まれる阿吽の呼吸が、この音を生み出しているのだろう。
代わり映えのない金太郎飴サウンド。嫌いに人にとっては、似たり寄ったりで派手さに欠けて古臭い音だろう。しかし、一たび、この魔術的な響きを持つ中世ヨーロピアンサウンドに魅入られたら、もう後戻りはできないでしょう。
個人的には、色んなジャンルのメタル系アーティストに触れても、結局、帰ってくるのはこの音でした。特にアクセルは期待を裏切らない稀有なアーティストだった。リッチーがルネッサンスの夢世界にも迷い込んだ後などは、彼くらいしか、この音を出していなかったと言えよう。本家はおじいちゃんになり過ぎたのでね。アクセルには、これからも、のサウンドを守って欲しいモノです。


SPARTAN WARRIOR - Spartan Warrior ★★★ (2018-05-24 13:26:03)

デビュー作から一年後、Roadrunner Recordsとの契約を勝ち取りワールドワイドな形でリリースされた2nd。ちなみに国内盤もリリースされています。時期も時期だけに苦戦は想像できたが、前作にあったマイナー臭を取り払う事に成功。音質も良くなり分離の悪かった前作のモヤモヤ感を薄める事に成功している。叙情性の高いメロディックなミドルナンバー①でスタート、②ではらしい疾走ナンバーを披露、③はスローな出だしから始まるホットでブルージーなナンバーと、このバンドの魅力となるメロディセンスとロックな精神性を見事に描いており、直線的な攻撃性は減ったが、確実に進歩を遂げる音楽的成熟度を楽しめるかが最大のポイントでしょう。
日本一権威ある商業誌の評価は恐ろしいほど低く、その影響は間違いなくあり、当時は全く話題に上ることなどなかった。個人的には、このガイコツジャケの退廃的なムードに引き寄せられ購入。手にしたのが86年だったから、このむせかえるNWOBHM臭に肝を引きましたよ。なんたって若い頃は、速くて分かりやすいもんが大好物でしたから。もう固定観念にとりつかれていましたね。
でも早い段階でNWOBHMの本質的なバンドに触れる事が出来たのは後の人生観に大きく影響を与える事になったのだから、出会いは重要だと思います。ワタクシもパッケージ商品を買わなくなったからねぇ。ジャケ買いとかしばらくしてないもんなぁ。手軽さは良い事も多いが、素敵な出会いは確実に減りましたね。難しい問題だ。

湿り気のあるメロディと洗練されたバンドサウンド、マイナー臭は減退したが、アンサンブルの充実度は間違いなく今作の方が上、ツインギターもツボを押さえたアレンジで牽引、また歌い手もこなれており、前作よりも全てがパワーアップした。速さを求めるか、質の高さを求めるかで評価も分かれるが、この音はどっちつかずではない、煮え切らないのが英国なのであると言う事を如実に物語っています


SPARTAN WARRIOR - Steel n' Chains ★★★ (2018-05-24 12:51:30)

結成は1980年、英国のサンダーランド出身のツインギター編成の5人組が1983年にリリースの1st。時期的にNWOBHMは下火になりつつのデビューだったが、出している音は謹製NWOBHMそのもの、暗く湿ったメロディとアタッキーなリフワーク、分離の悪い音質故に魅力は殺がれているが、それを差し引いてもシンプルだが攻勢を掛けてくるメタル度と、この湿気がたまらん。
わが国、日本ではNWOBHMバンドは、一部の評論家やレコード会社の目に止まったバンドのリリースしかなく、ハッキリ言ってかなり偏ったバンドしか紹介されなかった。レーベルとの繋がりや、国内リリースにおける法外なギャラを請求されたりと諸事情はあったと思うが、とにかく正確に群雄割拠ひしめくシーンを伝えていたとは思えない節があり過ぎる。
簡単に言えば、J-リーグは知らないが日本代表の試合は見たい的なドがつくミーハー感覚の紹介だったと思っている。
そのせいでこのバンドもほぼ知られる事はなかった。

洗練されまくった80年代中期から後期にかけてのバブル臭がキツいバンドでは味わえない、実直なスタンスと英国的なサウンドは、正に伝統的な魅力を端的に伝えている。JPの影響を受けたNWOBHMスタイル、そこに湿り気のあるメロディやポップセンスなども塗し十把一絡げのバンド群との違いも出そうと工夫しているのも好印象。攻撃性の中にある荒涼としたメロディは、一聴してELIXIRあたりを思い出すでしょうね。
1984年リリースの2ndは、Roadrunner Recordsと契約を交わしワールドワイドなデビューも果たします。その辺りにも、このバンドの音楽性の高さを物語っているでしょう。


SHEILA - Little Darlin' - Put It in Writing ★★★ (2018-05-22 13:13:06)

トム・ケリーお得意の哀メロナンバー
重すぎず軽過ぎないバランス感覚の妙を楽しめる一曲
コーラスの使い方もオシャレですね


SHEILA - Little Darlin' - Stranded ★★★ (2018-05-22 13:09:49)

AIRPLAYの曲ですね
このアルバムには他にもカヴァーソングあるかも知れませんが
こっち系は詳しくないので分かりませんが
これはAIRPLAYの曲です
アルバムの中でもハードな一曲
頭で聴けるコーラスパートも有名ですね
一度くらいはTVなどで耳にした事あると思いますよ


SHEILA - Little Darlin' - It's Only Make Believe ★★★ (2018-05-22 13:05:01)

甘い甘いわ
そしてチョイ切ない
こういう曲だとリズムトラックは抑え気味の方がエエ
ちょっと前に出過ぎだな
こういうバランス感覚もアメリカ人仕様なのかな?
この嫌みにならないオシャレ感も好きですね


SHEILA - Little Darlin' - Little Darlin ★★★ (2018-05-22 13:01:29)

初めて聴いた気がしないアルバムのオープニングナンバー
爽快感のあるポップソング
軽やかですね
口当たりが実にマイルドです


SHEILA - Little Darlin' - Runner ★★★ (2018-05-22 12:59:03)

素直な歌い回し
メロディの良さがダイレクトに伝わります
ギターも丁度よい
コーラスもエエ
絶妙なところと突いてきます
ライト過ぎないアレンジがたまらん


SHEILA - Little Darlin' ★★★ (2018-05-22 12:51:29)

詳しいバイオはサッパリ知りませんが、フランスを代表するポップスシンガーのシェイラさんが、1981年にアメリカでリリースしたアルバム。90年代の中頃、甘い歌モノロックを聴き漁っていた時期、そんな軟弱なもんばかり聴いているなら、これもイケるぞと紹介された一枚。流石にアーティスト名シェイラでフレンチポップスときたら、随分と俺も舐められたもんだなぁと訝しげにひと睨みかましたのですが、L.Aレコーディングされた今作のプロデューサーがキース・オルセン、おぉ、そしてミキシングにクリス・ミントの名前が、クリス・ミントと言えば北欧のALIENやビッチ・ベッツィがベッツイと改名した時代のアルバム、そしてArmored Saintなどの仕事で知られる人物。あれ?おもてたんと違うぞ??と俄然興味も湧き起こり聴いたのですが、流石に甘いです。でもポップスといっても日本のシンガーのような、カラオケ的な歌い方ではない芯の強い歌唱スタイルの為、耳に飛び込んでくる感触が全然違う。

コンポーズとして参加するトム・ケリーや、シカゴのビル・チャンプリンの名前まである(ビルと言えば、ご当地ソングヴァージョンも飛び出して人気を博したDA.YO.NEのサンプリングに自身の曲が勝手に使われ訴訟沙汰になった事でも有名ですね。これに関わらず日本のヒップホップ系サーティストのサンプリング問題は多々あった)

そんな名前に圧倒されるほどに、職人集団が一堂に会して彼女をバックアップ。これで悪いわけがないわな。甘口なポップロックにアメリカ人の血を導入。ハードな質感を与えるギター、シンプルだがタイトに締め上げたリズム、そして厚みを持たせるキーボード。すべてが一級の腕前だった。

参加メンバーからも想像出来るようにTOTO、AIRPLAY、THE BABYS辺りがイケる口のマニアなら楽しんで聴けるでしょう。
確かな実力のある歌唱スタイルと厚みのあるコーラスハーモニー、扇情的なメロディと埃っぽいアメリカンテイスト、オシャレ過ぎない仕様はL.Aスタイルといったところか?
産業ロックという言葉がピッタリ当てはまる高品質のソフトロック。上手い歌とフックに富んだメロディに何時だって癒されたいものですよ。


ANVIL - Pounding the Pavement - Rock That Shit ★★★ (2018-05-21 13:43:27)

こういうキャッチーなロックナンバーも昔から得意としてやってましたね
アルバムの中盤に置く事で良いアクセントになっています
ニヤリとさせられる一曲だ


ANVIL - Pounding the Pavement ★★★ (2018-05-21 13:39:41)

