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LOUDNESS - SAMSARA FLIGHT ~輪廻飛翔~ ★★★ (2017-11-23 20:32:57)

またかよぉと言いたくなるセルフリメイク&ベストアルバム。彼らのベストアルバムめちゃくちゃリリースされているからね。そんなもんまともに付き合ったら破産するわい。それにセルフリメイクでしょ。マイクの時にやったしさ、元曲をぶっ壊した新生LoudnessなRockshocksヴァージョンあるじゃんと、Thunder in the East 30th Anniversaryで気をよくしちゃったのぉ、またやりやがって、その手は喰わんわいと軽く拒否をきめかねていたのですがね。最近、かなりお得な値段で手に入るとの事で購入を決意、結論から行くとヤラれましたね。久しぶりに殺られましたよ。
初期の3枚に拘り現メンバーの手による選曲&リメイクと言う事なのですが、全盛期さながらのスタイルに回帰。音質も以前のモノよりも当然良くなっているので、カビ臭い古さを一掃。Rockshocksで感じた違和感もなく今の時代にアップデートすることに成功と多くのファンが望む形でのリメイクに着手してくれました。
山下と鈴木のド迫力のリズム隊が生み出す屈強なリズムプレイの凄みたるや、確かに聴きなれた樋口ドラムとは違いますが、鈴木のパワーヒッティングドラムもまた、後任を務めるのに相応しい人材である事を今作で明確に物語っているでしょう。山下のベースも音像がクリアになりしっかりと聞こえるようになったしね。
肝心の高崎も妙なインド感を出さずに期待にこたえる渾身のリードプレイを披露。研ぎ澄まされた感性が爆発するが如きキレまくりのリフワークから、元曲のイメージを損なわない緻密なアレンジによるソロワーク、そのアイデア豊富なリードプレイの数々に、世界が認める天賦の才を発揮していると言えるでしょう。本当に目から鱗ですよ。
そして特筆すべきは二井原実先輩の歌でしょう。55歳を過ぎたオッサンとは思えないパワフルな歌声で魅了。良く昔の方が高い声が出ていたと言われますが、それはちょっと違っていて、今の方が高いレンジをフォローしているし、何より声が強くなっています。昔の方が細く繊細だったので、違う感触から声が出ていないと感じるのでしょうが、実際は今の方が高いところを歌っていますのでね。もし、二井原実先輩が衰えを隠しながら歌っていたら、今作の感触はかなり変わっていたでしょう。先輩の熱情が迸るハイトーンヴォイスの艶やかで色気のあるパフォーマンスが最大の聴きどころ、鍛錬を怠らずに努力をした証拠ですね。
毛も薄くなり体系も変わりましたが、熟練されたパフォーマンスに魅了されっぱなしでした。

手放しで大絶賛ですが、それは今までの歴史があったからに過ぎず、今作は古いマテリアルのリメイクに過ぎない。ある意味、昔の名前で出ていますな作品です。それは前向きなリメイクなのか昨今のリバイバルブームに乗っただけかのかは分かりませんが、ここで聴けるサウンドとミックスは、まさに再結成されてから、多くのファンが待ち望んだ方向性だと思います。
個人的には遅すぎた決断であり、何をいまさらと素直になれなかったりしますが、柴田直人と一緒に凄いアルバム作れたんじゃないのとか思ったりするのでね。しかし既にアナウンスされた次のアルバムはヨーロッパでのリリースも決まっていたりと、今作が起点となりようやく進むべき道を決めたのであれば、大いに支持をしたいと思います。
ドイツを中心にツアーを行い、今度は東欧圏など攻めて欲しいね。ロシアでアーリアとツアーなんて見てみたいわ。
そして次は撃剣霊化にSoldier of Fortuneのセルフリメイクも聴いてみたい。


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN ★★ (2017-11-23 17:14:28)

撃魂霊刀というサブタイトルは4枚目の『撃剣霊化』からでアートワークの旭日旗は『THUNDER IN THE EAST』からと、随分と過去の財産にしがみついた印象を持たせる今作、今までも原点回帰をアナウンスするアルバムをリリースしてきましたが、ここまで露骨なのは初めてで、随分な集金作業をしてきたなぁと思ったのが個人的な感想(音楽性はモダンなままなのに過去のノスタルジーを渇望しているファンには気の毒なほど、そそられる手法)。当然、後ろ向き過ぎる活動には興味を持てないので完全スルーを決めていたのですが、未開封の新品を500円以下で手に入れるチャンスがリリースして間もない頃に訪れたので購入、ネガティブなイメージは視聴意欲を刺激しなかったのですが、概ね当時の彼らのスタイルを踏襲。
わりとキャッチーなリフワークや往年のイメージを刺激する楽曲も散りばめ、往年のファンの事を慮った面も感じさせつつ、2000年以降のモダンさも残しヘヴィだか聴きやすいという作風にまとめた一品。構築美溢れた楽曲群を愛する初期のファンにとっては今作もどっちつかずのI WANT YOUな事に変わりはありませんが、そんなBACK TO THE 80’だけは個人的に勘弁してくれと思っているので、彼らの歴史を語る上でメンツを保てた一枚となるでしょう。自らが築いた伝統を壊し再構築した近年の作風に通じる意欲作、一筋縄ではいかないスリルと革新さの比率が評価を分けるのでしょうが、安易な原点回帰ではない攻めの姿勢は大いに評価できますね。
でも、その後、素直にファンの意向を踏まえクラシックシリーズをLIVEや作品で連発するとは夢にも思いませんでした。特に海外では尚更の事だったりします。2017年に行われたクラシックシリーズなんて、二井原実先輩全盛期を凌ぐ歌声で実力を発揮していましたね。そろそろ進むべき方向を決める時でしょう。
アメリカで受けているへヴィなおしゃれメタルサウンドを意識し続けるのか、二井原実先輩のソウルフルな歌声を生かした、かつての自分たちを今の時代にアップテートした正統派サウンドに舵を切るのかをね。


V1 - Armageddon: End of the Beginning ★★ (2017-11-20 14:44:01)

ファミリツリーを完成させるのが困難なバンドの一つと言われるバンドIRON MAIDENにほぼ同時期在籍していて、同時期に辞めたと思われるギターのテリー・ワップラムとシンガーのデニス・ウィルコックがMAIDEN脱退後、直ぐに立ち上げたバンドがこちらになりのですが、2015年突如、High Roller RecordsからGIBRALTARとのスプリットCDがリリースされる。幻のバンドの音源にマニア筋にとっても驚きは隠せなかったでしょうが、2017年に自主制作でフルアルバムをリリースするとは驚きです。
ミュージシャンとして、どのような人生を歩んできたのかは分かりませんが、二代目シンガーの座を射止めたデニスが進んだ音楽性とは?過去のマテリアルの寄せ集めなのか新録なのか?全く分かりませんでしたが、興味本位で購入を決意。
古典的な英国的世界観に則ったロックサウンドを披露。煮え切らないがドンヨリとした湿度のあるメロディが軽快なビートを伴い走るという展開は、ある意味NWOBHMな雰囲気もあり懐かしい空気に包まれております。
メイデンファミリーツリーを追いかけるマニアにとっては、希少価値も高いでしょうが、一般的なロックファンにとっては、ほぼスルーですかねぇ。楽曲においては初期メイデンを意識したものもあるかとは思いますが、ラストの大作ナンバーなど、無理した感もあったりして、なんだか微笑ましい気分を味わえます。個人的には、あの時代を生きた人間による古典的ロックを楽しみました。

余談ですが、IRON MAIDENにキーボード奏者が一瞬して、その関係性でバンドがもつれスティーブ・ハリスと他のメンバーに亀裂が生じ、今作に参加している二人が抜け、その代わりに加入したのがポール・ディアノであり、ディブ・マーレイのみのシングルギター時代があり、すでにデモ音源もあったという。
世間的にはThe Soundhouse Tapesが初音源という認知で高いが、Strange Worldなどは録音されていたという事らしいです。
昔、読んだ雑誌では、メイデンもパンクの影響を受けて、それを意識したのが初期の作風に表れシンガーもポール・ディアノのようなパワーシャウティングシンガーを探していたとの事だが、定説を補強する為のデマっぽい。ハリスは最初からStrange Worldのようなドラマティックな曲を用意していた。というのがメイデンマニアの定説なんだとか、むしろ、そういうパンキッシュなモノもあえて用意したんだというのが、正しいらしい。
スティーブがMAIDEN結成前にデニス・ウィルコックと活動していたSMILERでは、のちにRunning Freeのカップリングとなるburning ambitionの元曲などをプレイしていたというのも裏付ける要素なんだとかさ。もっと言うとProwlerとかデニス・ウィルコックも歌っていたんだってね。
確かに初代シンガーのポール・マリオ・デイの歌声を聴いても、2代目のデニス・ウィルコックの歌声を聴いてもパンク色など皆無だ。
しかし、二人が辞めたのは方向性の違いなのは確かなので、やっぱり真偽の程は難しいですよね。そこが
メイデンヒストリーの面白いところで謎めいた初期の成り立ちへと繋がるのです。なんといってもNWOBHMの立役者ですからね。すべてはNWOBHMの成り立ちに答えがあると思いますよ。


AOR - The Secrets of L.A. ★★★ (2017-11-19 17:37:38)

こちらも国内盤がルビコンからリリースされているフレデリック・スラマのメロディックロックプロジェクト第9弾かな?こちらもリードギターでトミー・ディナンダーが参加、さらにはマイケル・ランドゥの名前もあったり、歌い手もファーギー・フレデリクセンにジェフ・スコット・ソート、ジム・ジッドヘッド、ボブ・ハリス、ロビン・ベックにヨラン・エドマン、ミカエル・アーランドソンなど豪華ラインナップが客演、ありがちなAOR風のメロディックロックに、各自が彩りと味わいを増強。
何を聞かせたいかを明確に絞り込み、余すことなく伝えきるという方向性は大いに買い出し、マニアなら安心して手を出せるでしょう。その半面スリルは皆無だし、ありきたりな楽曲も多いのは事実なのだが、ワタクシのようなライトな感覚で無作法極まりない雑穀主義の音楽人生を歩むモノには問題無で楽しんでいます。個人的に、ベタに敵うもんはないと思っていますのでね。


AOR - L.A. Connection ★★ (2017-11-19 17:26:42)

バンド名がAORでタイトルが『L.A. CONNECTION』だから寄せ集めのコンピレーションアルバムと勝手に思っていたら、フランス人ギタリスト、フレデリック・スラマが90年から始めたプロジェクトチームによる11作目のオリジナルアルバムと言うのだから驚きです。参加メンバーも豪華でリードギタリストして、このプロジェクトにうってつけのトミーディナンダーが全面参加、さらにシンガーとして複数の有名アーティストが参加、シカゴのビル・チャップマンとその奥方でいらっしゃるタマラ。さらにはポール・サブーにジェフ・パリスの名前もあり、その筋の歌モノロックサウンドをお求めの方なら安心して手を出せるラインナップが揃っているのも魅力ですよね。
今作がリリースされるまで、このプロジェクトの事は全く知らなかったのですが、国内盤はルビコンからボートラ2曲追加でリリースされているので、マニアならいかないとイケないでしょう。
期待を全く裏切らない良質な歌モノロックサウンドのオンパレードに心も洗われますよ。フックに富んだ哀愁のメロディ、そこに絡む有機的な響きのある、クールでホットな歌声と、エモーション迸るリードギターにガッツポーズも出ます。
でもやり尽くされた奴なんで苦手な人は退屈極まりないフニャチンロックとなり早々と眠気に襲われるかもですね。また精通しすぎるマニアには、またこれかと叱られる要素も大なのが玉に傷かな?


STEEL INFERNO - Aesthetics of Decay ★★★ (2017-11-19 16:57:55)

女性シンガーのカレンさんとギターのラーズはデンマーク人、もう一人のギター、パトリックはギリシャ、ドラマーのクルシシュトフはポーランド、ベースのティエリーはフランス人という国籍も性別も異なる、メタル大好き連合によるバンドが2016年にリリースした1st。
正直メンバーショットから醸し出されるド素人臭に、フェイスブックかなんかのSNSで知り合ったメタル同好会的な匂いがキツ目で、特にシンガーの紅一点なカレンさんの、ステラおばさんぶりには危険な要素も大だが(田舎に嫁いだアンジェラアキ風)、出ている音は欧州由来の泣きメロを孕んだスピードHM/HRサウンドを信条とした、懐かしきトラディショナルサウンドを披露。真っ先に思い出されるのはACIDとなるのだが、カレンさんに、あそこまでの気合いの入ったスケ番ぶりもなく、迫力不足感はあるのだが、国は違えど思いは一つと言わんばかりの思いが伝わる真摯なメタル愛に溢れた音楽性は、マイナーメタルを愛する猛者の感性を猛烈に刺激する出入り禁止な魅力に溢れており、トレンド追求なメジャー級の作品ばかりを聴き、道を見失いかけているマニアにこそ是非ともチャレンジして欲しいですね。
でも似たような曲調が続きメリハリに欠ける面もあるので、通して聴くのはチョイとキツいかもしれませんがね。この辺りがマイナーバンドの最大の問題点でしょう。ダレることなく聴かせるのもプロの技ですからね。

それにしても、このバンド、実態があるのだろうか?LIVEは行っているのか?メンバーショットを見るたびに気になるのだが、カレンさんメガネ掛けてるもんね。普通のやつだよ。大勝負の宣材写真で普通のメガネ掛けて映る?
でも、その着飾らない姿勢が、ぼかぁ好きだなぁ。
楽天の監督に就任した田尾安志が恥ずかしそうに嫁がマダム・レイでデビューしましたって番宣させられた姿を思い出します。
ちなみにフランスのInfernö RecordsからリリースされたCD盤のみ、一曲多く収録されています。それがデンマークのメタルクィーンこと、Kim SixxのMagic Swordが収録。メタル愛に溢れた選曲ですね。


DARK ANGEL - We Have Arrived ★★★ (2017-11-18 17:15:11)