ドキュメンタリー映画の成功により、すっかり神格化してしまい伝説のバンドへと崇められている感もあるカナダの英雄による2018年リリースの最新作。
あたまから気合いの入ったへヴィロックで幕開け、続く②はお約束とも言えるスピードナンバーを披露と、寸分違わぬアンヴィルサウンドを披露。リップスの鋭いギターリフとロブ・ライナーの手数の多いドラミングが楽曲をグイグイと引っ張る、あのスタイルである。勿論、単純に走るだけではない仕掛けも健在、コミカルなキャラを打ち出すバンドとは思えない、シリアスな演奏は初期の頃から一貫したものであり、一朝一夕では辿りつけない境地であろう。
かつてのような破天荒さはなりをひそめているが、それでも、このけたたましい重金属サウンドはアンヴィル以外の何物でもない気迫に満ち溢れている。
もうバイトせずに音楽だけで飯が食えているのだろうか?そんな事を気にかけてしまうのですが、商業的にな成功を目論むスタイルには一切なびこうとしない真摯な姿勢にはやはり頭を垂らします。


RIOT V - Armor of Light - Heart of a Lion ★★ (2018-05-21 13:21:53)

ライオット節炸裂(Flight of the Warrior)
トッドは何を歌っても上手い
この曲に限らず過去の流用はハンパない
これが気になったらアルバム全体が苦しいだろう
詮索するこなく頭を空っぽにですよ


RIOT V - Armor of Light - Angel's Thunder, Devil's Reign ★★ (2018-05-21 13:13:34)

パワフルですね
オリジナルティは希薄ですが
とにかくトッドの歌声がパワフルさに拍車を掛けています
素晴らしいシンガーだ


RIOT V - Armor of Light - Victory ★★ (2018-05-21 13:12:00)

アルバムのオープニングナンバー
トッド・マイケル・ホールの強烈なハイトーンヴォイスがカッコいい
正直こんなもんメイデンのThe trooperをライオット風味にしたてたんでしょ(Thundersteel風)
と言われたら児玉清のモノマネで『その通り!』と答えますが
トッドのパフォーマンスに免じて許して欲しいです
余計に事を考えずに楽しんだもの勝ちですよ
でも一たび気になったら厳しいかも…ね


EXCITER - Exciter ★★★ (2018-05-20 13:25:43)

トリオ編成だったバンドも今作から新たに専任シンガーを迎え心機一転を図った1988年リリースのアルバム。オープニングからJP風味のイントロから走り出す、あの曲的なパターンを踏襲。そしてシンガーもハルフォードを意識したハイトーン系で、ある意味ダン・ピーラー風でもある。専任シンガーの加入はライブなどでは間違いなくアンサンブルの向上に一役も二役も役に立つだろうし、レコーディングにおいても今まで以上にドラムに専念出来る利点もあり、バンドの可能性は広げたであろう。

今作最大の問題点は音質の悪さ、キレの悪いミックスが曲本来の魅力を完全に殺している。彼らお得意の破天荒なスピードナンバーもこれでは迫力が伝わってこない。ライブ映えするような良い曲もあるのに、のめり込ませない音質の悪さが問題、このバンド最大の魅力は四の五の言わせないメタルな衝動に尽きるからだ。
このあたりの詰めの甘さというか、バンドとして恵まれた環境を掴む事が出来なかったのが、メジャーになりきれなかった最大の要因だろう。
今まで以上に細部に拘った構成、バカテンポ一直線ではない緩急を効かせたバンドサウンドは破壊力を伴い一気呵成に突っ込んでくる、まさにEXCITERな音だから余計に歯がゆく感じてしまいます。その辺りが評価を分ける最大にポイントでしょう。でも売れないマイナーメタルが大好物な猛者にはたまらんものがあるのですがね。


Valkyrie - Valkyrie Rising ★★★ (2018-05-19 16:59:15)

昨年リリースしたCD-Rに続き、遂にフルアルバムをリリースした関西の女性4人組によるオールドスラッシャーの記念すべきフルアルバム。
スラッシュ由来の楽曲構成、スリルを演出するリフの応酬とリズムチェンジ、二本のギターが織りなすギターバトル、そしてキャッチーさのある歌メロと、実直なるピュアスラッシュに香ばしい懐かしさがこみ上げます。
いろいろと気になる面もないと言えば嘘になりますが、こういったメタル愛に溢れた音楽性は大好物で、性格的に欠点よりも良い部分を愛でるタイプなので喜んで聴いてしまいます。
メタル愛溢れるピュアサウンドの尊さ、女にモテたいという邪さや、商業ベースに乗った流行りものとは違う一本筋の通ったサウンドは、聴いていて楽しい気分にさせてくれます。これが大好きでやっているだという思いがコチラにもビンビンに伝わるのでね。

かつてグランジと言う名のウィルスが蔓延しシーンは瀕死の重傷を被いました。年数を掛け2006年くらいからシーンは抗体を身につけ、健康体を徐々に取り戻して行きました。かつての栄華を取り戻した大御所の事ではなく、マイナーシーンに落ちた正攻法のバンドが息を吹き返したのが大きかったのです。

しかし昨今は、リバイバルという安直なる過去の焼き回しに埋没し流行り病がシーンを席巻しつつあります。個人的には、2000年以降の新興メタルには全く興味を持てずに、ずっと古臭いモノばかり聴いてきました。それらの音が今では新譜として当たり前に聴けるのは嬉しいのですが、逆にそれは始まりの終わりのようで怖い。


2018年期待をしていたSAXON、JUDAS PRIEST、RIOTと今のところ精彩を欠く内容だった。
グランジは外敵だったが、今回は自ら毒を飲み内から腐らせている。これは言いわけの出来ない恐ろしい事象だ。
そんな中でも有名、無名に関わらず、自らの財産を食いつぶすのではない、自らのルーツを提示するサウンドは好感が持てる。
名前で酔える人は羨ましい。今の時代だからこそ、合間を縫って登場したピュアなメタルに興奮を覚えずにはいられません。

どんなに豪華に盛り付けてもインスタントはインスタント、お金や広告料の関係で美辞麗句しか踊らないレビューに彩られた原点点回帰というセール商品。そんなモノを聴き、自分の耳を汚すくらいなら、下手だろうが、アレンジが緩かろうが、直向きにメタル道を突き進む、このバンドのようなピュアメタルを聴きたいですね。


URIAH HEEP - Different World ★★★ (2018-05-19 16:25:44)

バーニー・ショウ時代のGRAND PRIXは一番アメリカンな音に聴こえるが本質は一番ブリティシュな作りこみと言えるサウンドだった。感触はアメリカンでも味付けは完全に英国そのもの、そんな雰囲気をフィル・ランゾンとバーニーはHEEPに持ち込み、そのあり方を前作で提示していました。産業ロックと揶揄されるスタイルに接近、ピーター・ゴルビー時代とも違うソフトなサウンドへとシフトチェンジしたものだった。
そんな前作の軽めに作りを反省したのか、それとも90年代に突入した影響も出たのか、ミック・ボックスのいぶし銀のワウギターを聴かせてくれる①から、前作との違いを感じる事が出来た。ある意味、オーセンティックなスタイルになっただけとも言える地味目のサウンドは前作の方が、感触は良かったかも知れない。それでも、メンバー間の結束も強まったようなまとまりが音に表れており、ベテランならではの味がある。
やり過ぎた前作の反動とも言えるハードサウンド、カヴァー曲が多すぎただけだとも言える散漫さを解消した事が、今作を一本筋の通った作品へと押し上げているのも見逃せませんね。こんなものHEEPじゃないぞと、言われると反論のしようもありませんが、歴史を辿り、順を追って聴くと納得出来る作風である。そして実はある意味、前作よりも産業ロック的な匂いがしているのも面白いのだ。

それに彼は、これだけ長い歴史を持っているのに、過去の偉業をコスリ倒すような安易な手法に着手していないのも凄い事だっと思っている。路線変更しようななんだろうが、昔の名前で出ていますが一番キツイのでね。90年代に入り新たなるバンド活動への道を切り開いた一枚であろう。


URIAH HEEP - Raging Silence ★★★ (2018-05-19 16:08:10)

本格的に動き出したバーニー・ショウとフィル・ランゾンを加えたラインナップによるスタジオアルバム第一弾。日本一権威ある商業誌にて、すでに死んだバンドと評された事が決定打となり、日本での求心力の低下に歯止めはかけられなかった。今もって解散することなく歩み続けるレジャンダリーなモンスターバンドの偉業に見合うほど、知名度もないのが現状ですね。

いきなりカヴァーソングで始まりアレっと肩透かしを食らわされますが、前任者のピーター・ゴルビー作の②から新生サウンドが全開、バーニーも力強い歌声で期待に応えています、この時点でキーボードも持って生き方など80年代的で、HEEPらしくないよ。と言えばそれまでですが、このアルバムは89年のアルバムなので、逆に渋いハモンドなんて持ってきたらプロデューサーにボリュームオフされるでしょうね。求められたモノが違うし、だからのメンバーチェンジですから、これがダメなら今作を聴き続けるのは困難でしょう。
ポップでロマンティックな③などバーニーの甘さもフィット、続く④もミックのエッジの立ったギターが耳を惹きますが、ジョー・リン・ターナーが歌いそうな雰囲気が新生HEEPの可能性を示唆。バーニー・ショウも気持ちよさそうに歌っていますね。
以前のような厳粛さはないが、幻想的な雰囲気もある⑤も映えるし、軽やかに走る⑥への流れもバッチリと決まっているのだ。
狙い過ぎな⑦そして⑧⑨とカヴァー曲が続きます。
3曲もカヴァー曲があり、その為かやや散漫な印象も受けるし、ちょっとヒットチャートを意識した作りにも聞こえる。しかし美しいコーラスハーモニーや多彩な鍵盤プレイの導入の仕方など、質感は大きく違えど、これもHEEPと納得させるサウンドである。
どんなに軽くポップになっても⑩のような曲ですら英国的な響きがあり、大きな看板を背にしている感じますね。

初めて聴いたときの印象はとにかく悪かった。こんなヌルいポップなもんを聴かせるなと悪態をついた事を昨日のように覚えていますが、今となっては軽やかなハードポップサウンドに彩られたベテランの一撃として、アルバムを通して楽しめるのだから、不思議なモノです。でもオープニングからカヴァーってどうだったの?


GLENN HUGHES - L.A. Blues Authority, Volume II: Glenn Hughes: Blues ★★★ (2018-05-17 13:41:18)

L.A. BLUES AUTHORITYシリーズ第2弾は、当時燻っていたグレン・ヒューズのヴォーカルをメインとしたアルバムへと変貌。
いくつものパーソナルな問題を抱え体重は増加。ドラッグ&アルコール漬けの怠惰な生活を送り、もう歌えないよと囁かれるグレンでしたが、ジョン・ノーラムと活動したり、カヴァーディルの声かけに応え、彼のアルバムに参加したり(本編で昔みたいに歌い分ける予定であったが、全く衰えていないグレンのパフォーマンスに嫉妬したカヴァーデイルは、マネージメントが提示したプランを握りつぶした話は有名である。またグレン参加はアルバムの話題作りでもあったが主役がわき役に喰われたんではシャレにならん。まるで映画ロッキーみたいなもんだもんね)

けして世捨て人になった分けではなかった。特に当時のエピソードとしては、DOKKEN解散後のドン・ドッケンの新バンドでは、ヴォーカルディレクターを務め、ドンにこう歌うんだよとアドバイスを送ったのは紛れもなくグレンで、彼の歌声がバックで流れ続ける『When Love Finds A Fool』のグレンが歌うデモヴァージョンは絶品だと言われる。
そんなヴォイスオブロックと呼ばれる男、グレン・ヒューズの名前が久しぶりに前面に出たのが今アルバムだった。

本格的なソロアルバム『From Now On...』で痺れまくった後に聴いてので随分と地味な印象は拭えなかったのだが、スローナンバーなどで聴けるエモーショナルかつソウルフルな歌い回しは絶品で、情感を揺さぶるパフォーマンスに魅了されました。
参加メンバーも豪華なものなのだが、やはり性質上、どこかヨソ行きで地味なモノが多いと感じる。その辺りが、土着的なアメリカンブルースへの憧憬というのか、ワタクシにその素養があまりないので心に引っ掛かるモノが少ないだけで、その筋のブルースが好きな人なら豪華メンバーによるハードなブルースロック集として楽しめるでしょう。
ワタクシもオジサンになってからは、味のあるサウンドとして楽しんでますのでね。上手い歌が聴きたいと思う方にも一口いかがと言いたいです。

グレン・ヒューズ:Bass①③⑩⑪⑫
トニー・フランクリン:Bass②④⑤⑥⑦⑧⑨
ゲイリー・ファーガソン:Drums
クレイグ・エリクソン:Rhythm Guitar
マーク・ジョーダン:Keyboards

①Intoro.Outro and 2nd Solo-ジョン・ノーラム。1st Solo-ウォーレン・ディ・マルティーニ
②1st Solo-ジョン・ノーラム。2ad Solo-ウォーレン・ディ・マルティーニ
③Lead Guitar-マーク・ケンドール
④Lead Guitar-リッチー・コッツェン
⑤1st Solo-マーク・ケンドール。2nd Solo-ウォーレン・ディ・マルティーニ
⑥Lead Guitar-クレイグ・エリクソン
⑦Lead Guitar-ダーレン・ハウスホルダー
⑧1st Solo-ポール・ペスコ。2nd Solo-クレイグ・エリクソン
⑨1st Solo-ミック・マーズ
⑩Lead Guitar-クレイグ・エリクソン
⑪All Slide Guitar-ミック・マーズ
⑫Lead Guitar-リッチー・コッツェン


THE KLF - America: What Time Is Love? ★★★ (2018-05-17 13:17:28)

このグループの事はサッパリわからないのですが
我らがグレン・ヒューズがThe Voice of Rockとして参加
気持ち良さそうに高らかと歌っています
PVにも出演してますよ


Highlander 2 - Haunted ★★★ (2018-05-17 13:05:08)

いくつものパーソナルな問題を抱え低迷していたグレン・ヒューズ
80年代後半から90年代にかけて復活の足がかりに
顔を出していたお仕事の一つ
映画『ハイランダー』の続編のサントラで一曲歌っています
スペースファンタジーなポップサウンドにグレンの歌声も違和感はないです
ただ本領発揮ともいかず窮屈な歌い方をしているとは思いますね
でもグレンはグレンだな


LEROUX - Up ★★★ (2018-05-15 14:04:55)

ファーギー・フレデリクソン在籍のアルバム『So Fired Up』を聴き、すかっかりお気に入りのバンドへとなるのですが、それ以前の音源にも触れたくトライ。人伝えにかつてはLouisiana's Le Rouxと名乗ってたんだから、南部の泥臭いサザンロックやってんじゃないのと教えられる。確かにそういうイメージはバンド名から想起されるのですが、ここは百聞は一見にしかずです。
ド頭からポップで軽やかなクオリティの高いロックサウンドで魅了、多彩な鍵盤プレイも隠し味に、本格的なロックサウンドで勝負。黒っぽいフィーリングは土地柄もあるだろうが、粘りのあるグルーブやギターも曲調に合わせ調整出来る卓越さもあり、単なる商業目的のロックバンドとは一線を画す実力派のバンドサウンドで勝負出来るグループだ。
どの曲もコーラスハーモニーを生かし、耳馴染みの良い大衆性を持たせているが、根幹にあるのはダイナミックなロックサウンドだ。それらが明確な意図を持って自己主張する事で極上のポジティブサウンドへと昇華しているのが最大の聴きどころだろう。
感触のよい聴きやすさ、玄人をも満足させる力強いアンサンブルの旨味、哀愁を帯びたメロディと対極にある大らかなアメリカンロック、それらが見事に融合しているのが最大の聴きどころだろう。それを演出するのがエモーショナルな歌声とギターの音質にあるのが肝。その存在感の強さがライトさを寄り切り、より骨太な本格派のロックへと仕上げている。
後年の洗練度とは違う、バンド本来の旨味はコチラで味わえるのだろう。こんな優れた作品が国内盤の再発もなく埋もれているのは残念ですね。
AOR調のロックナンバーよりもハードなロックサウンドが根幹。このバンドの旨味は、そんな安いもんではい、やはり百聞は一見にでしたね。いい意味で洗練され過ぎていないのが最高にカッコいい。この重さが丁度よい。


LEROUX - So Fired Up ★★★ (2018-05-15 13:34:17)

かつてはLouisiana's Le Rouxと名乗っていたバンドがLeRoux(ル・ルー)と改めリ・スタート、それに合わせ音楽性も洗練されたもに変わったと言われるが、1982年に中心人物と言われたジェフ・ポラードとボビー・カンポが抜け、バンドは存続の危機となるのだが、新たにシンガーとしてファーギー・フレデリクソンとギターのジム・オドムを加え難局を乗り越え1983年に今作をリリース。前作にあった洗練度の高いメロディックサウンドを主軸にフレデリクソンのエモーショナルなパワーヴォイスを生かしたハードサウンドを披露。
ドラマ性とシリアスな面を強めつつもキャッチーさを散りばめており、練り上げられた楽曲群の充実度には目を細めてしまいます。所謂、JOURNEY辺りを想起させるサウンドなれど、時流に合わせた付け焼刃ではない、優れた演奏力と大衆性を持った楽曲で勝負が出来る実力派のバンドサウンドは、重厚なヴォーカルハーモニーに支えられたメロディックロックとして、多くのマニアに潤いと癒しを運んでくるでしょう。少々声が強めなので曲調によっては、癇に障ることもるフレデリクソンですが、バラードタイプで聴ける彼の美声は一級品でしょう。だからTOTOのシンガーにも抜擢されたんですよね。
しかしバンドは商業的成功を収められず今作を持って一旦解散。メンバーが出戻り数年後に再始動する事になります。それだけに幻のラインナップとも言える今作。