彼らの記念すべきデビューアルバムがコチラ。まだまだ青臭い一面は拭えませんが、荒々しいツインギターコンビによるリフワークの旨味など、少々強引な展開もなんのその、若さにまかせたエネルギッシュな演奏と相まって、METALLICA同様NWOBHMをよりスピーディでアグレッシブにビルドアップした音楽性を踏襲。俺たちのやりたい事はここにあるんだと、言わんばかりの急転直下のリフワークが聴き手の感性に鋭く突き刺さってきます。
彼らの名前が知れ渡るのは次作だし、音楽的熟成度では4thを押す人が圧倒的に多いでしょうが、英国勢の音楽性を自分たちなりの解釈でぶった切る今作もまた、スラッシュメタル創世記を語る上では外すことの出来ない一枚かと思いますよ。
演奏の上手い下手など、お構いなしの荒法師な剛腕メタルも微笑ましいです。


DARK ANGEL - Darkness Descends ★★★ (2017-11-18 17:02:38)

結成当初はTANKやJAGUARなどのNWOBHM勢に影響を受け結成、その後、同じようなルーツを持つMETALLICAに感化され進んだ音楽性がTHEスラッシュとなったのですが、禍々しいまでにノイジーでブルタリティ溢れる音楽性を披露したのが1986年リリースの今作。パワー、スピード、アグレッションと全てにおいて前作を凌ぐ内容となっているのですが、その一役を完全に担っているのが名手ジーン・ホグランの加入によるもの、数多あるスラッシュメタルを喰らってきた猛者でも、彼の破壊力抜群のドラミングには、舌を巻いたでしょうね。バンドサウンドのボトムをガッツリと支え押し出す鬼神の如き様に、今作が名盤へと昇華した最大の功労者はジーンなのですが、エリック・メイヤーとジム・ダーキンによるツインギターも馬鹿馬鹿しいまでに、狂乱の荒くれギターで応戦と耳を惹きつけるものがありますよ。のちにVADERがカヴァーした名曲④も小技が効いており、芸達者な一面を見せているのも印象的でしたね。それにしても強烈な一枚でしたね。スラッシュメタルと言う側面から見ても、今作が彼らの代表作でしょう。個人的には間違いなくそう思いますよ。それにしても騒々しい奴らだわ。


DEMOLITION HAMMER - Epidemic of Violence ★★★ (2017-11-18 16:46:21)

自棄のやんぱちやけっぱちと言わんばかりに、目に入るものすべてをぶち壊しながら突撃してくる様が痛快極まりないですね。
小細工無用とにかく一気呵成に突っ走ります。耳をつんざくばかりの鋭角的なギターサウンドが、恐ろしいまでの殺傷力を伴い切れ掛かってくるんだからね。ブレーキなど踏むきのない暴走ぶり、その一体感を生み出すタイトなリズムプレイにも悶絶します。
SLAYERあたりにも通ずるハードコア・パンクス勢譲りの加速力と、チリチリと五感をザワつかせる集燥感みたいなものも、この手の音楽性の専売特許、ギラついた野心よりも颯爽としたクールな感性は彼らがニューヨーカーたる所以か。
ズルむけの感性が聴き手の良心を破壊するが如き、暴走流儀に則った無愛想な疾走感がスラッシュメタルの根幹を支える最大の魅力だろうと個人的には思っているのですが、彼らは実直にやりきっていますよ。そこが最大の聴きどころでしょう。


REVOLUTION SAINTS - Revolution Saints ★★★ (2017-11-18 16:28:19)

メロディックHM/HRの総本山といっても過言ではないでしょう、イタリアのFRONTIERSからリリースされたプロジェクトチームによる2015年リリースの1st。
主役が以外や以外、名ドラマーとして名高いディーン・カストロノヴァの歌を前面に出した作品と言うのだから驚きです。脇を固めるのが歌えるベーシスト、ジャック・ブレイズにギターはダグ・アルドリッチと来ていますからね。安定安心のブランド力を発揮していますが、そこにソングライティングチームとして迎えられたのがアレッサンドロ・デル・ヴェッキオでしょ。
その筋のマニアなら安心して手を出せる作品なのですが、不安材料とも言えるシンガーのディーンですが、ハスキーでエモーショナルな歌声を披露、軽快なロックナンバーから、情念たっぷりのメロディックロックまで器用に歌いこなし、懸念された問題点を見事に払拭、正直LIVEではどうなるんだろうという不安はありますが、そこはジャック・ブレイズが埋めてくれる事を期待してたいものですが、このプロジェクトチーム企画モノの一発屋で終わることなく2017年に第二弾をリリースしているので、内容もさることながら、皆のやる気も十分に伝わる出来栄えを誇っているでしょう。
脇に回っても、けして手を抜かない男、ダグ・アルドリッチもエモーショナルなギタープレイで華を添えていますね。ある意味、最大の功労者かも知れませんよ。
ディーンの歌声を聴いて、ヒューゴとかを真っ先に思い出しました。JOURNEYタイプのブライトな普遍的ロックサウンドをお探しの方なら間違いなく聴いて損はしないでしょう。流石はFRONTIERSと思わせる力作ですよ。


BONDED BY BLOOD - Feed the Beast ★★★ (2017-11-17 14:25:14)

バンド名からも推察されるようにEXODUSの影響をモロに受けているのがわかりますね。速さに拘りつつもタイトに締め上げたリズムプレイが生み出す躍動感、そこにザクザクと刻まれるギターが加わり、ヴァイオレントだが爽快感すら味わえる正調スラッシュサウンドを堪能出来る一品。これがデビュー作と言うのだから末恐ろしいと思わせるバンドでしたね。
アイデア豊富なギタープレイの数々、緊迫感みなぎるリズムプレイの迫力、高度なテクニックに裏打ちされたフックラインの多さ、それらを纏め上げ回収する手腕に目を細めます。歌い手もド迫力の音楽性に埋没することなく跳ねた歌唱スタイルで応酬する様にもEXODUSな雰囲気を感じますよね。


SADUS - A Vision of Misery ★★★ (2017-11-17 14:05:52)

やたらとフレットレスベースが持ち上げられるバンドとして有名なのですが??
個人的には1992年によくぞ、ここまでスピードに特化したベイエリア風の典型的なスラッシュサウンドで勝負を掛けてきたなぁというのが最大の聴きどころ。爆音を轟かす中でも、二本のギターが軸となり、暴力的な音楽性の中でもメロディックなパートを担ったりと個性的なプレイを披露。また以前にもましてテクニカルな要素も大きくなり、激烈なスピード感と不穏な空気が爆発するが如きなパワーとエネルギーに悶絶。無愛想だが無機質なマシーンの如き正確無比なプレイの応酬に耳が持って行かれます。
良く動きまわるベースも凄いが、やはりドライブ感溢れる手数の多いドラミングが加わることで、このバンドにしか出せないグルーブが熟成される様にスラッシュメタルの醍醐味を味わえると思います。


SADUS - Swallowed in Black ★★★ (2017-11-15 01:53:33)

自主製作盤の1stがチョイとした話題となり、ROADRUNNER傘下のR/C Recordsよりリリースされたのがコチラ。前作同様、リフとリズムが相当前のめりに突っ走る暴力的な音楽性を披露。そこに切迫感に満ちたハイテンションボーカルが絡み、異常なまでの緊張感を生み出す事に成功。
すべてを飲み込むブラストビート気味のドラミングも超強力で、聴きていてゾクゾクと煽りたてられます。スピードに特化した狂乱のハイクオリティな演奏力に支えられた楽曲は前作よりも起伏に富んでおり、緩急による、ふり幅を設けたのも功を奏していますね。こういう楽曲を聴くとマシンガンで大量虐殺を行う非人道的で凄惨な画が思い浮かぶのだが、その血生臭いまでの陰惨さがスラッシュメタルの魅力なんでしょう。本能大解放。狂乱の宴ですね。こちらの理性を奪う程のスピード感にただただ圧倒されました。


SADUS - Chemical Exposure ★★★ (2017-11-15 01:34:51)

1988年にリリースした1st『Illusions』を1991年に権利の関係なのか名前が変わり再発されたのがこちら。とにかくスピード重視の作風にテンションも上がりますが、後のスタイルを考えると若さに任せた青臭さが微笑ましいですね。TestamentやDeathのような音楽性に留まらず、Sebastian BachのソロにArtensionなどにも参加したフレットレスベースの使い手、スティーヴ・ディジョルジオが居たりと、テクニック的にも魅力があり、そのスピード重視のハイテンション極まりないプレイにフレットレスベースが絡むという変態的な要素も強めだが、スピードだけに巻き込まれずにメロディを殺さない演奏力というのが一番の魅力。
正直スラッシュに、このベースが合うのかという疑問は、この時点では拭えないが、個性的なサウンドとして一役買っているのは間違いないでしょう。矢継ぎ早に繰り出される暴力的なスピードナンバーの数々に圧倒されるでしょうね。よう動き回るベースだわな。それらを巻き込んで皆が一丸となり走り出していますよ。クールなアイデアですね。


斉藤さおり - Loose ★★★ (2017-11-14 16:23:05)

ハードサウンド転向後1990年にリリースした第二弾アルバム。前作の流れを踏襲しつつも、より進化したスタイルを披露。挑発的なジャケット同様、攻めてはいますが、まだまだハードな歌モノロックとしては弱く、J-POP臭も当然キツメですが、前作にあった、やらせれている感のタドタドしさというか、窮屈な感じが薄まったので作品に統一感が出てきたのが最大の聴きどころでしょう。
主役たる斉藤さおりさんの歌の上手さに磨きがかかり、より逞しい印象を残しているも上々です。
日本語で歌うが故に、ストレートに耳に飛び込んでくるカッコ悪さが個人的には最大の肝で、とくに西田昌史作曲の④タイトルがカタカナで「サソリスト」…カッコ悪いわぁ。曲は良く出来た歌モノハードポップナンバーなだけに余計に残念ですね。
バックを支えるメンバーはセッションワークで鳴らしたプロ中のプロ集団ですからね。少々タイトなレコーディングスケジュールなんだろうなぁとは思いますが、ギターの鎌田ジョージは職人肌のプロですね。ドラムを叩く青山純の名前も懐かしいです。
アイドル風味がのこった前作と、次のアルバムを時系列で聴けば、彼女がどのような遍歴を行ったのかが如実に分かり興味深いものとなりました。丁度間をとった作風ですね。
男に媚を売らない歌というのは実に頼もしく聞こえます。売るんだったら舌ったらずで、媚を売りまくった可愛い歌い方があるのだからさ。そこが一番ロックしている部分でしょう。


TONY MILLS - Freeway to the Afterlife ★★ (2017-11-14 16:05:38)

Shy、Siam、TNTのボーカルとして知られるトニー・ミルズが2005年にリリースしたソロアルバムがこちら、作風はアコースティカルな歌モノを中心としたロック色がかなり薄めのAOR風の一枚。
とくに驚いたのは彼の必殺技と言えるクリアーな高音ヴォイスを封印。中音域を生かしたマイルドな歌唱スタイルで勝負。正直、パッときいたら誰が歌っているのか気がつかないでしょう。女性コーラスをフューチャーしたゴスペル調のナンバーから大らかなカントリー風のナンバーまでと、彼のキャリアとは無縁の音楽性で勝負を掛けているし、彼のハイトーンに惚れている人にはとっては物足りない一枚となりますが、個人的には、これくらいリラックスして歌う姿も魅力的に映り、正直、彼の歌の上手さを再確認する事となりました。曲によってはテリー・ブロックが歌っているのかなぁなんて思えるようなお約束のナンバーもあったりと、ミュージシャンとしての懐の深さを披露しているでしょう。
しかしハードテイストが薄いので、正直だれるし、大人しい作風ゆえに眠気も訪れるのが評価を分ける最大のポイント。本気のAORではないし、日本で言うところのAORとしては薄い。そこが分かれ道でしょうね。しかし彼はハイトーンなどに頼らなくとも十分、やっていけるシンガーと認識させれたのは収穫でしょうね。


MOON STRUCK - Moon Struck ★★★ (2017-11-11 12:30:29)

関西様式美HM/HRの脈々と連なる系譜を継承するバンドが1998年にリリースした4曲入りのEP。メインソングライターでベースの古井善次は、Volfeedで活動していたが、シンガーの山本朋子が引き抜かれる形なのか、古井が合流しなかったか分かりませんがBlue Stealerでメジャーデビューを果たしたことでバンドは解散。その後、直ぐに始動したのがこちらのバンドになります。こちらも同じく女性シンガーのMIKOTO嬢をフロントに据え、奏でるは麗しき紫色に輝く虹サウンド。その安心安定のブランド力に彩られた屈強な意思を反映する音楽性に、初期Rainbowスタイルをより濃厚にしたTerra Rosaなど、あの音に飢えているマニアなら間違いなく満足するでしょう。LIVEでのパフォーマンス力をイマイチ伝えきれなかったMandrake Rootのオムニバスアルバム『Make It Shine Vol. 2』よりも確実に成長を遂げた姿を披露する事が出来ているのが今作最大の聴きどころ。4曲入りではとても満足できない、ハイクオリティな一枚にマニアならずとも興奮するでしょうね。


Black Master Mountain - Chronus ★★★ (2017-11-06 20:57:41)

Roxcyなどで活動していたベーシスト門脇 潤一郎氏が音頭をとり結成されたバンドがこちら、2012年から活動していたそうですが、勉強不足で知りませんでした。そしてこのバンドでフロントマンを務める人物が、関西を代表する叙情派HM/HRバンドWOLFのシンガーだった松本龍似。
家業を継ぐ為に隠居したと言われた松本が2012年に復活していたなんて露ほども知りませんでした。今作は2017年の1月に4曲入りのシングルCDとしてリリース。枚数も限定だった為に、現在は廃盤状態の一品。今のところ配信なども行っておらず、手に入れるのは難しいのでしょうが、WOLF松本の完全復活を告げる一品なだけに、マニアのみならず正統性の強いHM/HRを愛する方ならマストバイな作品でしょう。
キャリアに裏打ちされたベテランが揃っているので、妙な色気を出すことなく安定感のあるサウンドを披露。その古典的なスタイルの音楽性ゆえに、真新しい面は薄いでしょうが、トーン一発に色気がある伊藤 学のギターは堅実だし、キーボードの田口 雅敏の空間演出の妙味、この二人は松本が居たHurtlessのリズム隊でもあったんですね、その職人技のリズムアレンジにも目を見張るものがありますが、それら熟練のメンバーが奏でるアンサンブルの頂点に君臨するのは、伸びやかでマイルドな独特のトーンを操る松本の歌声があってでしょう。現行4曲では、そのバンドの全容は見えてきませんが、いずれも歌心を大切にしたメロディックHM/HRサウンドに終始しているので安心して身を任せる事が出来るでしょう。④みたいな甘い叙情派ナンバーもバッチリとはまっていましたよ。
最近まで知らんかったもんね。このバンドの存在。今年一番はDA VINCIの復活だと思っていたが、WOLF松本の復活の方が大きいな。感慨深いっす(感涙)