今までに何度か再発されている隠れた一品ですが、2016年にはAOR City 1000シリーズの一品として1000円の安価で再発もされています。歌モノロックに理解のある方は是非とも聞いて欲しい一品ですね。
ワタクシはこのバンド、ファーギー・フレデリクソンのソロに出会うまで知りませんでした。まだまだ隠れた名品はありますなぁ。


URIAH HEEP - Conquest ★★★ (2018-05-14 14:40:27)

稀代の名シンガー、ジョン・ロートンをアルバムを作り上げるもロートンがバンドに嫌気をさしたのか脱退。そのせいでアルバムはお蔵入りの憂き目にある事に、そんな内部分裂はドラムのリー・カースレイクにも伝染、存在感のあるドラムプレイでバンドを支えていたが、楽曲制作にも影を落とす重大な脱退劇だった。
二人の主要メンバーを失う中で新たに手にした仲間は、ルックスのよいジョン・スローマンと(ロートンはクラウス・マイネみたいにハゲあがってたもんぁ。今は金髪のヅラかぶってるけどね)クリス・スレイドが加入。
新たなるロックの幕開けを迎える80年代に向け、バンドが勝負を掛けたのが、スローマンのエモーショナルヴォイスを生かした前作の流れを組むスタイルで勝負。

良くスローマンのせいで台無しになったと言われる今作なのだが、やはり商業性も高めたいミック・ボックスと、自身のプレイを前に出したい、ヘンズレイとの軋轢もあったのか、今作におけるケン・ヘンズレイの影の薄さが全てに影響を与えたと思う。
彼が協力した形で、この方向性に進んだのか、それともやる気をなくしていたのかは分からないが、その辺りがHEEPらしくないと言われる最大の要因だろう。
その中でも、ジョン・スローマンは線は細いが朗々と歌いあげ、前任者達とは違う解釈のヴォーカルスタイルで新しい風を吹き込んでいます。
トレバー・ボルダーのベースが耳を惹く②、ジョン・ロートンの声が聞こえてきそうな味わい深いポップな③、ミックのエモーショナルなギターがカッコいいバラードの④、仕掛けの多い大作ナンバー⑦、これぞスローマンな歌声が味わえる⑧と、やはり、その辺のバンドでは出せない空気はHEEPならでは、タイプは違えど説得力はありますよね。

のちにお蔵入りしたロートン時代のアルバムがブートで出回り、今作から③④はロートンヴァージョンもあり両者の違いを味わえるのもチョイとした話題でした。そしてオフィシャルな形で未発表曲を収録した4枚組のベスト作『A TIME OF REVELATION』で確認する事も可能ですのでマニアは要チェックでしょう。


Evil Invaders - Feed Me Violence ★★★ (2018-05-14 14:04:45)

ベルギーが誇るヤング、スピード/スラッシュHM/HRバンドの2nd。国内盤がまさかのワードレコーズとは、随分と期待のニューカマーへと上り詰めたんですねぇ。

ハイピッチに喚くシンガーのキレっぷりもクールだが、殺傷力のあるリフワークと、一見は破天荒で若さに任せたサウンドに聞こえるかもしれないが、実は物凄く綿密に作りこんでおり、完全に仕上げています。その外連味のない実直なスタンスは、この手の音楽性を極めようとするからこそ生まれてくるもので、①②③と立て続けにタイプの違う楽曲で聴き手の好奇心をくすぐり、次はどうなるのかとワクワクとさせます。アッパーな①、スリリングな展開がカッコいい(ギターソロもグッド)②、ドラマ性たっぷりの③と懐の深いバンドサウンドで魅了。バンド名から想起されるカナダのRAZOR風の、重いがキレる中華包丁リフもありと新旧メタルサウンドを両立させたアイデアには知性すら感じます。

肉弾戦の暴虐サウンドに陥らない、緩急をつけた楽曲とスリルを誘発する演奏力の高さ、その切れっぷりは、軽く前作を凌ぐもので、むしろスピードメタルのオンパレードを避けた事が、何倍もバンドサウンドの旨味を膨らませており、バカっぽさではないコクのあるスピード/スラッシュHM/HRサウンドにへ仕上げています。ベースからリードギターへ転向したMAXの存在もエグイな。

今年は春から縁起がイイね。こんな良作に出会えるとは、緩急の利いた⑥のあとにインストの⑦を放り込むのも丁度いい、耳休めになる、それからのギャロップビートな⑧、だから36分少々のランニングタイムでもお腹一杯の充実感を味わいリピートしたくなるんですよね。メイデン風味の隠し味が効いて美味いわ。
先人達の影響を咀嚼し巧みに作り上げたバンドサウンドは単なるNWOTHM(もしくはNWOSHMになるのかな?)群とは一歩抜きんでた存在になっているでしょうね。だからワードレコードも目をつけたのか!!


URIAH HEEP - Live in Moscow ★★★ (2018-05-12 13:36:53)

ペレストロイカ万歳、西側のアーティストがソ連でライブを敢行。90年代を目前に大々的な宣伝を行い、地元ミュージシャンまで担ぎ出しBON JOVIが中心となりステージを行った。その時のライブ盤もあるし、その前後はロシアンメタルの雑誌などで紹介されたりと、ちょっとしたブームがあったのだが、西側のアーティストで初ライブを行ったのはインギーでもなければ、ボンちゃんでもない、なんとURIAH HEEPだったんだからね。
当時、全然話題になっていなかった記憶があるなぁ、不勉強ですね。
そんなメモリアルなステージに立ったのは新生URIAH HEEP。シンガーはバーニー・ショウ、キーボードはフィル・ランゾン。
オープニングを飾る『Bird Of Prey』は長らく演奏してこなかったクラシックナンバー、バーニーの繊細な節回しは新たなる息吹を与え、新生HEEPここにありと矜持を感じさせるパフォーマンスで魅了。ライブでは甘い歌声とパンチの効いたロックテイストを上手く混ぜ、彼の持ち味を発揮と思いのほか良質なパフォーマンスを披露していました。
なるほど、これくらい歌いこなせるなら今でもバンドのフロントマンを務めるのも納得でしたね。ちょっと軽く見てましたバーニーには本気で謝罪したいです。
リー・カー・スレイクのキビキビとしたドラミングが牽引するピーター・ゴルビー時代の『Too Scared To Run』も違和感なし、むしろカッコよく聴かせていて、80年代型URIAH HEEPのありかたを存分に見せつけています。
次の『Corina』は新曲で、なるほど、この路線で進んだなというメッセージ性があり、初期のファンにとっては軽いポップロックとなるのだが、バーニーありきのラインナップによる攻めのハードポップサウンドにバンドの未来像を見ましたね。
『Mr.Majestic』はフィルがリードボーカルを担当、キーボードが歌うのは伝統なのかね?
そしていよいよステージはクライマックスへと突入。 The Wizard ~July Morning~Easy Livin' と必殺の名曲が連発、お腹一杯もう一杯と大満足のステージとなりました。合間に挟まれた新曲とクラシックソングとの感触の違いに、戸惑いはありますが、ラストに収められたキーボードも大活躍な疾走ナンバー『Pacific Highway』なんて、80年代的なシンセの音だけど、ミックのワウギターもハマっているし、バーニーのハーモニーを生かした軽やかな歌い回しもハマり、このメンツによる魅力を発揮しています。新旧の魅力を詰め込んだ良質なライブ盤なのだが、何故名曲『Look At Yourself 』をカットしたんだろう。CD化の際に『Gypsy』は復活したのになぜ?
そして1998年度盤にはEQUATORに収録された『Rockarama』『Heartache City』も追加されていただけに不思議でなりません。
ちなみに久しぶりに今作をまるまる通して聴いたのですが『Heartache City』がメチャクチャハマっていてカッコよかった。重ね重ねバーニー・ショウには謝罪したいです。
昔のような重厚感はないのかも知れないが、改めて80年代に合わせてモデルチェンジしたURIAH HEEPも悪くないなぁと再確認しましたね。


The Fast Forward Music Project - Excalibur - Set the Wold on Fire ★★★ (2018-05-11 18:27:56)

こちらはドヴォルザークの『新世界』
歌うは我らがジョン・ロートン
彼の歌が始まってから一気にヴォルテージも上がりますよ
もうチョイロック色が強い方が好みですが
ロートンは何を歌っても上手い


The Fast Forward Music Project - Excalibur - Back to the Highlands ★★★ (2018-05-11 18:21:01)

映画『地獄の黙示録』やM.S.GのライブSEとして有名なワーグナーの『ワルキューレの騎行』
それをロック風にアレンジした一曲
歌うはジョン・ロートンですよ
悪いわけがないでしょう
澄み切った力強く伸びやかな歌声で魅了
流石です


URIAH HEEP - Live in Europe 1979 ★★★ (2018-05-11 18:10:10)

個人的にURIAH HEEP歴代No.1のシンガーは誰だと聴かれたら迷うことなくジョン・ロートンと答えます。そんなジョン時代のライブ盤が1986年にひょっこりとリリース。既にジョンはバンドを抜けていてタイムリーともいかず、また作品も手直しなしの純粋な実況盤という側面もあり、メンバーの許可取ってんのかいなと訝しむ、色んな意味でライブな音源になっています。

ジョンはライブでも驚異的な歌声を聴かせてくれた。その一言に尽きます。ライブと言ってもラフにならずに丁寧に歌いつつも、ライブならではのアグレッションもあり、デビット・バイロン時代の楽曲も難なく歌いこなしている。またファンなら両者の違いを楽しめる一枚として重宝するであろう。とにかく音質は粗い、正規のライブ盤として録音されたとは言い難い商品だ。
でもそこが逆に生々しさを誘発しており、このラインナップによる真の姿を垣間見る事が出来る名盤でしょう。
July Morningで歌うジョン・ロートンの圧巻のパフォーマンスにひれ伏しましたよ。バイロン時代からなんだけど、ケン・ヘンズレイがチョイチョイリードボーカルをとってくるのが気になる。朴訥としたフォーキーなLady In Blackも盛り上がるのは、バイロンが絡んできてから、今回のライブ盤を聴いてケンは歌はない方が良いとつくづく思いましたね。
そして稀代のヴォーカリスト、ジョン・ロートンがローカルな活動で満足している現状が残念でなりません。誰でも良いから第一線に担ぎ出して欲しいよ。


WRABIT - West Side Kid ★★★ (2018-05-10 14:01:02)

デビューからコンスタントにアルバムをリリースしてきたカナディアンメロディックHM/HRバンドWRABITによるラスト作にて勝負の3枚目。一年毎に作品を出しているのですが、どれも良質な作品ばかり、その尽きる事のないセンスと創作意欲に頭が下がるのですが、結局商業ベースで成功することなく解散へと向かう事に。
彼らのカタログは1stが正規品として1993年にCD化されたのみ、その流通の脆弱さが知名度の低さに繋がっているのだが、メロディ派を自負する方なら間違いなくチェックして欲しいバンドです。
特に今作では今までの集大成とも言える幅広い音楽性を披露、躍動感の溢れるロックなリズムをキープしつつ、軽やかなポップセンスを際立させる事に成功。そんな甘口な楽曲群の中にもパープル風味のあるSing Boyのような、このバンドらしいハードサウンドを用意したりと、一切の手抜かりなどない楽曲が目白押し、キーボードのフィーチャー具合も上々に、絶妙なバランス感覚で一気に聴かせてくれます。
随所に施される哀愁のメロディと爽快感、でも泣かせる扇情的なフレージングの旨味、コテコテのクサクサにならないのはカナダのバンドだからだろう。一本筋の通った音楽性を貫いてきたバンドの強みを強烈に感じます。

透明感のある歌声だが力強さも完備したルー・ナデーの歌声も、職人肌のギタリスト、ジョン・アルバーニのコンビネーションも抜群だっただけに、今作を残して解散した事が悔やまれます。今もって正規品の再発がない幻のバンドWRABIT。一部のマニアだけが知るバンドで終わって欲しくない実力派ですよ。


SHIRAZ LANE - For Crying out Loud ★★ (2018-05-08 17:02:36)

フィンランドの若手5人組による記念すべき1st。ワイルドかつキャッチーなサウンドはノリの良さは誘発、一聴してイメージが湧くバンドがSKID ROWあたりです。その分かりやすい作りと快活なハードサウンドは、ありがちなモノなのだが、余計な色気を出さずに作りこんでいるのでダイレクトに耳に飛び込んできます。本当にSKID ROWの1stと2ndを足して2で割ったようなサウンドで、字余り気味に早口で歌えば、シンガーの声質は違えどほぼほぼSKID ROWになりますね。

80年代テイストを主軸にオリジナルティを追求する姿勢は薄いので、アルバムの後半に向かうほど飽きてくるのだが、華やかなハードさとライトなポップセンス、コマーシャル性を重視しつつもロックなダイナミズムを持ち込んだアイデアは大いに買いですね。
こういう音の割に、二本のギターがもう少し暴れてくれたら、ワイルドさに拍車も掛かり、ポッと身体に火をつけてくれるのだが、少々優等生すぎますかね。その辺りが評価の分かれ目でしょう。


USER OF A COMMON NAME - Wishes ★★★ (2018-05-08 16:47:48)

活動期間が短命な為に、イマイチ知名度がない女性シンガーとドラマーを擁する4人組が国内向けに制作されたライブDVDとライブ音源を収録した2枚組アルバム。ライブではまだまだ青い面が浮き彫りとなったが、扇情的な泣きメロとキュートに弾けるポップセンス溢れる名曲を映像こみで楽しめるんだから、ありがたいすよね。
写真ではショートカットが似合う若いイメージだったシンガーも、意外と年齢がいっている感じで驚いた。女性メンバーあるあるの奇跡の一枚か、修正にせいであろう。余計な事でハードルを上げるのは止めてもらいたいのだが、映像を見てちょっと驚いた。

個人的には一枚目のライブ音源にプラスされた4曲の新曲を楽しめるのがファンにとっては最大の目玉でしょう。特に2曲目に収録された I Wish I Couldは、チョイチョイ日本語っぽい言葉が飛び出し、随分な空耳アワーだなぁと思ったら、英詩の合間に日本語で歌っており、その答えは最後に出ます。こういうアイデアも国内向けのファンにとってはありがたいサービスでしょう。

ジャンル不問のハードかつポップな音楽性、そのキュートな歌声は万人ウケするもだっただけに、中心人物であるシンガーのリンダ嬢の引退が悔やまれます。


VICE - Na Na Naughty ★★★ (2018-05-07 12:43:24)

バンドの初期メンバーに、あのクリス・インぺリテリとロブ・ロックが同時期に在籍していた事で知られる幻のUS産HM/HRバンドの2ndが突如リリース。しかも元は80年代にメジャーリリース予定のお蔵商品の復刻と言う事でマニアも歓喜。なんといっても自主製作盤の1stの出来も良く、今作と併せて復刻したのは喜ばしい限りです。
躍動するダイナミックなグルーブ、フックに富んだ爽快感たっぷりのメロディ、分厚いコーラスハーモニーを設えた王道サウンドは、青空の下、大音量で聴きたくなる、あの豪快かつメジャーなアリーナ風サウンドに仕上がっており、順当に成長の跡を伺わせる仕上がりになっております。80年後期、確かにこの音はもう古いと言われるだろうが、しっかりとしたサポートの元、リリースされたら一定の評価を受けたであろう高品質なアメリカンロックでした。
プロデューサーはあのポール・サブー、出している音はメロディックな王道アメリカンロック。この特性が生み出すマジックに酔いしれますよ。2015年まで世に埋もれていて誰も知らないバンドになっていたんだから、恐ろしいですよね。とんだお宝が発見されずのままでしたから、80年代に活躍したグラムメタル勢と比肩しても全く遜色のない一品。そちら方面が大好物の方はチェックして欲しいですね。


Dfk Band - Dfk ★★★ (2018-05-06 13:51:56)

70年代にAORの神様と呼ばれるボズ・スキャッグスのバックにいたLes Dudek、デイヴ・メイスンバンドなどで活動していたMike Finnigan、Jim Kruegerの三人が中心となり結成されたバンドのデビュー作。バンド名も彼らの頭文字をとったものです。
叩き上げのミュージシャン集団が作り上げたのは洗練された爽快なメロディと、土着的ともいえる砂埃舞うサザンテイストを巧みに散りばめた意欲作。そのバランス感覚と聴かせ方の上手さ、そして何を聴かせたいかを明確なした曲作りは、まさに職人技が光る一枚。ウエストコースト風のオシャレ感もそこそこに、普遍的ロックのグルーブを持ち込んだサウンドはバラードを収録しない気概もあるように、そんな甘ったるいモノではない。その辺りが最大の聴きどころだろう。
正直、参加メンバーも知らないし、このジャンルに対する造詣が全くないのですが、コメントは控えますが、質の高い音楽は耳休めに丁度よいです。