AIR RAID - Point of Impact - Madness ★★★ (2017-11-05 14:08:09)

これもやったなぁ
やりに行ったなぁ
ロックン・ロルフ船長が旗振っていますよ
でも北欧の風が吹いているよね


AIR RAID - Point of Impact - Bound to Destroy ★★★ (2017-11-05 14:06:04)

高速回転するリフワーク
煮え切らない歌メロ
やりやがったなぁ
完全にNWOBHMを意識していますよね
現代のテクノロジーで蘇らせたね
あたしゃね一本取られました


AIR RAID - Point of Impact ★★★ (2017-11-05 14:01:43)

SPIRITUAL BEASTから国内盤もリリースされた若手NWOTHMが2014年にリリースした2nd。オープニングから実直なHM/HRサウンドで幕が開ける展開にメタル魂も燃え上がりますが、メイデンよろしくなギャロップビートと突破力の高いドラマティックなお約束サウンド、はたまたランニングワイルドよろしくな高揚感の高いストロングメタルといい、良くも悪くも先人たちの影響を全く隠そうとしない作風は、メンバー全員の芸名を考えると、大真面目なおふざけ感が無きにしも非ずで、そのあたりにパロディ臭を嗅ぎ取ってしまうと、まともに聞くことは出来なくなるのですが、前作同様、古典的な80年代初期のメタルサウンドに特化した音楽性は、オジサン達の慰み者で終わるだけではないクオリティを保持しており、若い人達にも十分訴求するだけの魅力はあると思いますよ。この手のサウンドには、お約束のハイトーン系のシンガーも用意しているし、扇情的なツインリードのハモリから、大衆剣劇の如くド派手に立ち回るソロパートなど、飽きさせない工夫が嬉しい限りです。
なんだかスティーブン・セガールの沈黙シリーズをみているようなB級感も拭えないが、多分、狙ってそこをついてきているように感じますね。所詮へヴィメタルなんてものは、胡散臭さが魅力の一つでしょうってね。今作を聴き、何故かJPのPV、銀行強盗に押し入る謎の設定と、しょっぱい映像が貫かれる『Breaking The Law』を思い出しました。
やっぱり愛すべきへヴィメタルサウンドですよ。ワタクシにはね。


ANNIHILATOR - Suicide Society ★★★ (2017-11-05 13:44:32)

今作はドラム以外のパートをジェフ・ウォーターズが一人で担当する事に、勿論レコーディング全般も彼が行うのだから、もはやジェフの独壇場。蓋を開けるまでは、どんな音が飛び出すかは分からないのが、彼らのアルバムなのですが、今作ではモダンへヴィネス時代は勿論ですが、METALLICAよろしく時代の正調スラッシュ風味や、正統性の強いHM/HRナンバーまでと網羅、ジェフの音楽性に触れていたマニアなら、必ずやどれかに引っ掛かるような作りがなされており、一聴して過去の集大成的な印象が強い一枚と感じました。
鋭利に刻まれるリフワークの殺傷力の高さ、エモーショナルなパートとメカニカルなパートとの対比と成分量、これがANNIHILATORなんだろうなぁと納得させる作品でしょう。随所に魅力的な歌メロなんかもあったりして、ジェフのシンガーとしての成長も大きく後押ししているのも見逃せませんね。
へヴィなサウンドの中にぶち込まれる、歯の浮くようなキャッチネスさに現代アメリカが望むへヴィロックの在り方を見たようで、妙に勉強になりました。そして、それをやっても似合うのが、ジェフが鬼才と呼ばれる所以なんでしょうと納得しましたね。


ANNIHILATOR - For the Demented ★★★ (2017-11-05 13:26:03)

11月にリリースされたばかりの最新作。この手の新作を発売日に手にすることは皆無に等しいのですが、作風が気にいならにということでタダ同然で手元に転がってくる事に、そんなにお気に召さない一品なのかと身構えていたら、なんてこたぁない今の時代を生き抜くANNIHILATORサウンドでした。
前作からジェフ・ウォーターズが歌っているとの事ですが、クオリティを下げる事もないので安心して聴けますね。
オールドスクールと表現される古典的なスタイルを保持しつつも、メカニカルなサウンドメイクはバンドの本分だし、主戦場がアメリカの彼らにとっては至極まっとうな方向性に舵を切っており、いい意味でのモダンさも難なくジェフ・ウォーターズ流儀に則り表現されていますよね。
マシーンの如き正確な刻みのリフワークの独創性、へヴィメタルなアグレッションを有した峻烈なるエモーション、その燃え滾る熱情が放たれるソロなどは、このバンドならではの真骨頂。またへヴィロックサウンドの合間に組み込まれるスローナンバーなども、アクセントとなりアルバム単位で楽しめる一品と仕上げてきているでしょう。
ワタクシのようなオールドスクール極まりないオッサンには、ハイカラな音楽性なのですが、若い人にとっては、新旧のへヴィロックサウンドを意識させる作りには大いに好奇心を擽られるだろうし、何より一寸先の展開が読み切れない、場面展開の多いジェフ・ウォーターズメタルに引き寄せられるでしょうね。
このバンドはある意味、ジェフのソロプロジェクトですから作品前にメンバーが変わる事に驚きはありませんが、今回は相棒にアーロン・ホンマという日系人らしき人物が居るのも気になるとこと、是非、このメンツで来日公演でも行い元気な姿を見せて欲しいものです。でもやっぱ専任シンガーが居た方がエエんですけどね。それと個人的には今はこういうミックスが流行りなのかな?と思いましたね。ワシにはオシャレ過ぎるんだなぁ。


J.D.K.BAND - Falcom J.d.k.band1 ★★★ (2017-11-03 17:39:32)

伝説の国産メタルバンドMurbasのシンガーであり、日下部正則のソロやSABBRABELLSの松川純一郎らと組んだEMOTIONのシンガーとして知られる岸本友彦が中心人物となり、日本ファルコムのゲームミュージックをロックアレンジしたのがこちらの作品になります。岸本が編曲とプログラミングを兼ねているので中心人物と目されていますが、メンバーの大半はEMOTIONだし、キーボードにはHELLENの高梨康治が参加、高梨は今やサウンドクリエイターとして大成功を収める人物、ナルトやプリキャア関連で大儲け、さらにはプロレス系に、ゲームミュージックにアニメ関連、そしてアイドルまでと幅広く手掛け、会社も立ち上げ成功して良かったなぁと思いますね。
そして客演するギターは日下部正則、松川純一郎、白田一秀の三人。国産メタルマニアなら興味も惹かれるメンツが揃っていますが、リズムプレイが打ち込みということで少々軽いサウンドメイクに終始していますが、高梨の色彩豊かな鍵盤プレイの華麗な指さばきによって、そのあたりの不満も抑え込む事に成功。元々ゲームミュージックなんでと割り切って聴けば問題はないでしょうが、へヴィにガツンとくるものは少ないので、そのあたりの刺激を求める方には不満でしょうね。でも逆にアニソン系が好きな方なら存分に楽しめる要素も大きいでしょうね。高揚感のあるドラマティックな展開がテンコ盛りですからね。
ミックスの仕方がロックとしては軟弱過ぎるのが最大の問題点ですが、インストナンバーの合間に挟まれる岸本がリードシンガーと務める楽曲もポジティブな雰囲気があり、仲間を引き連れモンスター退治の旅に出たくなります。でも、岸本の抑揚のない平坦な歌が耳につくのも気になるところで、EMOTIONの作品に馴染めなかった事を思い出しましたね。
その幻のEMOTIONの長らく廃盤だったアルバムが年末に再発されるので、この機会に手を出さないと二度とチャンスは巡ってこないとは思っているのですが、個人的にはイケない雰囲気大です(笑)
しかし今作のような良質なゲームミュージックを元にアレンジを手掛ける才能のあるミュージシャンが揃っていたバンド、EMOTIONがらみの今作を聴き楽しんだロックファンには是非ともトライして頂きたいなと思います。


Max Bacon - The Higher You Climb ★★★ (2017-11-03 17:24:34)

BRONZ、GTR、PHENOMENAなどに参加した英国人シンガー、マックス・ベーコンが1995年にリリースしたソロアルバム。参加メンバーもジェフ・タウンズやスコット・ゴーハム、スティーブ・ハケット、スティーブ・ハウなど名だたるメンバーが参加、客演のみならず楽曲提供も行い、GTR風というかAISA風の楽曲が目白押し、そこにマックスのマイルドで伸びやかな癖のない透き通った歌声が絡むのだから、その筋のマニアなら間違いなく手にとって損はしないでしょう。
あくまでも主役はマックスなので歌中心の作りですがAOR系のハードサウンドの核となる部分は、英国的な伝統美と爽快感のあるメロディなので、その芯の太さには、成功を夢見る大いなる野望と実力派シンガーとしての魅力を感じますね。
無難な作りでも参加メンバーが醸し出す威厳めいたモノには、やはり引き寄せる力というがマジックが確実に存在しています。冷ややかでクリアーな音像の中にある、鋭く輝く光る感性とセンスあふれるアレンジは、やはり一日の長というものでしょう。


Rage N' Rox - Rage n' Rox ★★ (2017-10-26 20:05:21)

US産AOR系のHM/HRバンドが1989年にリリースした1st。このバンドの軸になるのがシンガー、タマラ・ディームスとゴルディ・ディームスの二人。同じ姓を名乗るので兄弟なのか?親戚なのか?夫婦なのか詳しいバイオは分かりませんが、タマラ嬢の、トレーニングを積んだと思われる、下地のしっかりとした歌声とゴルディの派手でフラッシーなギターを主軸とした歌モノサウンドを披露。あまりにも類型的な楽曲が並び、その筋のマニアにとっては興奮度も薄めとなるでしょうが、逆を言えば期待を裏切らない王道サウンドで勝負、デボラ・ハリーばりのパンチの効いた歌声は、個人的にはステファニー・ヴォジャースを彷彿とさせるもので、しっかりしてるよなぁと安心して聴いてられますね。
BON JOVIの成功以降、雨後の筍のごとく世に出てきた音楽性ではありますが、安定感のある作り込は総じてクオリティも高く、適度なハードさと躍動するリズム、ロックテイストを損なわないダイナミックさは気持ちがいいんですよね。
でも改めて女性シンガーの歌モノを聴くとVIXENって個性があったと思いますね。上手いだけじゃモノ足りないッスよ。


Coven - The Advent ★★★ (2017-10-24 21:18:55)

FASTKILLのギタリスト伊東 昭博が女性シンガーTAKAと作り上げたバンドがこちら、2016年にデモ音源をリリースすると立ち待ちマニアの間で話題に上ることとなる。
その勢いは国内に留まらず海外のレーベルの目に留まり、今作はフィンランドのSvart Recordsから2017年の9月にリリース。歌詞は全編日本語、それでも海外のレーベルが手を上げるのだから時代は変わりましたね。ジャケットもクールジャパンよろしくな二次元チックな世界観で表現、個人的にはピンと来るものはないが、なんでもいいので認知され売れるなら大歓迎ですよ。

出している音は麗しのブリティッシュサウンド、哀愁のツインリードが劇走するNWOBHM丸出しのオールドスタイルに咽び泣きます。正直、この手のサウンドの先輩は70年代なら野獣(のけものと読む)。90年代から現在まで精力的に活動する伝説のMetaluciferや舘真二のMagnesiumといますが、このバンドもクオリティはそれらの諸先輩たちに比肩するもので、むしろ、音質的にはスッキリとクリアーに仕上げることで聴きやすさを誘発、ある意味、今っぽさも補完していますね。
とはいえ類型的なサウンドだし、熱心な国産HM/HRマニアな方にとっては、尚更新鮮味など感じないでしょうが、インディ系のCDショップなどではちょっとしたお祭り状態の猛烈プッシュされる一枚。ここは素直に乗ってみるのも一興でしょうよ。4曲入りのEPなので、全容は見えてきませんが、適度な疾走感をまとった哀愁のNWOBHMサウンドが好物な方なら大いに楽しんでもらえるでしょう。
線の細い歌い手も含め、なんだか幻のバンドの復刻音源を聴いているみたいで懐かしかったです。即効性が高いうえに訪れる飽きのサイクルの早さは否めないんですけどね。
こう聞くとMetaluciferの殿堂入は勿論ですが、舘真二のMagnesiumのやりきった感や、浅井兄弟によるBlind Witchの気合いに入りようには恐れ入りましたね。バンドってのは一日の長があるんだね。今作が気に入った方は、MetaluciferとMagnesiumは要チェックでしょう。


斉藤さおり - Lady ★★★ (2017-10-23 19:39:08)

第3回ミス・セブンティーンコンテスト準グランプリを受賞という華々しい経歴を持つ彼女が、大手レコード会社CBS/SONYと契約を絶ち、自分の進みたい方向性を目指しPLATZに移籍後リリースした。ハードサウンド転向第一弾のアルバムがこちら。リリースは1989年ですからね。まだまだバブルの風を吹いていますよ~。
サウンドプロデュース&アレンジャーに笹路正徳を迎え、キーボードとハードなギターを多用したビーイング系の歌モノ路線で勝負。ベースは坂井紀雄、ドラムは渡嘉敷祐一、ギターに土方 隆行という熟練のメンバー揃え脇をガッチリと固めています。タイトルも日本語でジャケットもパッと見では、完全にアイドルの作品となるのですが、出している音は本格的なロックサウンドを志向しており、①②③⑦ではEARTHSHAKERの西田昌史が楽曲提供。⑥ではZIGGYの森重樹一の名前もあったりと、アイドルポップスとは一線を画すメンツが参加しているので、彼女の出自となるアイドル出身に偏見が多少なりともある方のハードルは下げているかと思います。実際にプログレバンドMARIAH、NAZCAのメンバーがバックで参加しているんだから、ミックスの軽さはいかんともしがたいのですが、ハードサウンドを愛するマニアなら、その裏にある芯の太さを確認することは出来ますよ。