JEFF PARIS - Lucky This Time ★★★ (2018-05-06 13:21:41)

アーティストとして80年代にデビューするも成功を掴む事が出来なかったマルチプレイヤー、ジェフ・パリス。前作から6年ぶりの1993年にリリースの3rd。
オープニングからMR.BIGに提供した①で幕開けと、潜伏期間も無駄に過ごすことなくアーティストとして力を蓄えていたジェフ。今作は今まで以上にエネルギッシュな演奏をバックに、彼の逞しいエモーショナルヴォイスを全開に燃やしています。正直、声自体は個性的ではないし、○○に似ているのだが、その高いスキルは経験と修練によって磨き上げられた賜物、作風全体の熱量が上がった為、暑苦しさは増したが、フックに富んだメロディは健在、また楽曲も彼の人脈からなる共作も増え話題性も倍増と、そういったアイデアの多くが今作の熱量を上げた要因なのかもしれませんが、ソングライティング力の旨味は存分に堪能出来るでしょうね。
古き良きアメリカンロックの王道。有名な諸先輩達にも負けず劣らずの高品質サウンドで魅了しますよ。
ちなみに2ndから3rdまでの期間中に、レコーディングのお手伝いや楽曲提供を行っていたのですが、ALIASのヒットシングル『Waiting for Love』はジェフの曲ですよ。


JEFF PARIS - Race to Paradise ★★★ (2018-05-05 13:52:32)

天才マルチ・プレイヤー、ジェフ・パリスの記念すべきデビューアルバム。シンデレラのアルバムレコーディングに参加したりと下積みを経て、1986年にランス・クイン等の協力を得てデビュー。今作は日本フォノグラムのMercuryからもリリースされている通り、期待をされたアーティストでした。適度にハードなバッキングと軽やかさを演出するキーボード、そこにジェフのパンチの効いたハスキーヴォイスがスパイスとなり、甘美な哀メロナンバーにロック然とした力強さを与えています。
全編に渡りフックに富んだメロディと、本格派志向の歌モノロックサウンドはデビュー作とは思えないほど、充実しており、正にBON JOVIバブルに沸くアメリカから、苛烈なポジション争いに終止符を打つようなアーティスト登場と言える程の質の高さを保持しています。ヴォーカルオリエンテッドな作風だし、大衆性の満載のポップロックなんですが、根幹にあるのは基本のしっかりとしたバンドサウンドなんです。
時には甘く切なく、時には優美に、そして包容力のあるメロディが、多種多様な楽曲の中で息づくさまにAOR調のロックサウンド最大の旨味を感じます。90年代から2000年まで、この手のジャンルには本当にお世話になりました。毎年関係各社にお中元、お歳暮を贈りたくなるもんね。
ちなみに今作でドラムを叩くのはパット・トーピー。そしてジェフは後にMR.BIGにCDFF-Lucky This Timeを提供しています。
優れた才能を持つもヒットにつながらず、次作は国内リリースも見送られたジェフ。歌モノロックが好きな方なら安心して手を出せるクオリティを保持していますのでマニアなら要チェックでしょう。日本ではソロアーティストはルックスが良くないと厳しいのかなぁ?80年代と言えば、ミュージックライフみたいな外国人のアイドル紹介雑誌かBURRN!だからなぁ、どちらにも引っ掛かりずらいミュージシャンだったんだろうかね?売れなくて残念ですよ。


JEFF PARIS - Wired Up ★★★ (2018-05-05 13:26:47)

高いソングライティング力を誇るマルチプレイヤー、ジェフ・パリスが1987年にリリースした2nd。所謂、産業ロックと揶揄される音楽性なのですが、これがクオリティの高い楽曲が目白押し、適度にハードなバッキングの上をフックに富んだメロディが軽やかに舞い踊ります。アメリカンなんでじっとりと湿ってはいませんが、甘く切ない哀愁のメロディでギュッと抱きしめてくれますよ。
個人的には90年代に中期から2000年にかけてアホほど聴いたジャンルであり、この手の音楽性に触れてなければHM/HRに興味を失っていたかも知れません。この時期くらいから新譜に興味も薄れ、権威ある商業誌にも興味が薄れた時期だった。
そんなワタクシ自身の沈んだ時期に光を与えてくれたAOR系のハードサウンド。全編に渡り張り巡らされたメロディアスという仕掛けと、それらのアイデアを回収する手腕の鋭さ。主役たるジェフ・パリスのチョイハスキーヴォイスの熱量の高さは、軟弱に聴かせない説得力も完備、古き良きアメリカンロックを思いっきり体感させてくれる優れた一品です。
ソロアーティストして大きな成功を収められませんでしたが外部に曲を提供。今作に収められている④はVIXENに提供してヒットした事でも知られていますね。ギター、キーボード、シンガーとマルチプレイヤーで曲も書けるとい才能に溢れていたのに、運も実力の内なんだなぁと、こういう作品に触れる度に思い知らされます。
ちなみに今作でドラムを叩いているのは、あのマット・ソーラムですよ。


IMPELLITTERI - Answer to the Master - The Future Is Black ★★★ (2018-05-03 15:38:11)

帰ってきたクリス・インぺリテリを想起させる一曲
ロブ・ロックな歌唱スタイルも確立していますよね


IMPELLITTERI - Eye of the Hurricane ★★ (2018-05-03 15:08:07)

Answer to the Masterを完全に下地にしたアルバムScreaming Symphonyは、ファンが求める、彼の理想的なスタイルを具現化したような分かりやすいアルバムで聴き応えもあったが、同時にかなりのデジャブ感も誘発するものだった。それでもコンパクトな作風は視聴感の良さも手伝い、また時代性の後押しもあり好意的なモノとして多くのファンに受け入れられた。
そういう正統派メタルの救世主的な立ち位置でもあったインぺリテリの最新作。今回も完全に自身のスタイルを踏襲するものであり、パワフルな高速リフとシュレッドギター、スピード感を損なわないメロディックなフレーズの構築には一日の長を感じずにはいられません。楽曲の幅を持たせる為に用いられたアイデアなのか、アコギやスパニッシュ風味のフレーズなども持ち込み、類似性の緩和に一役買っています。
この手のスピードメタルを求めるファンにとっては、一つのスタイルを極めたアルバムと称賛の嵐となるのでしょうが、一つ距離を置いて眺めると、積極的な攻めの姿勢を感じさせない無難な作風に終始しており、その辺りの感性が評価を分ける最大のポイントとなるでしょう。スリルのあるプレイも、何故か興奮を覚えないのは、毎度お馴染みすぎるスケールの運用と手癖的なフレージングの構築が気になるというのがチョイと残念です。
それもこれも、クリス・インぺリテリという才気溢れるギタリストへの期待値の表れで、並のプレイヤーでないのは一目了然ですから、疾走感とパワーを兼ね備えた普遍的HM/HRが好きな方なら大いに楽しめる高品質を保持している点は、クリスの最たる魅力でしょう。
個人的には、どこかヨソ行きで置きにいった感が強く、レコード会社のオーダーの元、窮屈な環境でレコーディングしたのかなぁと、つい勘ぐってしまうのですが、1997年に、ここまでストレートな作風を貫いてきたのは喜ばしい事でもありましたね。


IMPELLITTERI - Wicked Maiden ★★ (2018-05-02 12:50:17)

紆余曲折を経てロブ・ロックが復帰を果たす事に、時代の流れに乗せイメージとは不釣り合いの音楽性とも言われる作品をリリースしてしまい、すっかり求心力を失った高速の貴公子。その悪いイメージを払しょくするが如くロブの復帰は大きなニュースとなり、また5年ぶりの最新作と言うのも大きな期待となりました。
全編に渡りスピード感を伴ったメロディが楽曲を支配する、インぺリテリ節を炸裂させており、多くのファンが待ち望んだ音楽性で帰還。それでありながらも多様な楽曲を収録する事に成功。今までのアルバムを一まとめにしたような柔軟な楽曲を用意してきたのも見逃せません。またソリッドな質感のリフワークは近年のモダン化の影響も残しているし、安直なる原点回帰風の作品で纏めなかったのも好印象でしたね。

しかし顔ぶれがお馴染みになり、その分、マンネリ感を誘発。総じてクオリティは高いのに、どこか決定打に欠けると思わせる作品に落ち着いてしまったのがチョイとモノ足りないですかね。なんか難しい問題だなぁ。
クリスも、どこかのバンドに加入するという姿が見たいですね。そうなれば、高速ギターの輝かせ方も変わると思うので、期待したいものです。


IMPELLITTERI - Pedal to the Metal ★★ (2018-05-02 12:28:55)

絶望的に評判の悪いアルバム。ファンにとっては正に黒歴史的な一枚となっています。余りの評判の悪さに聴く前は、相当身構えていましたが、始まった途端になんてこたぁない、いつものクリス節の連発にまずは安堵。それに歌メロも恐ろしいほど、ロブ・ロック的で、いつロブお得意のトリプルレコーディングで声を重ねてくるのかと思うほど、充実したオープニングで始まり驚いた。また随所にねじ込まれるコンパクトだが、高速シュレッドギターを主軸とする、お得意のレガートに悶絶ですね。

総じていつものインぺリテリサウンドでしたが、時代性を加味した音楽性は、彼のストレートな作風を好む潔癖なファンにとっては許せない事なのか、日本での人気はサッパリでした。
どんなにバラエティに富んだ作風でも、クリスのギターは強靭なへヴィグルーブを従え、ノリの良いリフと縦横無人に駆け巡るクラシカルギターを聴かせ魅了。日本人だけの為ではない、アメリカンマーケットもターゲットにした柔軟な作風に終始しており、無駄を排したコンパクトな作風は相変わらずだ。

そして90年代に乱発した同じような作風のアルバムよりは、多様性を擁しており(ラップソングいらんぞ)、インぺリテリファン以外にもアピールできる要素が高いのも見逃せません。こうなるとクリスの速弾きがいらないと感じたり、歌い手も個性不足な為、またメロもロブが歌っても遜色がないだけに、やはり痛し痒しな作風になってしまったのが残念。もう少し、どちらかに思い切って舵を切れば良かったの思うのだが、駄作として切り捨てる事など到底出来ない、謹製クリス印が満載のバラエティ豊かなアルバムだと思います。
Victim of the Systemで復活、Answer to the Masterで多くのフォロワーを生み出したのに、Screaming Symphonyは自らの亜流すぎたもんなぁ、Eye of the Hurricaneまでの4枚をシャッフルされても気がつかない近似値な作風ですからね。
どちらを支持するかが評価の分け目でしょう。

個人的には新メンバーだったのに、思いのほかインぺリテリで驚いた。もう少し意外性が欲しかった。せっかく新しい事にチャレンジするんだからさ。マジンガーZがやられ、もう駄目だと思ったらグレートマジンガーが出ました的な奴が欲しかったッス。


IMPELLITTERI - Answer to the Master ★★★ (2018-05-02 12:06:01)

90年代に入りグランジ・オルナタブームが席巻。その勢いは留まる事を知らずアメリカのロックシーンの勢力図を塗り替えていきました。メロディアスでスピーディーなメタルソングを渇望していたファンにとってクリス・インぺリテリが前作『Victim of the System』で鮮烈なる衝撃と共にシーンにカムバック。盟友ロブ・ロックを従え見事に帰還です。

今作はグラハムと作った1stのような情緒はありませんが、それでも空間を切り裂く高速ギターをぶちかまし主役たる存在感を猛烈にアピール。相変わらずのデジャブ感は満載だが、それでも普遍的にメタルを求めていたファンにとっては、ありがたい作風であり、日本のレコード会社主導とも言える作風は、多くのマニアの心に寄り添う形となった。
全9曲35分を切るランニングタイムと言うコンパクトさも手伝い、その視聴感は実に爽快なモノでしたね。
この作品を従え完全復活を印象つけたクリスだったが、作品を重ねる度に同じような作風の楽曲を乱発、結局、求心力を失う事となったのは皮肉なモノです。
やはり、どうしてもインギーの亜流というレッテルがあり、それ以外にも⑦のリフはドッケンのあれだしと、デジャブ感の強いギタリストだった。それだけに作風が狭い範疇で語られる音楽性に終始したものを2枚、3枚と続けて出すというのは、レコード会社の戦略もあれど、結果として尻すぼみになったのは痛し痒しと言うところだろう。
そういう意味でも、今作のもつ鮮度の高さは見逃せませんね。次作は日本以外でもリリースがあったのか、今作を下地にしたアルバムだっただけに余計にそう思いますよ。
今作で示したソリッドで攻撃的だが、メロディアスなインぺリテリサウンドの完成度の高さ、キャッチーで耳馴染みも良いのに軟弱に聴かせないサウンドメイクもクリスの代名詞となりましたね。


WHITESNAKE - Restless Heart ★★ (2018-04-25 13:53:48)

湾岸戦争以降、アメリカ自体が暗く陰鬱としたムードに包まれたと言われる。そんな世相は芸術の分野にも暗い影を落とし底抜けに楽しいエンタメを味わえる状況下になかったと言われる。時期としてグランジブームもあり、その生々しいサウンドは時代背景とマッチ、浮かれまくったパーティーソングや女々しい男の心情の吐露など、だれも興味がなかった。

そんな暗い時代は長らく続くのですが、多くのアーティストも路線変更や、アンプラグドライブなんかが流行り皆がこぞってアコギヴァージョンで往年の楽曲を披露してましたね。なんたって愛しのレイラですらアンプラグドヴァージョンあるんだからねぇ。
そんな手を変え品を変え皆が苦戦する中で、カヴァーデイルがとった新たなる音楽性は原点回帰とも言えるブルースロック。勿論、渡米し大金をせしめたカヴァーデイルが男の悲哀を歌い上げても、心に迫るものはないのですが、それでも情念たっぷりの節回しは、老獪なテクニックを駆使して、衰えすら渋みと変えたんだから流石でしょう。
暗がりのバーが似合うホワイトブルースだったホワイトスネイク、アメリカンマーケットを意識し音楽性がガラリと変わったため、その本質は人それぞれ感じ方も違うだろう。個人的にはホワイトスネイクらしさという観点で考えるとSLID IT IN辺りまでとなるのだが、今作はバランス良く纏めましたね。初期の路線もあれば、モダンなへヴィロック時代もある、そして全般的にAOR調のライトな感覚を持ち込み、聴きやすくしているという点は見事ですね。
まぁ、どっちつかず、と言えばそれまでな中途半端感は否めないし衰えは顕著だ。雰囲気重視すぎる点もある、それも90年代中期という時代の業なんだろう、この生々しい作りはね。
力点が原点回帰と大衆性、その二点がハマれば強いのだが、総じて地味なので、個人的にはアルバムを最後まで聴き通すガッツがなく⑩くらいで眠くなり完走した例がありません。それでもカヴァーデイルの名に恥じないと思わせる力技が彼の凄さなんだろう。


DEMON - Night of the Demon ★★ (2018-04-24 13:04:25)

あんりまぁ…ずっとコメントしていると思っていましたよ。と言うか…記憶あるんだけどなぁ、コメントした記憶がねぇ。歳かねぇ?

オドロオドロしいジャケットとバンド名、完全にサタニカルなHM/HRバンドだと思っていました。その実、オープニングのSE聴いたら尚更そう思うんですが、実はサタニカルなバンドではなかったんですよね。なんてこたぁない哀愁たっぷりのメロディが耳を惹く普遍的英国HM/HRサウンドを聴かせています。
NWOBHM出身という事でスピーディーなサウンドを期待していたので随分と肩透かしを食らった気分です。初めて聴いたときは一旦sトップボタンを押し、再生ミスをしていないか確認したくらいですからね。
その後も心の整理がつかず暫く見向きもしなかった少年時代、もっと即効性の高いものを好んでいたので完全にスルーでした。時を経て、向き合えばデビュー作とは思えない、いぶし銀のギターとデイブ・ヒルのオッサン声が、弾けきれないポップロックを歌う感じが癖になる個性を発揮しており、派手さには欠けているが、堅実な演奏と構成力に支えられた一枚であることに気がつきます。
それにNWOBHM出身バンドという点から見ても、ギターリフは尖っているし、コード進行もWHITESNAKE的なブルースロックとは一線を画すもので、この音も確実にNWOBHMの一翼を担っていた音と言う事を確認する事が出来ますよ。
今となっては古典的とも言えなくないが、当時としては革新的なスタイルだったでしょうね。なぜか日本では今作だけが突出した知名度を持っているDEMON、作品を重ねる度に音楽性もより高度なものに進化していくのですが、一番NWOBHMなムードに包まれているのは今作でしょう。それが知名度の高さに繋がっているのかなぁ?でもアルバムとしては出落ち感がハンパないんだけどね。


DEMON - Cemetery Junction ★★★ (2018-04-24 12:29:07)

デビュー作がオカルトテイストのNWOBHMバンドとして認識された彼ら、でもこのバンドの本質はもっと普遍的なもので英国的な湿り気とポップフィーリングを生かしたハードサウンドを売りで正直、デイブ・ヒルのオッサン声との相性は微妙だったりするのだが、この声が聞こえないとDEMONを聴いた気がしないという個性の確立に一役も二役も買っているの印象的ですよね。