主役たる斉藤さおり嬢もキュートなルックスから想像もつかない中音域を生かした太いロックな歌声を披露。ハードサウンドに負けない堂々としたパフォーマンスで魅了してくれますよ。とはいいつつも楽曲的にはハード目の曲半分、J-POP半分なので、この辺りは所属事務所と、彼女のやりたい事の折衷案だったのかなぁと勝手に推察しますが、ハードなギターと豪快なグルーブが心地よい①、中期EARTHSHAKERな②、Vシネマなのかな?首都高トライアルに提供したハードポップな③、この曲で歌う彼女のハリと艶は一番ですかね。バックが張り切っています⑤なんですが、J-POPなんだけど、メンバーが大人しくしてられなかったんでしょうね(笑)スケールの大きいサウンドですよ。ZIGGYっぽい⑥、オシャレな叙情派ロックの⑦あたりは、ハード目の歌モノロックを愛する方ならイケるように思います。


Scheherazade - Once More ★★★ (2017-10-23 04:33:13)

所謂、関西HM/HRシーンを語る上では外すことのできないバンドがNOVELAの前身となるSCHEHERAZADE。このバンド時代は短命に終わりますがNOVELA解散後の1989年に再始動、1992年に念願の?1stをリリースするのですが、活動は尻すぼみして一旦活動を停止して、各々が自身のソロ活動へと進んでいたはずです。
2010年ころに再度メンバーが揃い本格的に動き出すのですが、今作はまさに日本のプログレシーンの黎明期から活動するVo五十嵐久勝、G.平山照継、B.大久保寿太郎の3人に、Ds堀江睦男、Keyに永川敏郎が合流、歴戦の兵が集いしスパーグループとなって再始動。先の見せないスリリングな場面展開は勿論ですが、ドラマティックという言葉では、片付ける事を許さないダイナミックなグルーブと共に飲み込んでいく、劇的な世界を演出するギターとキーボードによるアンサンブルの重厚感、彼らが一体となり奏で上げるテクニカルかつシンフォニックな叙情詩の数々はまさに、気軽に聴くことを許さない密度の濃さを誇っており、国産プログレバンドの底力を雄弁に物語っています。

正直このバンドも、NOVELAも知ってはいたが、シンガー五十嵐のヴィブラードの掛けた個性的なハイトーンが苦手で(基本的にハイトーン一本のシンガーが得意ではない)まともに聞く事もなかった。そのアレルギーがずっとあり、平山のソロも大久保が立ち上げたSTARLESSも、GERARDやVIENNAも聴かず嫌いしていました。

今もって五十嵐の歌唱スタイルは苦手だったりするのですが(美輪明宏ロックを歌うみたいな感じがします)、プログレハードなる音楽性を先駆者として世に知らしめた彼らの魅力は、それをも凌駕しており、初期Uriah HeepがRainbowの楽曲を自分たちの解釈で演奏しているような雰囲気があり、難解さよりも親しみやすい即効性も高く聴きやすさも十分に感じられ、ワタクシのような門外漢でも十分に楽しめる要素が最大の聴きどころでしょう。
難しい事をやっているのに聴きやすさを伴っているってのは本当に凄い事ですからね。


AIRRACE - Shaft of Light ★★★ (2017-10-22 05:02:00)

Moreのギタリストだったローリー・マンズワースが立ち上げたバンドがこちら、ドラムにはジェイソン・ボーナムが参加、シンガーの座には英国ハードポップマニアの間では知られるキース・マレル。そしてプロデューサーにボー・ヒルときていますからね。お膳立ても揃い期待値もあがりますが、ご多分にもれず、その期待に応えるような極上のハードポップサウンドを披露。オリジナルのリリースが1984年ですからね、その時代背景を考えると、かなり洗練された音作りを敢行、少々電子音過ぎるきらいはあるが、奥行きのある洒落た音像はボー・ヒルの手腕によるもの、More時代はキャラの濃いケニー・コックスの影に隠れてしまったローリーの堅実なプレイで脇を固め良質の楽曲を用意。適度なキーボードの使用も軽薄にならぬように工夫を凝らしつつも空間演出に貢献、深みのある英国的なシリアスさと、軽やかなAOR調の売れ線志向との合致を絶妙な間で果たすことに成功。ジェイソン・ボーナムのドラムが必要としないサウンドではあるが、レコード契約には一役も二役も彼の存在が重要だったでしょうね。なんといってもジョン・ボーナムの息子が世に出たバンドなのですからね。
MAMA'S BOYSから牙を抜いたアルバムで歌い、地味になったフェノメナプロジェクトの第3弾で歌ったりと、実力はあるのに、作品に恵まれなかったキース・マレルですが、今作レコーディングの時点で、すでに確立したパフォーマンスを披露。フロントマンとしての重責を見事に果たしています。
時代的には先取りをしたようなオシャレな歌モノサウンドだったのですが、全然話題に上らずにバンドは今作を持って一旦解散。2011年に復活アルバムをリリースする事となったのですが、軽めのサウンドだが、叙情的なメロディと上手い歌に酔いしれたい、ハードポップマニアなら手にとって損はしないでしょう。英国ならFMとかSTRANGEWAYSあたりが好きな人ならマストバイな一品ですね。アメリカのバンドにはない情緒がありますから。


斉藤さおり - Love'less - See You Soon? ★★ (2017-10-19 04:44:49)

リリカルですね
肩の力を抜いて歌っています
ええ雰囲気の軽やかなJ-POPな一曲です
キュンとさせる素直なメロディが印象的です
これが大内義昭節なのか?
なんだか広瀬香美が歌いだしそうな雰囲気ですね


斉藤さおり - Love'less - …And I Love You ★★ (2017-10-19 04:42:09)

プロデューサーつながりなのかな?
田村直美作曲の元気モリモリになりそうなJ-POPソング
ノビノビと歌っているのが印象的ですね


斉藤さおり - Love'less - 横顔 ★★★ (2017-10-19 04:40:23)

ボサノバ調の一曲
サビメロの力強さね
ええシンガーですよ


斉藤さおり - Love'less - Love Sensation ~tough Version~ ★★★ (2017-10-19 04:36:54)

西田昌史作です
イントロキーボードからしてRUNAWAY風ですね
哀愁のハードポップソングを歌う
さおり嬢は実に魅力的ですね
①②⑦とこの曲がハードポップマニアにオススメですね
横関のソロはチョイと浮いているな


斉藤さおり - Love'less - Night Trap ★★★ (2017-10-19 04:34:37)

横関のド派手なソロが頭から炸裂
アルバム随一のハードな一曲
パンチの効いた彼女の歌声も悪くないです
この路線でアルバム作って欲しいね


斉藤さおり - Love'less - 綺麗な男 ★★★ (2017-10-19 04:30:00)

力強さと繊細さのコントラストを描き切っていますね
こういう作風のアルバムの中でビシッと楔を打ち込んでいますね
そつなく纏め上げる手腕に聴き惚れます
通なアレンジに唸りますね
聴かせ方が上手い


斉藤さおり - Love'less - 悪い予感 ★★★ (2017-10-19 04:26:04)

作詩さおり嬢/作曲大内義昭
J-POP風哀愁のロックソング
アレンジ一つでどっちにも転びそうですね
彼女の歌声が真に迫っています


斉藤さおり - Love'less - そ・れ・で・も ★★★ (2017-10-19 04:21:21)

作詞でさおり嬢も貢献
曲は西田昌史です
アースシェイカー風の歌モノロック
歌メロの持っていき方などマーシー節が炸裂していますよ
哀愁のハードポップナンバーに胸キュンですね
ギターは鎌田ジョージですよ


斉藤さおり - Love'less - As Soon As Possible ★★★ (2017-10-19 04:17:31)

西田昌史が提供したスケールの大きい叙情派ハードポップナンバー
ギターソロで横関が客演しているのも見逃せません
リズムプレイも迫力がありミックス的にも攻めていますね
普段J-POPしか聴かない人にはウルサイと感じるでしょう


NORWAY - Night Dreams ★★★ (2017-10-17 12:35:12)

ノルウェーというバンド名なのに、何故かニュージャージー出身というややこさでチョイと有名なメロディックHM/HRバンドの記念すべき1st。これでゴリゴリのハードコアメタルでもやっていたらどないしようかと不安な気持ちもありそうですが、そこはバンド名から推察できるようなスウィート路線の音楽性で勝負。アメリカのバンドなんで、モロに北欧風とはいきませんが、AOR風の洗練された叙情派HM/HRサウンドが目白押し、嫌みのないキャッチネスさと、コマーシャルリズムを追求した音楽性は、どれも質が高く、スリルはないが抜群の安定感を披露。ロック然としたダイナミズムと歌モノの融合、煌びやかさと透明感のあるメロディ、詰めの甘さもあるが、哀愁を滲ませたメロセンスの才覚に唸りますね。
聴かせる事を中心としたミドルナンバーが中心ですので、ポップだろうが軽かろうが、ダンスミュージックだろうが、テンポが速くなくとダメだという人には、眠くなるような一品でしょうが、メロディを愛するマニアなら楽しんでもらえるでしょう。
今作に一番近い音楽性は、ICONの『Night Of The Crime』ですね。あの音に共感出来るマニアなら手を出しても損はしないでしょう。


POWER TRIP - Manifest Decimation ★★ (2017-10-16 19:10:04)

テキサス出身のヤングスラッシャー5人組による記念すべき1st。ドッカンバッカン打ち鳴らされるスラッシュビート、ザクザクと刻まれるリフワーク、その一寸先も見えないスリリングな展開と相まって往年のバンドが持つ空気を体感、METALLICAだしEXODUSだしTESTAMENTだしと先人たちの影響も自分たちなりに咀嚼、ある意味、ハードコアテイストも塗された楽曲は、クロスオーバー的な魅力もあったりと、一筋縄ではいかない音楽性は実に魅力的です。
その懐かしさを演出するのがリヴァーブの掛かったボーカル処理なのですが、個人的には少々やり過ぎで、スーパー銭湯で録音したのかと言いたくなる程、深く掛かっているのが難点。
どこまでも荒々しい演奏なのに、何故か頭にタオルを巻き、演奏後には腰に手を当て、フルーツ牛乳やコーヒー牛乳を飲みほしている姿が想起されのめり込めなかったりするのですが(笑)
ボーカル処理が気にならない方なら、怒気を孕んだオールドテイストむき出しのハードコアスラッシュサウンドに悶絶すること間違いなしのキレた一品ですよ。


Darby Mills and the Unsung Heroes - Never Look Back ★★★ (2017-10-16 18:48:12)

Headpinsのシンガーだった、ダービー・ミルズ嬢が立ち上げたロックプロジェクト第一弾。彼女のハスキーでパンチの効いた歌声を中心に奏でるのは耳馴染みの良い哀愁のメロディックロック。勿論、緩急を聴かせる意味でもホンキートンクな楽曲も用意したりとバラエティに富んだ構成に抜かりはなく、キラキラとしたキーボードとハードなギターを巧みに配色した①②③の流れは歌モノロックを愛するマニアなら琴線に触れること間違いなしの良品です。それ以外にも隙のない楽曲が目白押しで、全10曲最後まで味がしななっても噛みしめる事が出来るでしょう。
カナダのWarner Musicから1991年にリリース、時期的にも悪かったのか全然に話題に上らなかった彼女ですが、音楽性的にはVIXENやロビン・ベックといった麗しの叙情派サウンドを想起させるもので、その筋のマニアにはトライしてもらいたい一品ですね。持っていたのも忘れていたくらい、久しぶりに聴きましたが、暫くは愛聴盤になりそうです。堅実な演奏と裏切らない展開、合間に切れ込んでくる職人技のギター、媚を売らないパワフルな歌声、エエわ。上手いってのは素晴らしい。⑦を聴いてエアロスミスすぎるとか言っちゃダメよん。あれは皆でシェアしてもいいヤツだからさぁ


CLIMB - Take a Chance ★★★ (2017-10-04 15:25:46)

我が国日本限定でリリースされた、読売巨人軍の助っ人選手ウォーレン・クロマティが死球を受け骨折、シーズン最終戦まで棒に振ったのに、そのオフにリリースされたクライム唯一のアルバム。骨折した男がいつドラムを叩いたんだという疑問もさることながら、野球選手のバンドという色モノ感がハンパなく漂い、セールス的に振るわなかったのですが、リリース当時は歌番組は勿論ですが、バラエティ番組などにも出演して音源を紹介していましたね。
西武との日本シリーズで見せた緩慢な守備とは違い、ここではテンポよくドラムを刻むクロマティ、思わぬ才能とセンスを見せましたが、曲調的にもソフトなAOR調のロックサウンドだしキーボードもバリバリだし、ドラムも電子加工され過ぎ出しと、結局、クロマティ氏の実力の程は伺いしてませんが(骨折して野球できないのにドラム叩いているって理解が及びません)、シンガーとして大活躍するジョー・ハミルトンの歌声が素晴らしく、マイルドだが厚みのあるソウルフルな歌声はソフトロックを歌うには十分すぎるほどの存在感は発揮、全然知らない人なのですが、アメリカって国は毎度のことですが、本当に実力者が多いんだなぁと認識させられましたね。
カントリー調からダンサンブルナンバーに王道ソフトロックと幅広く収録、好みに合わせてチョイスして頂ければ、歌モノマニアなら一定の評価を下せる内容かと思いますよ。個人的にはお約束感満載の①、ゲディ・リーが参加したメロディックな歌モノナンバー④、ラス・バラード作の⑥あたりが好みですね。
ちなみに今作はあの人は今的なネタモノアイテム的な扱いを受ける一品なんでしょうが、品質の高さは折り紙つき、キーボードにでイブ・ローゼンサルが参加、バックボーカルにルー・グラムやゲディ・リー、ミッチ・マロイなども参加して華を添えています。
その話題性に頼らなくても十分な内容なので、AOR系の音楽性が好きな方なら安心して聴けるでしょう。
それを証拠に海外のコレクターが血眼になって捜し求め、リプロ盤まで存在するくらいですからね。やっぱクロマティはイメージが悪すぎるよ、シーズンオフの音楽活動でしょ、でも翌年は打ちなくったからね、最高打率も叩いたし、でも守備の手抜きは治らんかった、日本の野球に嫌気がさしたんだろうなぁ、そして引退後直ぐに暴露本でしょ。そりゃ嫌われるよ。でも何となく気持ちが分かります。