前作から4年、出している音もクラシックな英国スタイルそのもの、昔から変わらないDEMON節とも言える憂いのあるメロディと重厚な世界観、そこにねじ込まれるポップセンスが最大の聴きどころ、派手に仕掛けないがキーボードの使い方も上手く作用させ、音楽性に奥行きを持たせているのも好印象。このバンドならではの威厳と言うものが音に表れていますよ。
ロックな厳つさよりもメロディ重視の作風なのに、けして軟弱な印象を持たせないのも彼らの流儀、地味な音と言われると、それまでなのだが、その職人気質の丹精込めて作りこんだ音のもつ説得力と言うものは一朝一夕では出来ませんよね。歳喰うとこういう音は心に染みるよ。


BOW WOW - BOWWOW ♯ 2 LED BY THE SUN ★★★ (2018-04-22 13:13:10)

新生BOWWOWによる第2弾のフルアルバム。ドラムが新美俊宏にチェンジとオリジナル度も高まった中でのリリースですが、サウンドは前作の流れを引き継ぐラフで骨太なロックサウンドを披露。どうしてもV時代の幻影や、初期の哀愁のあるギターメロディを期待するファンにとっては、今一つのめりこめないドライさがあるのだが、音楽的な質の高さやメンバーシップは前作よりも明らかに向上、クオリティは低くないが即効性の高いナンバーがない分、瞬発力に欠けるサウンドなんだろう。
そのせいか、売り上げも前作を超える事が出来ず活動は停滞。1996年リリースのアルバムなのに1年後にはバンドは活動停止。山本恭司の歌声をタフにしたような堀江哲也という逸材を見つけただけに新生BOWWOWの歴史が終わったのは残念でしたね。

しかし斉藤光浩と山本恭司が再開する事でオリジナル編成による真の再結成に動き出すとは思わなんだ。メンバーが収まるところに収まった再結成BOWWOWによるアルバムを聴けば一目瞭然だろう。個人的には堀江等のいた編成は、どこかヨソ行きで小粒感が否めなかったのが最大のポイントだったと思う。ワイルドなロックを真面目にやり過ぎた、そんな気がしてならない。山本恭司さんは、とてもジェントルマンなんだろう。そんな気がしてならないんだな。


BOW WOW - #0 ★★★ (2018-04-22 12:51:43)

新生BOWWOWのお披露目となる3曲入りのシングル盤。堀江のワイルドな歌声もバッチリとハマるROCK'EM DEADで掴みはOK。男臭さの充満したラフなロックサウンドだがキャッチーな歌メロもあり、いかにもBOWWOWらしい仕上がりになっており、このバンドが昔の名前で出ていますじゃない現役感をアピール。メンバーも山本恭司以外は刷新されているので、その勢いを封じ込めようとする姿勢も感じられます。アルバム未収録の渋めのハードナンバーHEY YOU!、往年の名インストナンバーのリメイクSIGNAL FIRE KICK ASS '95と、このバンドが表現したい音が確立されている印象をもたらしているのも好印象。
正直メンツをみると新生WILD FLAGとも言えるのだが、次にリリースされるフルアルバムに対する期待値とBを安易に復活させたのではないという現役感が最大の聴きどころだろう。


BOW WOW - Bow Wow #1 ★★ (2018-04-22 12:40:08)

WILD FLAGの活動に早々と見切りをつけ次に山本恭司さんが選んだのはB時代のBOWWOWの復活。
メンバーは昔のメンツではなく専任ヴォーカルを入れる形になった事は大きい。やはりWILD FLAGも歌が弱かったという点は否めなかったので喜ばしいニュースでした。
しかし蓋を開けた音楽性&メンバーはWILD FLAGのリズム隊に、ギターは十二単の八重樫浩士と新人ヴォーカル堀江哲也以外は驚くような人選ではなくフレッシュ感も皆無と言える内容で、個人的にはWILD FLAGがツインギターになり専任ヴォーカル加入程度のプチリニューアル感が漂いまくっていた。
そういう流れを引き継いでいるので音楽的な問題点など見当たらず、むしろ順当なスタイルを継承するという形での新生BOWWOWの船出となった。元々WILD FLAGがBOWWOW的なニュアンスだったので(V解散後の新バンドがBってのを懸念しただけと思っています)このバンドの期待値は高いものでした。先行リリースされたシングル盤にはSIGNAL FIRE KICK ASS 95というタイトルで名曲をリメイクしていましたかね。
全編日本語詩、骨太なロックサウンドとキャッチネスさが絶妙に絡み合う国産ロックサウンドを余裕綽々で鳴らしています。新たなる試みはないが、1995年という時代にここまでストレートなサウンドってのは逆に新鮮に聞こえたと思います。ラフなんだけど、日本人らしい折り目の正しさというか、見た目は不良なんだけど、根はメチャクチャ社会のルールを守る好青年、そんな音なんですよね。山本恭司さんのワイルドロックはさ。そこが評価を分ける最大のポイントでしょうね。


BOW WOW - 組曲xボンバー ★★ (2018-04-21 13:34:06)

お茶の間の人気者になろうと路線変更を図った事務所始動の戦略は上手くいったとは言えずに中途半端な結果のまま終わった。そのBOWWOWが次に進んだのは、人形劇『Xボンバー』のタイアップアルバム。
作品の性質上、歌よりもインスト中心の作風なのだが、キャッチーなハードサウンドを主軸としたものにチェンジ。とはいえドラムもベースも引っ込みすぎなのは、子供の耳に配慮したからだろう。ハードさは戻っているがサウンドメイクはショボイという帯に短し状態てのは気にはなるが、哀愁のメロディや、好戦的なサウンドなど聴かせるパートもあり、これがどうしてハードなものを好む方なら好意的に受け止める作りになっているのが憎い。


BOW WOW - Glorious Road ★★ (2018-04-21 13:13:01)

本格派のロックバンドとしてデビューを果たしたBOWWOW。その人気を不動のものにするべく海外アーティストのオープニングも務めマニアの間ではかなり知られる存在となりました。また当時としては、彼らの音楽をどう受け止めプロデュースすれば良いのかと受け止める土壌もなかったと思える。

そういう背景は少なからずあり、バンドが次の一手として選んだのがお茶の間のスターになるべく動き出したアイドル路線の歌謡ロック。前作の売り上げが成功とは言えず、今作は大胆なシティポップス風の楽曲を用意したりと、斉藤光浩がリードシンガーを務める楽曲を中心に攻めているのですが、前作よりは初期の姿に戻っており、山本恭司の色気のあるギターも増えています。
はっきり言えば中途半端な路線であり、個人的には一番嫌いなタイプの音楽なのだが、このバンドがいかに歌謡アイドルになろうとも、根幹にあるロックなリズムがそれを拒絶しているとしか思えない。

巷にはド派手な音の大きいバンドは山ほどある、テンポも速くノリノリだ。しかし彼らに一番足りないものは、音のでかさでは誤魔化せない。アンサンブルと言うものが伴っていない。それはロックバンドの基本とも言えるリズムアレンジだ。

このバンドには、一般的な人が聴けば煩い、邪魔だと不快に感じさせるグルーブが存在する。そのリズムプレイがあるだけに始末が悪いのだ。歌謡アイドルとして売りたかった事務所と、ロックバンドの矜持を知り、捨てされなかった葛藤が混然一体となり音に表れているのが今作最大の聴きどころだろう。こうして時を経て耳を澄ませば、楽しめる要素の多いアルバムだった事に気がつかされるのだからね。歳をとるのも悪かないねぇ。若いころなら一ミリも受け入れる技量がワタクシにはありませんでしたから、お子様でしたよ。


BOW WOW - Charge ★★★ (2018-04-20 14:33:46)

デビューしてから快進撃を続ける彼ら、今作は1977年にリリースのアルバムなのですが、アイドル並の短いスパンで作品を世に送り出す事に、僅か1年余りで3枚のフルアルバムとは今では考えられない事ですよね。
そういう事情もあるのか、今作では山本恭司以外のメンバーもアイデアを持ち込み楽曲を手掛ける事に、特に2曲目に収録されている『MUST SAY ‘ADIEU’』はベースの佐野賢二が提供、しかもリードボーカルまで勤めています。ドラムの新美俊宏と山本の共作『THE CLOWN』はライブでも重要なナンバーとして知られた一曲です。
メンバー間の結束も強まったのか、ライブで鍛えられたのか、音楽性も演奏力も向上。初期2枚の頃の迷いや青臭さは薄まり本気度は益々アップ。それでありながらも広いターゲット層を狙ったような多様性もあり、単純明快な攻撃性は損なわれたかも知れないが、明確な意思表示がなされた今作は、順当な成長を遂げる彼らの魅力が詰まった初期の代表作だろう。