晩節を汚しダーティーなイメージがついたクロマティ氏、そのせいで再発が見送られているなら残念ですね。


Bashful Alley - It's About Time ★★★ (2017-10-02 16:23:33)

激レアな発掘良品リリースには定評のあるHigh Vaultage Recordsから2005年にリリースされた。82年リリースのシングル2曲&デモ音源8曲プラスの10曲からなるコンピレーションアルバム。幻のNWOBHMバンドのコンピ作にマニアなら興奮も隠しきれないでしょうが、泣きメロ満載、哀愁の叙情派ブリティッシュHM/HR①の『Running Blind』シャープなギターが切り込んでくるへヴィで攻撃的な②の『My, My, My』。キャッチーさも光る⑥の『Why Can't You See』など名曲も多数収録、昨今の音に慣れている人には音質的に厳しいものがあるでしょうが、当時のサウンドをリアルタイムで体感できるようなシケシケのスッカスカな音こそ、NWOBHM、だと思っているので、この手の音源に触れたいと思う方には強く勧めたいですね。シングルだった①②の流れは出色の出来だし、このクオリティを持ってもデビューに漕ぎ着けられないほど、当時は混沌とした玉虫色の時代背景を想像させるし、それ以前にブームがいかに短いものだったかを物語りますよね。
NWOBHMというのはパンクの影響も取り込んだ攻撃的なサウンドが信条で、所謂、PRAYING MANTISに代表される叙情的なサウンドは稀有な存在なんだと20代の中頃まで信じて疑わなかったが、全然そんなことなく、このバンドのように哀愁のメロディをふんだんに取り込んだ叙情派バンドは多数いたことを知ったと時は騙された気分で一杯でしたね。全然雑誌でそんな事を言ってなかったじゃんである。
英国的な叙情性とロックな攻撃性を併せ持つサウンドのお探しの方なら楽しんでもらえるでしょう。隠れた名曲ってNWOBHMには多すぎるんですよね。掴みきれんわい。


ACCEPT - The Rise of Chaos - No Regrets ★★★ (2017-09-29 14:41:47)

好戦的なリズムに乗せて勢いよく駆け抜けてきますが
哀愁のパートを放り込みクールダウンと見せかけ
アクセプト重戦車サウンドが突進していきます
キャッチーなリフワークだが重厚感を損なわない手腕はお見事です


ACCEPT - The Rise of Chaos - Worlds Colliding ★★★ (2017-09-29 14:35:31)

哀愁度の高いマークの歌メロが好きです
キャッチーだしシンプルな構成だからこし誤魔化しがきかない
彼らのもう一つの魅力を端的に物語っています
歌えるソロも好きですよ


ACCEPT - The Rise of Chaos - Carry the Weight ★★★ (2017-09-29 14:32:33)

随所に設けられる扇情的なフレージングの旨味
勢いに乗って突っ走るだけではないベテランの技に魅了
新たなるツインギターコンビにも期待が持てますね


ACCEPT - The Rise of Chaos ★★★ (2017-09-29 14:27:41)

現在の欧州におけるトレンドを伝えるような生々しく、そしてへヴィな音像を叩きつけてきた意欲作。盟友になりつつあるアンディ・スニープの手腕による、モダンさも補完された音作りとの相性も良く、全盛期の流れを汲みつつも、けっして過去の焼き回しでは終わらない制作意欲に頭が下がりますね。
所謂『Fast As A Shark』や『Braker』のような即効性と求心力の高いスピードナンバーはないかもしれないが、哀愁とキャッチーさを併せ持った男気あふれる④のような曲を放り込んでも違和感を感じさせないのは見事、ウドよりも柔軟さがあるマーク・トーニロの存在も際立ちますね。また随所に設けられるウルフの扇情的なフレージングの旨味、単に流れで弾くのではなく、スピードに乗らずにスローダウンさせるなど、改めて上手いなぁと感心させられましたね。
アクセプト印満載の③渋い④そして好戦的なリズムが耳を惹く緩急を織り交ぜた⑤と3曲の流れは絶品でしょう。
前作『BLIND RAGE』を聴き、分かりやすさに欠けると感じた人には、厳しい路線となるだろうが、多様性を帯びた楽曲を一つの方向性に集約し男気溢れる任侠メタルサウンドへと仕上げた手腕に改めて舌を巻きましたね。今作を聴き、このバンド暫くは安泰でしょう。そしてウドじゃないアクセプトは認められないと言う頑固なファンにこそ聴いて欲しい一枚でもあります。今作にはこれまでの音楽性を集約したような魅力を感じるはずですから、そしてマークの柔軟だがパワーを落とさない金切りヴォイスの官能的な響きを堪能して欲しいですね。欧州全般を股に掛け快進撃を続ける彼ら、今が全盛期をいっても過言ではない、メタルシーンの王者たる威厳と充実感に必ずや満足を覚えると思いますよ。聴き込むほどに新たなる発見も出来る実に魅力的な一枚へと仕上げてきましたね。


ACCEPT - I'm a Rebel ★★ (2017-09-29 14:04:22)

1stが大コケしたためにレコード会社の介入&プレッシャーを受け制作された2nd。全体的に軽めのポップな印象を受けるが、タイトなビートを強調した①に代表されるように方向性の拡散度は薄めで進みたい方向を示唆することに成功。②以降もシンプルだがメタリックな要素も前作より感じられ、視聴後の感触はけっして悪くない、むしろ音質も演奏レベルもあがり個性的な面の見えてきたりと好感の持てる作りとなっています。個人的にもハードなサウンドの合間に聴く小休止的な活用にピッタリで年に数回は通して聴くアルバムでもありますね。
後年の姿を想像するとコチラも違和感は拭えないかもしれないが、ピーターが歌う叙情味たっぷりのバラード③など聴かされると、駄作と切り捨てるのは惜しいですよ。また、ポップでシンプルになった分、ウドのメタリックなシャウティングボーカルとウルフの叙情派ギタリストとしてのセンスが頭角を現しているのが如実に伝わってくるのも魅力ですよね。
ちなみにライブでも結構取り上げられた①ですが、楽曲提供者ジョー・アレキサンダーさんは、AC/DCのアレックス・ヤングさんですよ。


ACCEPT - Accept ★★ (2017-09-29 13:48:14)

ジャーマンメタルのパイオニアといっても過言ではないアクセプトの記念すべきデビュー作。1stということで音楽性は固まっておらず、疾走ナンバーは勿論ですが、ポップロックあり泣きのバラードあり、軽快なロックありと多様性に富んでおり、実に興味深い内容にはなっています。この時からバラードの出来は絶品でピーター・バルデスがリードヴォーカルを務める③などで聴ける抒情的かつダークな世界観など、なかなか味わい深いものがありますよね。
ある意味、同郷の先輩SCORPIONSからの影響も大だ。後年炸裂するパワー漲る漢メタルとは一線を画すものだが、1979年という時代背景を考えると納得の方向性でもありますね。
まだまだ青臭いがウルフのギターにも、時折ギラリと光るセンス溢れるフレーズが登場したりと、マニアなら興味も惹かれるかと思いますが、男気あふれる姿を想像すると肩透かし感が半端ないので注意が必要です。入門編とはいきませんが、後年の確立した姿と照らし合わせながら、成長の度合いを楽しむのも一興ですよ。


Sinawe - Four - Metalizer ★★★ (2017-09-27 13:42:30)

イケイケドンドンと攻めていますね
王道のど真ん中を行くメタリックな一曲
迫力もテクニックも十分でしょう
音質がイマイチだけどね


Black Syndrome - Fatal Attraction ★★ (2017-09-27 13:37:58)

お隣韓国のベテランHM/HRバンドが1988年にリリースした記念すべきデビューアルバム。いきなりAC/DC風のご機嫌なロックナンバー「I'm Your Man」でスタート、シンガーもボン・スコット風に歌ったりと随分なりきっていますが(ソロは何故かマイケル・シャンカー風)⑥曲目に収録された「Rock the Speed」のような疾走ナンバーがあったり、韓流バラードがあったりとバラエティに富んでいるというか、1stということで方向性が定まっていないというのか、不安定な演奏に、更なる拍車を掛ける要素となり、安定感に欠けてはいますが、アジアの血をザワつかせるメロディと熱量は十分に伝わってきますので駄作といって切り捨てる事は出来ませんね。韓流ブームって言ってもメタルは全然、日本に伝わってこないし、あのキム・ギョンホもメタルに界での活動をについて『俺は単なるマイナー歌手では終わりたくない』と一般紙のインタビューに答えていたもんね。


DORO - Classic Diamonds ★★★ (2017-09-27 13:15:38)

ドイツのメタル界を牽引してきたドロ姐さんがオーケストラとロックサウンドの融合に取り組んだ一枚。①②④⑤はWarlockのカヴァー、③はJPのカヴァーで、ウド・ダークシュナイダーとデュエットしています。この時点でマニアなら立ち上がらずにはいあられませんが⑥以降も前半のカヴァーとオーケストラサウンドとの融合という話題に負けない充実した楽曲を用意、無理なくバンドサウンドと融合させることにより、曲本来ももつ勇壮さに拍車も掛かり、情熱的でメランコリックなWarlockサウンドのカッコよさを再確認出来るし、改めてドロ姐さんの魅力に触れる事が出来るでしょうね。
少々奇抜なアイデアと思える実験的サウンドを馴染みのあるクラシックなカヴァーソングを頭に持ってきて破綻していない事を証明したて見せたアイデアの勝ちでしょう。
リリース同年に行われた2004 Wacken Open Airの模様を収めたDVDもリリースされているので併せてチェックして欲しいですよ。パワフルなドロ姐さんが、オーケストラを従え貫禄のパフォーマンスで魅了していますから。
インギーのは本格的なクラシックすぎる、ニコロ・コッツェフのノストラダムスはオペラ過ぎると思う方なら今作は響くでしょう。十分ロックしてますからね。


Voices of Rock - High and Mighty ★★★ (2017-09-27 12:58:20)

前作から2年後の2009年にリリースされたロックプロジェクト第二弾。今回も客演する歌い手の面々に興味が持って行かれますが、それも盤石のソングライティングチームがあってこそ、裏方に回るBonFire組の手腕によるところも大きいのでしょうが、オープニングの①から威厳に満ち溢れた王道ハードサウンドで勝負、甘い歌モノ一本で終わらぬよう工夫を凝らしているのが面白い。その影響はデイヴィッド・リースが歌う⑧なんかにも表れているのだろうが、歌い手の資質に合わせた曲を用意しているのが最大の聴きどころでしょう。①はトニー・マーティンが貫禄の歌声を披露。②ではヴァンデンバーグのバート・ヒーリンクが登場(渋い選出です)ですからね。歌モノマニア以外にも興味が湧く要素もあるかと、個人的にはデイヴィッド・リースが参加に興味が湧いたが、やはりポール・サブーにミッチ・マロイの実力派とともに懐かしい顔としてはデンマークのSkagarackのトーベン・シュミットの参加に食指も動きましたね。

1. Into the Light - Tony Martin
2. Shame On You- Bert Heerink
3. Tonight - Joe Lynn Turner
4. Rock Me - Paul Shortino
5. Remember Me - Rob Rock
6. Lay You Down To Rest - Mitch Malloy
7. In The Heart Of The Young - Tony Mills
8. Dirty Games - David Reece
9. Down The Drain - Paul Sabu
10. Only 4 Ever - Torben Schmidt
11. Maniac - Michael Voss


Voices of Rock - MMVII ★★★ (2017-09-26 13:51:34)

Bon Fireのシンガーだったクリス・ロウスマンが中心となり立ち上げた企画物のロックプロジェクト。企画もとはドイツのAor Heavenです。 ‎共同プロデューサーにマイケル・ヴォスの名前があるようにBon Fire色も強いが客演するギタリストにはマイケル以外にもエンジェル・シェライファーとトミー・ディナンダーの名前もありますからね。出てくる音も想像がつきそうですが、期待を裏切らない展開とアルバムタイトルが示すように歌を聴かせる作り込は、このメンツの手に掛かれば外しようもなく安定感抜群の内容を誇っています。客演した各シンガーも自身の魅力を存分にアピール、その鎬を削るような様にマニアなら興奮の一途を辿ると思いますよ。けして派手さはないが沸々と燃え上がるロックスピリットが息づいていますからね。

自動登録が出来なかったので楽曲とリードシンガーは下記に記入。何故ラストにゲイリー・バーテンが出てきたんだと場違い感に戸惑いも覚えますが、枯れた味わいで苦しそうに歌う彼の歌も悪くないですよ。それよりもロビン・ベックは声に艶がなくなったなぁ

1. Voodoo Woman - James Christian
2. Wild Thing - Jean Beauvoir
3. Nightingale - Terry Brock
4. Over And Done - Dan Reed
5. Phoenix Rising - Johnny Gioeli
6. Irresistible - Harry Hess
7. China In Your Hands - Göran Edman
8. Underloved - Robin Beck
9. Slip Away - Steve Overland
10. Love Is Blind - Gary Barden


DA VINCI - Ambition Rocks ★★★ (2017-09-26 13:22:53)

北欧を代表するハードポップバンドが2017年に新作をリリースするというニュースが飛び込んできたときは驚きました。個人的に、このバンドは凄く思い入れが強い。90年代の頭くらいからシーンの停滞というかグランジの勢いに押され、解散か方向性の変換を迫られる事態に陥り、多くのバンドが討ち死に&解散の道を辿ることに、国内シーンもその煽り&バブル崩壊の余波を受け、VOWWOW、ANTHEM、EARTHSHAKERの解散など(LOUDNESSも実質はリーダーの樋口が抜けたのだから解散同然)激動でした。当然大御所がやっていけないのだから、その下の様式美勢など駆逐させることに、これから俺は何を聞けばいいんだと、HM/HRへの興味が殺がれることになっていたのですが、そんな時に手を差し伸べてくれたのがZEROコーポレーション関連の作品であるDA VINCIの1stを聞いたのがきっかけでした。それまでは見向きもしなかった歌モノサウンド、勿論BON JOVIやEUROPE、TNTなどのメジャー級のポップロックや北欧サウンドなどは聞いていたが、あまりのエッジに欠けた音楽性は、メタルじゃないと頭ごなしに全否定、青春時代の青い思い出ですが、恥ずかしい過去でもあります。そんな先入観バリバリのワタクシのクソみたいな価値観を粉々に砕いてくれたのが、このバンドなのです。本当に『こっちの水も甘いぞ』って教えてくれたんすよ。

90年代にZEROコーポレーションからリリースされた時には、このバンド実態がなく当然新作がリリースされる事もなかったのですが、いつも心のどこかに存在していたバンドで、復活作や幻のデモ音源をオフィシャルからリリースなど、ズッと心待ちにしていた中で、ドイツのレーベルから新作が出るというのは今年度一番の衝撃でしたね。画的には現役感のないオッサンだったのでLIVEとかあんのかなぁ、継続していけのかなぁといったと豊田真由子議員ばりに不安な気持ちをミュージカル調で吐露しましたが、交じりっけなし純度100%の北欧オーロラハードポップ路線にて帰還というマニアの心に潤いと喜びを与える、往年の音楽性で復活。レーベルメイトのLIONHERATがそうだったように、彼らも以前よりはピリリとしたハードテイストも増されていて、そのあたりのバランス感覚は今の感性を無視していないと感じるし、ルックスは冴えないが、核となる質は以前よりも光り輝いていますね。

美旋律と透明感に満ち溢れた北欧ならではの音色、鮮烈なるインパクトを擁した意欲あふれる復帰作にまずは安堵しました。ダイエットして現役感だせよー(笑)来日して欲しいっす。


NARNIA - Narnia ★★★ (2017-09-25 14:59:32)

知らないうちに解散して、知らないうちに再結成を果たした北欧メロディックHM/HRバンドが2016年にリリースした復帰第一弾。
クリスチャン・リレグレンのアグレッシブかつメロディックな歌唱スタイルと、カールヨハン・グリマークのネオクラギターを主軸とした音楽性は、北欧ならではのブランド力を全面発揮。1st時代のインギーモロパクリスタイルとは違うところに力点を置き、よりオーセンティックな北欧サウンドで勝負。その魅力は飛翔感のある②のようが曲に集約されているでしょう。
その反面、古臭くならぬよう今っぽいミックスを施すことによりマイルドでスッキリと聴かせてくれます、その甲斐あってか、癖の強いインギー印のネオクラ臭を薄めたのが最大の聴きどころでしょう。
勿論、スウィープ・アルペジオ・オルタネイトとインギー印満載なんですがね。そして無暗に速さを求めシュレドさせないのも実はポイントが高いんですよね。
スピード感と高いドラマ性、質の高いメロディ、9曲入り40分を切るボリュームは総じてクオリティが高く、ダレることなく最後まで聴かせてくれます。これといった強烈な個性はなくとも、憂いのあるメロディに彩られた北欧サウンドが放つスケールの大きさに惹き寄せられました。


STEVE PERRY - Street Talk ★★★ (2017-09-25 14:40:16)

スティーブ・ペリーのソロアルバム第一弾。大ヒットソング①からジャーニー臭が漂い、全然ソロっぽく聞こえないといえる一品としても知られてソフトな歌モノを中心に全然、攻めていませんが、とにかく彼の上手さを堪能できる一枚であることに変わりはありません。収まるところに収まり、キャッチーでソフト路線だが、哀愁を感じさせるメロディラインを歌い上げる官能的な歌声と、情感たっぷりのギターが絡んできたら、それはもう貫禄たっぷりの王道サウンドとして多くのファンの心を鷲掴むでしょう。
スティーブの歌唱力ばかりに注目が集まりますが、それもこれも良質な楽曲があってこそですので、それだけ十分なバックアップ体制があったということでしょう。


STEVE PERRY - Street Talk - She's Mine ★★★ (2017-09-25 14:28:07)

渋いなぁ
ヴィブラードの掛け方が官能的です
語尾の揺らし方本当に素晴らしい
個人的にはアルバムのハイライトですね


LISA NEMZO - Tough Girls Can Be Pretty ★★★ (2017-09-25 14:23:55)

アメリカ人の女性シンガー、リサ・ネムゾが1985年にリリースした記念すべき1st。彼女のパンチの効いた歌声を中心にしたハード目のロックサウンドで勝負、70年代のHEARTあたりにも通ずる魅力はありますが、あそこまで土着的ではありません。それもそのはずで、彼女はどういう経緯でアルバムのリリースに漕ぎ着けたのか詳細は分かりませんが、ドイツのメトロノームレコードと契約を交わしヨーロッパでデビュー、今作はあのレインボースタジオでもレコーディングですからね。埃っぽさよりも耳馴染みの良いメロディが心地よく刺激を与えるハードサウンドへと進んだのも頷けます。装飾を省いたシンプルなビートを刻むリズム隊、地味だがいぶし銀のギタープレイに職人気質を感じずにはいられないし、サックスの音色もカッコいいし、キーボードの使い方もこの手の楽曲ではありがちだし生命線ともいえる要素も高いのですが、主役たる彼女の歌いっぷりが頼もしいく無理なくレコーディングされているのが嬉しいですね。
瑞々しいまでに弾けるポップセンスとロックテイストの融合、それも上手い歌があってこそでしょう。


CROWLEY - Nocturne - Ghoul ★★★ (2017-09-22 13:02:52)

粘り腰のまとわりつくようなへヴィグルーブ
妖艶なメロディライン
マイルドな声質だがしっかりと歌いこめるシンガーの存在は強い
この曲は2015年に世に出ていたんですね
知らんかったわ


CROWLEY - Nocturne - Don't Be in a Hurry ★★★ (2017-09-20 21:34:01)

From Electric Lady Land '84に提供したへヴィバラード
妖しげな魅力全開にリメイクされていますね
本来の妖艶さが表現され日の目を浴びましたね
良かったッス


CROWLEY - Nocturne - Midnight Dream ★★★ (2017-09-20 21:30:42)

オリジナルはThe Scream of DeathのB面に収録されていたミドルナンバー
リメイクされたことによる俄然魅力が増しましたね
へヴィさの中に光るメロウなパートが好きです
歌心のあるソロも好きですよ


CROWLEY - Nocturne - Fairy Tricks ★★★ (2017-09-20 21:26:59)

アルバムのオープニングナンバー
デモテープCROWLEYでも①曲目でしたね
彼らの魅力が詰まった疾走ナンバー
妖しげなメロディがギラリと光ります


CROWLEY - Nocturne - Evening Prayer (1985 Demo) ~Bonus Tracks~ ★★★ (2017-09-20 21:21:43)

ライブなどでは重要なレパートリーだった一曲
デモテープにも収録されていなかったので
この曲が聴けるのは嬉しいですね
妖しげなメロディラインとウネウネとしたリズム
そこに切れ込んでくるシャープなギター
甘いトーンでマイルドな声質の岩井だが力負けしてませんよ
稀有な存在のシンガーでしたね


CROWLEY - Nocturne ★★★ (2017-09-20 21:14:57)

名古屋のメタルシーンを語る上ではハズことのできない伝説のバンド、クロウリーが遂に復活です。しかもベース以外の3人が揃い踏み、まさに完全復活でしょう。
楽曲は過去のマテリアルを現在に蘇らしたもので、日本語詞から英詩に変更と本気度も垣間見え、オドロオドロしいサタニカルな世界観とシャープに切れ込んでくるメタリックなサウンドとのバランス感覚を往年の空気のまま、現代のテクノロジーで再提示、これは単なる焼き回しじゃない伝説のバンドの完全復活を高らかに告げるものだと心に響きましたね。
このバンドが復活していたなんて全然知らんかった、海外では伝説のバンドのリイシュー盤や、デモ音源のオフィシャルな形での製品化と羨ましいくらいに、活況しているのですが、国内はサッパリです。海外のレーベルがYouTubeでみつけて声をかけてくんないかと思っていました。どんな形であれ、良質な楽曲が埋もれるのは残念でなりませんからね。
最後まで自分たちのスタイルにこだわりメジャーデビュー出来なかったのではなく、そっちに転ばなかった伝説の男たちの完全復活を前に戯言は無用。
全編に渡ってパワーアップ、本来の魅力を完全に取り戻した、この妖しげでメロディックな正統派HM/HRサウンドを手にとって楽しんでもらいたいですね。

自動登録出来なかったので下記に収録曲を載せます
1. FAIRY TRICKS
2. FLOATING MAN
3. GHOUL
4. BAD STONE
5. AWAIT
6. NOCTURNE
7. DON’T BE IN A HURRY
8. MIDNIGHT DREAM
~Bonus Tracks~
9. DESTITUTE SONG (unplugged 2007)
10. EVENING PRAYER (1985 demo) ~Bonus Tracks~


Dirkschneider ★★★ (2017-09-17 20:55:09)

ダークシュナイダー名義で行われた現U.D.O.のラインナップによる、ACCEPTの楽曲を自身の音楽活動ではやらないと決別する事を名目に行われた2枚組のライブアルバム。
正直に言うと、個人的には長きに渡るU.D.O.の活躍を鑑みてもACCEPTに頼ることなんてないし、ライブでも過去の楽曲は演じて欲しいと思わないタイプだった。それほどU.D.O.の楽曲は充実しているし、またクラシックと呼べる名曲も多数持っている。したがって今作のような過去の偉業にすがる後ろ向きな作品は肯定的に受け止めないし、現役感を損なうものと見てしまうタチなのですが、さっそく前言撤回の白旗を上げます。いやはや恐れ入りました。
昨今流行りの生っぽいライブ盤なのでミスもそのままパッケージしているし主役たるウドの声も出ていない、しかしACCEPTの楽曲にはこの声が一番似合っている。聞く前に否定的な意見など木っ端微塵に吹き飛ばされるウドの熱唱に尊敬の念とともに猛省です。現役感を損なうなど愚の骨頂でした。ウドあってのACCEPTだったんだなぁと、体が否応なしに反応してしまいました。なんったてACCEPTの作品で一番聞きこんだアルバムが『Staying a Life』だもんなぁ。
スミルノフ&ヘイッキネンのツインギターコンビもウルフを意識することなく自身のカラーを投影、勿論、キメのフレーズなどはそのままに二人の解釈によるコンビネーションも聴きどころの一つでしょう。
でもウルフの抒情的なリードプレイが聞けないのが物足りなさを誘発しており、二人の金看板が揃っての過去の名曲なんだと強く印象づきましたね。

U.D.O.にとってACCEPTの楽曲を封印するのは大賛成だが、ウドにとっては封印することが惜しまれると思いました。難しい問題ですね。ファンが求めるものと、自身の気持ちに折り合いをつけるのは、でもU.D.O.での活動が長いんでね。そうなる気持ちもわかりますよ。ホント、今作聞くまで、もうやんなくていいって100%思っていたもんね。恥ずかしいわ。調子に乗ってました。大反省ですよ。


自動登録できなかったので収録曲は下記を参照してください


ディスク 1

01. Intro
02. Starlight
03. Living For Tonite
04. Flash Rockin Man
05. London Leatherboys
06. Midnight Mover
07. Breaker
08. Head Over Heels
09. Neon Night
10. Princess Of The Dawn
11. Winterdreams
12. Restless And Wild
13. Son Of A Bitch

ディスク 2

01. Up To The Limit 02. Wrong Is Right
03. Midnight Highway
04. Screaming For A Love-Bite
05. Monsterman
06. T.V. War
07. Losers And Winners
08. Metal Heart
09. I m A Rebel
10. Fast As A Shark
11. Balls To The Wall
12. Burning
13. Outro


BARRACUDA - Open Fire ★★★ (2017-09-15 15:42:20)

シカゴ出身の4人組が1989年にリリースした1st。憂いのあるメロディを基調としたアメリカンHM/HRサウンドを披露、L.Aメタル群のようなグラマラスさとは違う、華やかでキャッチーな音楽性は日本人好みのワビサビはあり、③なんでモロに日本のインディバンドがやっていそうな曲であり、なんだか親しみと共感を覚えずにはいられませんね。
その分、マイナー臭も強めでイマイチ、エッジの聞いていない甘い輪郭の音質には苦言の一つも言いたいところですが、XYZをよりソフトにしたような音楽性は、個人的にはツボで隠れた逸品として楽しんでいますね。特にAOR系のソフトロックなんか聞ける方には、こんなんありますよと言いたいのですが、ヴォーカルの彼氏がイマイチ切れていないパフォーマンスなんで歌モノマニアには進められないのが難点。
その歌い手をフォローするように、ソロでは俄然存在感を発揮するギターのショーン・コリガンのプレイには耳が持っていかれますね。このアルバムなんですが1993年?には確か国内盤もリリースされているのでマイナーメタルマニアの慰み者では終わっていないクオリティを保持していますよ。哀愁度の高いメロディとブライトな感性を持つ合わせるアメリカンテイストとの配合も絶妙で、そのあたりが、欧州産に漂う泣き過ぎと湿度の高さが苦手という方にはうってつけのメロディックHM/HRとして重宝するでしょうね。


LEATHERWOLF - Street Ready ★★★ (2017-09-15 15:09:31)

前作の成功を受け、その流れを引き継ぎつつも、よりメジャー感増した音楽性で勝負を掛けた意欲作。メジャー感といっても変な色気を出したポップロックには手を出していないので、あくまでもシャープなメタルテイストを残しつつもブライトなアメリカン臭を強めたということであり、その分、光沢のある艶めかしいコンクリートサウンド臭は抑えたということです。

その反動なのか演奏も楽曲も無難な感じが強まり個性ともいえるトリプルギターも生かせていませんが、ここまで積み上げてきたアレンジセンスをさらに研磨した音楽性は、更なる広がりを見せ、特にメロディの充実ぶりは過去最高を言えるでしょう。メタリックだが流麗なコーラスワークを随所に盛り込み、聞きやすさを誘発しているのは流石の一言です。それでいながらも攻撃性を落とさないメタルバンドの矜持をどの楽曲からも随所に感じますね。
シンプルだが鋭角的なリフワークと刺激的なソロ、直線的ビートをたたき出すリズム隊の堅実さ、彼らは見事に自分たちの持ち味を殺さずに、メジャー流通を意識した作品を作りだしましたね。
個人的には、多様性を残しつつもメタル一直線な音楽性に集約した器用さと、個性を殺せを言われた忍耐力に頭が下がるし、実に前向きでバラエティに富んだ一枚だと思います。1989年の正統派HM/HRらしいなぁと唸らされる音ですよ。

とはいいつつもへヴィメタルってのは、破壊力、スピード、攻撃性、瞬発力などいわゆる分かりやすく、キャッチーでなければいけないと、いう趣味嗜好の方にはチョイと敷居の高い音楽性ではあるかと思いますので、お気を付けください。
普遍的HM/HRが大好物だという同士の胸にはビンビンに鳴り響く正攻法で攻め込んだ意欲作として耳が喜びますよ。


LIONHEART - Second Nature ★★★ (2017-09-13 14:31:45)

個人的に彼らの再結成にさしたる興味は惹かれなかったが(お馴染みのメンバー過ぎるじゃん。くすぶり感がパないッス)SHYで歌っていたリー・スモールの参加に食指も動き、また同時期にリリースされる予定だったDA VINCIの再結成アルバムの同時購入が背中を押す形で手に入れる事を決意。正直、オマケ程度の期待値だったのですが、そんな舐めたワタクシの感性遥か彼方にブッ飛ばしてくれるような傑作を世に送り出してくれるとは夢にも思わなんだ。
英国的な格式の高さとすべてを包み込む奥ゆかしき伝統美、その重厚感にソフトな感性を塗し聞きやすく纏め上げた手腕は見事、ロッキー・ニュートン、スティーヴ・マンの二人も昔も名前で出ていますじゃない現役感を存分にアピール、プレイのみならずコンポーズでもバンドを支える事となり、デニス・ストラットンの良き相棒というかベストメンバーとして大活躍です。

『HOT TONIGHT』時代よりもハードでタイトに締め上げることで、泣きの抒情派HM/HRバンドPRAYING MANTISの片棒を担いだ男がメインにいるバンドなんだということを強く認識しましたね。ここまで強力なメロディックHM/HRサウンドを聞かせてくれるとは驚きです。しかも半分が日本国内のみでリリースされたデモ集でも聞けるでしょう?当時は無視して買わんかったが、レーベルが撤退した今、再発の見込みなんて完全にないだろうし、今作を聞いて心の底から悔やまれましたね。
新シンガー、リー・スモールですが、正直雇われシンガー的な雰囲気もありますが、温かみのある爽快で重厚なコーワスワークがすべてを包み込むので違和感なし、チャド・ブラウンとは違った形で新たなる門出を迎えるのに相応しい人材でしょう。こうなると本当の意味での最新作といえる次のアルバムが聞きたくなりますね。


EZOO - Feeding The Beast ★★★ (2017-09-13 14:06:43)

齢70を迎える(迎えたのかな?)唯一無二のパワーヴォイスシンガー、グラハム・ボネットがダリオ・モロと組んだプロジェクトチームによるフルアルバム。最近のグラハムの精力的な活動にはファンとして嬉しい限りですね。公私にわたるパートナーとのバンドも良かったですが、こちらも完全にグラハムの歌声を生かしたオーセンティックなHM/HRで真っ向勝負、全編に渡りダリオも、RainbowやAlcatrazzを意識した楽曲&オマージュ的なプレイをねじ込み、聞き手の好奇心を煽りますね。
正直言って加齢による衰えがないとは言いませんが、魅力的なメロを歌い上げるグラハム節に、マニアならずとも奮い立たされるでしょうね。いやいや本当に凄いですよ。ダリオと多くの活動を共にするリズム隊の屈強なリズムプレイの旨味、そこの上でダリオが堅実だが、今回は楽しんでいる感が伝わる賑やかなギタープレイで応戦、その頂点にグラハムが存在するという盤石の態勢で挑んでいるので、その筋の音楽性を期待するファンは勿論ですが、オーセンティックな色のつき過ぎないHM/HRサウンドが大好きな方は存分に楽しんでもらえるでしょう。お約束感満載のカヴァーも2曲ありまるのでRainbowマニアは無視できないでしょうね(日本版にはALL NIGHT LONGがボートラ追加)。こうして改めて聞かされると、言っちゃいけないのはわかるのですが。グラハム師匠よ、あと10年早くやってくれい。時間がないんじゃ。


DARIO MOLLO'S CROSSBONES - Crossbones ★★ (2017-09-13 13:37:12)

トニー・マーティンやグレン・ヒューズとプロジェクトチームを立ち上げたりと、名だたるギタリストとのお仕事で知られるイタリア人ギタリスト、ダリオ・モロがイタリア時代に結成していたバンドの1st。
ここで聞けるのはダリオのメタリックかつフラッシーなギターを主軸とした正攻法で迫るストレートなHM/HRサウンドで勝負。のちの活動と比べると感触の違いはあれど、片鱗は十分に確認できる場面も多々あり、特にドラマチックな④などは、まさにダリオ流の様式美スタイルとして楽しむことが出来るでしょう。少々高音域がキンキンとテンションが高めのミックスが気になるが、ダリオも若々しいメタルギターで応戦する姿は、現在とは違った楽しみ方が出来るし、バックの演奏も、それに引っ張られる形で交戦的な突破力があり勢い重視の姿勢を楽しめますよね。
欧州由来の湿り気のあるメロディと懐かしい時代性を感じさせるメタルギター、この時代ならではのHM/HRサウンドを体感出来ますね。これで歌い手が変わればトニー・マーティン風のサバス時代にも通ずる魅力があったりするから面白いです。そして効果的にねじ込まれるキーボードのフレーズに耳が持ってかれますが、ゲスト参加で大活躍するのは我らがドン・エイリーですよ。


SNAKECHARMER - Snakecharmer ★★★ (2017-09-09 13:27:48)

母体は例のホワイトスネイクのカヴァーバンド的な奴です。ミッキー・ムーディー、ニール・マーレイといますからね。モロなんでが、他に英国を代表するベテランがそろい踏み、ドラムはハリー・ジェイムスだしギターはあのローリー・ワイズフィールド、キーボードにはリック・ウェイクマンの息子アダム・ウェイクマンが参加、そしてシンガーにクリス・ウィーズィーときてますからね。普通にやるだけで外れは掴ませないでしょう。
ブルースベースの予定調和から生みだされるのは、まさに普遍的ブリティシュロックの真髄を体感させてくれる、あのスタイルを披露。手練手管のベテランの腕に掛れば朝飯前なのかも知れませんが、滋味深きロックなダイナミズムと皆が作りだす独特のアンサンブルに酔いしれますね。クリスの歌声はHeartlandで証明されているので、不安はありませんでしたが、バッチリとハマっていますよ。とは言え、分かりやすい歌謡テイストやスピード感は皆無なので、その手の音楽が嗜好の方にとって眠たくなるような方向性なので、クレグレも耐性のない方はお気を付けください。
堅実で地味な作風かも知れませんが、けしてオッサン達の慰み者では終わらない、躍動感と親しみやすさも内包しており、ブルースベースのロックを嗜みたいという若い人にはうってつけのバンドです。


Masquerade - One Night Stand ★★ (2017-09-09 12:45:22)

こちらのマスカレードは北欧産ではなくアメリカ産の5人組が1988年にデモ音源をリリース、そのデモ5曲に未発表曲4曲を追加して2014年にオフィシャルな形で製品化された幻の一品。ソフトだが憂いのあるメロディックな正統派HM/HRサウンドを披露、同系統で語るならDokkenが一番近い感じになりますが、あそこまでのキレは伴っていませんね。
その類似性もあってか、これといったリーダートラックも見当たらないが、無難な方向性に終始落ち着いており、スリルはないが違う意味での安心安全の法定速度に則った仮免許講習中なもどかしさもあったりと、雑さもチョイと気になるところです。また迫力不足に拍車を掛ける平坦なミックスと、どこをどう楽しむんだと言われると返答に困りますが、そのラフさ全開の雰囲気を楽しむのが一番と断言しますよ。インパクトに欠けるし曲も弱い、その分、ポップなセンスを生かしたロックナンバーはクセが無くすんなりと耳に飛び込んでくるでしょう。その微妙な空気を味わい楽しんで欲しいですね。この手の、アメリカンロックな嫌いになれん。二年に一回は聴きたくなる一品なんですよね。


LIONHEART - Second Nature - Don't Pay The Ferryman ★★★ (2017-09-06 17:32:11)

デニスとスティーブのコーラスワークも映えますね
カヴァーソングなんだ
どうりでクレジットに見知らぬ名前がありました
フックに富んだ哀愁のメロディとハードさが絶妙に絡んでいます


HITTMAN - Hittman ★★★ (2017-09-05 16:31:46)

ニューヨーカーなのにドイツのSteamhammerからアルバムをリリースした事が物語るように、マイナー調のメロディが映える正統派のHM/HRサウンドを披露。メロディックなツインリードと直線的なビートをたたき出すリズム隊を軸に、どっしりと構えたミドルナンバーが中心の作品なので、今一つ即効性に欠けるのですが、アコギなどを導入したアイデアや、キャッチーなメロも巧みに散りばめる構成力など、アレンジ力もありジックリと耳を傾けて楽しみたい作風ではあります。
しかし全体的な詰めの甘さと言うのか、平坦なミックスが無難さに拍車を掛けている面があり、その辺りが聴き手の評価を大きく分けるでしょうね。もう少しアルバムを通して起伏があれば良いのですが、その辺りが今日までオフィシャルな形での再発に漕ぎつけらていない原因なのかも知れませんが、正攻法で迫るアメリカンメタルが好きな方なら聴いて欲しいですね。ちなみに⑦はJohnny Riversのカヴァーソングで有名なリフレインがあるから原曲なら、知らずに聴いている可能性は高いのですが、Cirith Ungolもカヴァーしたらしいし、日本だと忌野清志郎さんがカヴァーしているので馴染みがあるかも知れません。
リリース当時、友人がこのバンドの事を興奮しながら教えてくれました、なんでもAttilaのリズム隊が抜けて作られたバンドで、シンガーはニール・ダービンの前にAnthraxで歌っていた人物だとね…ワシにはレア過ぎる情報でしたよ。


CHRISSY STEELE - Magnet to Steele ★★★ (2017-09-03 14:56:51)

ほしいならかかっておいで!もうすぐ世界中が総立ち!カナダから90年代最大の衝撃!!と書いてある帯タタキに、仰け反りましたね。海綿体に血が集中しすぎて貧血を起こすほどするほどのセクシーさはありませんが、たしかに絵になるカッコいい女性シンガー、クリッシー・スティールのソロアルバム第一弾。カナダのHeadpinsにも在籍していた縁もあるのかHeadpinsのギター、ブライアン・マクレオドが全面バックアップ。ギタープレイのみならず楽曲提供も行うが、その楽曲提供の相棒が熱い、ほぼ共作しているのがティム・フィーハンですからね。AOR系の歌モノロックに精通している方なら身を乗り出さずにはいられないラインナップでしょう。
主役たるクリッシー・スティールのパワフルヴォイスを前面に押し出しつつもバラード系の楽曲を器用に歌いこなすセンスは流石の一言、爽快感と豪快なグループを両立させた歌モノロックが放つ普遍的魅力が満載の一枚。国内盤がリリースされただけの事はありますね。
男勝りとはこういう事かと言いたくなる、クリッシー姐さんのパワフルヴォイスのド迫力さと、曲作りの上手さがバランスよく共存しているのが素晴。そりゃ手練手管の猛者が組んでいるのだから悪いわけがないのでね。安心して聴けますよ。


Tuff Luck - Tuff Luck ★★ (2017-09-03 14:20:14)

オリジナルは1987年に、あのNew Renaissanceからリリースされたグラム系HM/HRバンドの記念すべき1st。リリース元がいわくつきのレーベルだけに、不安な気持ちを掻き立てますが、POISONのような毒気とポップセンスを滲ませていますが、あそこまで明るくなりきれず、同系統の音楽性ならODIN辺りを思い出しますが、思いの他、ギターが巧者で、彼のリードプレイが切れ込んでくると俄然、光り輝いてくるからウンコレーベルから出た駄作と切り捨てられない魅力を発散しているのが始末の悪い所。そのモヤっとした音楽性が醸し出す中毒性に釣られツイツイ最後までターンテーブルを止めさせない魅力がありますね。
エッジの立った鋭いギタープレイヤーを擁するイケ面バンドでしたが、練り込み不足な楽曲と低予算故に、如何ともしがたいマイナー臭はぬぐい去れませんが、嫌いになれないんだよなぁ。
こんなバンド、当時のL.Aにゴロゴロいたわ。と言われると返す言葉は無いんですけどね。
L.A GUNS+POISON÷ODINな音楽性に興味が惹かれるマニアならトライして欲しいですね。これがNew Renaissanceの仕事なんだと言うのも合わせて知って欲しいです。
んでもって愛すべきレーベルなんですよ。


Rosemary Butler - Rose ★★★ (2017-09-01 15:00:49)

角川映画の迷作と誉れ高い?草刈正雄がフリーのロードレーサー役を熱演した『汚れた英雄』の主題歌やアニメの主題歌などを歌い日本でも認知度の高かった彼女が1983年にリリースした1st。AOR調の歌モノを中心とした打ち込みビートも導入したダンサンブルなロックナンバーから、ソフトロックに王道バラードあり、チョット マッテ クダサイという歌詞が飛び出す、親日ぶりをアピールするナンバーもあったりと多様性に富んだ楽曲が収録された一枚。
自身もミュージシャン稼業をとして裏表で活動を行い、トレーニングを積んだ歌声は個性不足ではありますが、力強さを損なわないキュートでパンチの効いたパフォーマンスは、歌モノロックが好きな人なら安心して身を任せる事が出来るでしょうね。個人的には③④⑤のベタな楽曲が並ぶ展開が好きです。特に⑤曲目のハードポップな『Call Of The Wild』なんて『汚れた英雄』路線で好きですよ。


ONSLAUGHT - VI ★★★ (2017-09-01 14:41:14)

結成当初はパンクメタルだったんだとか、その流れは1stでも十分に感じましたが、バンド解散に再結成と紆余曲折を経て辿りついた、英国を代表するベテランスラッシャーによる6th。
とにかく気合の入った一枚ですね。女性ボーカルパートの導入や中近東風のメロディも飛び出したりする小技はありますが、強烈無比な破壊力を擁するリフリフリフで押しまくる展開は見事。これぞスラッシュメタルじゃあと言いたくなる実直さに清々しい気分さえ味わえます。
結構な歳のオッサンが集まったバンドとは思えないブルタリティ溢れるスラッシュサウンドの持つ鋭いキレ味にスラッシュメタルかく在るべきと断言したくなりますね。
益々磨きが掛かったサイ・キーラーの獰猛な歌声はグイグイとバンドサウンドを牽引。陰影をクッキリと際立たせるクールなメロディを導入する才気あふれるギタープレイの凄味。鋼鉄の鞭が唸りをあげるような俊敏さと破壊力を伴ったしなやかなリズムプレイの数々に平伏しました。
頑固一徹なオールドスタイルに留まらない実験的なアプローチも垣間見える快作。スラッシュメタルを愛する方ならマストバイな一枚でしょう。


EXUMER - The Raging Tides ★★★ (2017-09-01 14:20:27)

ドイツの老舗スラッシャーが再結成を果たしてからリリースされた2枚目が今作。勉強不足でいつ再結成されたのか分かりませんが、随分大人になった音楽性ですね。かつてのドタバタと無軌道な爆裂スラッシャーだったのに、キャッチーなリフを引っ提げ、オールドスクールなスラッシュ流儀に則った音楽性を披露。その実直さときめ細かいアレンジに、おもてたんと違うと呟きましたが、一般的な感性でいくと纏まりがある今作の方が普通に好まれると思うのですが、個人的にはあのガチャガチャしたバカテンポを楽しみたかったのでチョイと残念でしたね(だってこのキャラ継続して使ってんじゃん)

ザクザクと刻まれるキャッチーなリフワーク、軽めのドラムも気になるがスラッシュメタルの様式に則ったグルーブは聴いていて心地よいし、突破力の高い疾走ナンバーの放つ爽快感はこの手の音楽の魅力を雄弁に語るでしょうね。
彼らは生まれ変わったのだ。これこそ再結成する意味がある音楽性でしょう。昔、やりたくても出来なかった事を今やっと、やれているのかな?そんな気がします。オジサンなんでピュアスラッシュは聴いていて気持ちがいいですね。ワタクシは欠点よりも優れた部分を愛でて楽しめる性格なので尚更ですよ。


HEADHUNTER - Rebirth ★★★ (2017-09-01 14:01:42)

DESTRUCTIONを追い出されたシュミーアが失意の中、結成されたバンドの3rd。まずは一聴して驚くのが、シュミーアの歌声の幅広さ、濁声で吠えまくるだけじゃないシンガーとしての成長ぶりに驚かされるのですが、曲調も実にバラエティに富んだモノが多く収録。パワーのみならずテクニックでも魅了する演奏力の高さも手伝い、聴き込むほどに新しい発見があったりと、いい意味での気難しとも言えるドイツ人気質が上手く楽曲に溶け込み、なんだかとても心地が良い気分を味わえます。
なんだろうか分からないが、とにかく楽しい雰囲気もあったりするのだが、凝ったリズムも軽々とキメるパワー漲るリズム隊が披露する独特のグルーブが気持ちエエ、そして変化自在のギタープレイで魅了する職人肌の技もキマッテおり、細かい部分まで配慮が行き届いた楽曲構成に唸らされます。そのパワーだけで押し切らない心地よい音作りは好感が持てますね。
DESTRUCTIONとは違うキレ味で勝負するシュミーアの新たなる可能性を垣間見せる力作。アグレッシブの中にキャッチーさが光るバランス感覚の上手さに魅入られますね。HM/HRの覇道を突き進むジャーマンメタルを聴き、バンド名通りKROKUSの代表曲を思い出しました。


RATA BLANCA - The Forgotten Kingdom ★★ (2017-08-29 13:50:00)

前年にリリースされた『El reino olvidado』のボーカルを、ギタリストご用達のドゥギー・ホワイトに差し替え&全編英詩に変更して2009年にリリースされたワールドワイドヴァージョン。
マイルドだがエモーショナルで味わいのある歌声が魅力のドゥギー、かつてはリッチーに見出され再結成RAINBOWに参戦した実績があるわけですから、RATA BLANCAに合わないわけが無いのですが、ありもんの歌メロを英詩に変更して歌うのは、流石に分が悪く楽曲の無難さと相俟って、ドゥギーの淡白さがマイナスに作用してしまったのが残念です。ハマっている時は気にならないのですがね、ぶっきらぼうで手持ち無沙汰感がハンパなく感じるパートがあり、乗り切れないのが気になる所。個人的にはオリジナルヴァージョンの方が好きなのですが、バリラーリがどうしても英語で歌いたくないと言うのなら、このラインナップで南米を飛び出し大きな世界で勝負を掛けて欲しいと思いましたね。ドゥギーの実力はこんなもんじゃないはずですからと、辛口ばかり叩きましたが、楽曲の質が下がったわけでもなく、オリジナルとの比較での話ですからRAINBOW直系の様式美HM/HRが大好物な方なら安心して聴けるでしょう。ドゥギーは実に上手いシンガーですよ、ありもんの中で詩も違うのに健闘していますよ。


U8 - Pegasus 1001 ★★★ (2017-08-27 13:51:27)

オーストリアのバンドが1982年にリリースした記念すべき1st。ヘヴィメタルの鉄則とも言える疾走ナンバーで幕が開ける展開に掴みはOKと、時代はNWOBHMまっただ中と言う事で、その流れを組み疾走感と欧州由来の湿り気たっぷりな哀愁のメロディが塗されたメロディックかつ攻撃性の高い音楽性を踏襲。そのシケシケぶりもさることながら、独特の世界観を演出するギターワークが耳を惹きますね。細かい事を気にしないラフな音像がこの時代ならではのパワーを内包しており、それに呼応するようなグルーヴィーなリズムプレイも癖になりますよね。総じて懐かしい音だけに、昨今の完備補強されたサウンドに比べると線の細さは否めませんが、そんなテクノロジーなど、物ともしない青白い炎が燃え滾るクールで情熱的なNWOBHMサウンドに咽びますね。
素朴だがドライブする疾走感がたまらないのですよ。マニア向けではありますが、メロディラインをしっかりしており、歌メロも割とキャッチーで耳に残りやすいのも好印象、バランスの取れた作風ですよ。


ARMAGEDDON - The Money Mask ★★ (2017-08-27 13:21:18)

元々はSecond Chanceというバンド名で活動していましたがメジャーデビューを機に改名してリリースされたのがコチラ。アメリカのバンドなのでドライな感触と、時代性を加味したメジャー感はあるが騒々しいパワーメタル色も強く、何とも形容しがたい音楽性のバンドです。ラフで派手目の楽曲が多いのです⑤ではアコギをフューチャーしたバラードタイプの曲もあったり、おまけに歌詞のコンセプトはクリスチャンだというのだから情報量の多さに心の整理もつきませんよね。
とにかくパワフルさとメジャー感のかみ合わせによる質感が聴き手の嗜好を問う内容となるでしょうね。ハマっているときの大胆不敵さと外れた時の気持ち悪さが評価を分けますね。
豪快と言うかゴチャゴチャしていると言うか、軽めのミックスとけたたましさが何とも言えない感触を生みだしているのですが、そんなリズムプレイで客演しているのがRavenやDeath Row、伝説のPentagramでドラムを叩くジョー・ハッセルベンダーの名前があるのはマニアにとって見逃せませんよね。久しぶりに聴きましたが、JPのPoint of EntryとRam It Downを足してTurboで割ったような音楽性をなのかぁと思いましたね。


If Only - Destiny ★★★ (2017-08-25 18:24:31)

1992年に Jimco Recordsから国内限定で1stをリリースした事のあるAsiaのジェフ・タウンズが立ち上げたレーベル所属のメロディックなAOR系のHM/HRバンドのデモ&オリジナル&Live音源からなるコンピ作。
今作最大の聴きどころは何と言っても所謂1stのオリジナル音源となる、リードシンガーがあのジャッキー・ボディーミードが歌うヴァージョンが聴けること。どのような経緯で彼女が参加をして、なおかつデビュー時に参加していないのか詳細は分かりませんが、パンチの効いた歌い回しとメロディックな本格派志向のロックサウンドとの相性も良く、ハードになったHeartとも呼べる音楽性はVixen辺りの胸キュンハードサウンドに共感出来るマニアなら安心して聴く事が出来るでしょうね。
ソフトロックという出で立ちに属しているが、出している音は本気度も高くバンドの持って行きたい世界観はスケールの大きいものだったと思いますよ。ある意味、ASIAにも通ずる魅力がありジェフ・タウンズに見出された事はありますよね。


BARILARI - Canciones doradas - Ni un segundo quiero perder ★★★ (2017-08-25 17:57:30)

アルマゲドンのテーマソング
エアロスミスの名前が広く浸透した曲ですが
エアロらしくない奴でも有名なダイアン・ウォーレン作のバラード
名曲に真っ向勝負で挑みました
負けていませんよ


BARILARI - Canciones doradas - Para estar contigo ★★★ (2017-08-25 17:52:33)

MR.BIGのオリジナルアルバムを一枚ももっていないワタクシでも違和感がありますよ
何度聴いても歌詞が飛び込んでこない
サビのリフレインとか分かりやすいいからね
でもこのヴァージョンもエエですよね
バリラーリのソウルフルな節回しも絶品です
名曲のスパニッシュヴァージョンを楽しみましょう


BARILARI - Canciones doradas - Amor de mi vida ★★★ (2017-08-25 17:49:54)

リリカルだねぇ
ロマンティックですね
うっとりしますよ
バリラーリの隠せない情熱にね(笑)


BARILARI - Canciones doradas - Como yo nadie te ha amado ★★★ (2017-08-25 17:47:54)

完コピで歌いますが
バリラーリとボンちゃんではニュアンスが大きく違いますよね
その違いを楽しむのが一番です
ここまでしっかりとしたメロと曲を壊す必要はありませんよね


BARILARI - Canciones doradas - Todavía no encontré lo que estoy buscando ★★★ (2017-08-25 17:45:46)

U2の名曲をカヴァー
バリラーリの熱の籠った歌声に焦がれますね
アレンジもハードさが増していますよ
AirbagのシンガーPatricio Sardelliがゲスト参加で歌っています


BARILARI - Canciones doradas ★★★ (2017-08-25 17:37:15)

Rata Blancaのシンガー、アドリアン・バリラーリのソロアルバム第二弾は世界的に有名なPOPS/ROCKソングをスペイン語でカヴァーした作品となりました。線は細いが独特の情熱的な節回しが、どの曲にも新しい風を吹かせ、完全にバリラーリ風に歌いきっているのが素晴らしい。アルゼンチンの至宝Rata Blancaの金看板を背負ってきた男のパフォーマンスに魅入りましたね。何処までも熱量の高い歌声はロックは勿論、ポップソングでも力量を発揮⑥なんてリッチーよろしくなギターも含め彼らの曲となっていますよね。⑦ではアルゼンチンのジャズロックバンド?Memphis la Bluseraのシンガー、アドリアン・オテロとデュエットしたりと面白い工夫もあり、⑥を境とした選曲の違いを含め楽しんで欲しいですね。ちなみに⑧はバリラーリがRata Blancaを抜けた後に組んだバンドAlianzaのリメイクです。
個人的には、ほぼテレビ東京歌ウマ選手権の最高峰のような作風であり、カラオケ大会感は否めないが、ガチンコでカヴァーしている凄みは十分に伝わるので大いに楽しみました。単なるカヴァーで終わらせなかったのはパフォーマンス力の高さだが、実は全編スペイン語で歌いきったと言うのが一番なのかもしれません。
初見で聴いたときは違和感ありましたけどね。U2はあんまり知らんかったから、まだイケたけど、次のボンちゃんはニヤニヤしちゃったし、なんか気持ちの整理がつかないまま、Queenの名曲にいき、まてまてまて、置いてきぼりの感情と折り合いのつかないままMR.BIGにAerosmithと流れ動悸も止まらずに進む展開に、アルマゲドン級の違和感を受けまくり、ニヤつきも止まりませんでした。ほんと、そのうち、ありの~♪ ままの~♪ 姿見せるのよ~♪ って歌いながらMay-Jが出てくるんじゃないかとドキドキしたもんね。

下記が英訳とオリジナルバンドになります。
①I Still Haven't Found What I'm Looking For – U2
②This Ain't a Love Song - Bon Jovi
③Love of My Life – Queen
④To Be With You – Mr. Big
⑤I Don't Want to Miss a Thing - Aerosmith
⑥Angel - Robbie Williams)
⑦That's Life - Frank Sinatra
⑧Pasión Prohibida - Alianza
⑨Fragile - Sting
⑩I Do It For You - Bryan Adams


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Sabbath Crosses: Tributo Argentino a Black Sabbath ★★★ (2017-08-24 19:02:29)

Various ‎– Sabbath Crosses Tributo A Black Sabbath
アルゼンチンのBlackstar Crosses Productionsというレコード会社からリリースされたトリビュートアルバム。
レーベル所属のアーティストを中心とした作りになっていますが、それ以外にもアルゼンチンの至宝Rata Blancaがゲストにグレン・ヒューズを迎えたり、当時はソロだったBarilariが楽曲を提供したりと、気になるメンバーも揃い、選曲の無難さも手伝い。アルゼンティーナなメンツがサバスの名曲をどう料理するかに興味を湧きますよね。
以下参加メンバーと収録曲です

1.Nativo - War Pigs
2.Barilari - Heaven And Hell
3.Plan 4 - TV Crimes
4.Magika - Anno Mundi
5.Rata Blanca & Glenn Hughes - No Stranger To Love
6.Sauron - Zero The Hero
7.Horcas & Andres Gimenez - Children Of The Grave
8.O'Connor -  Supernaut
9.Beto Vazquez Infinity - Die Young
10.Los Natas - Paranoid

詳細は分かりませんがlive音源もあったりと、既発音源の寄せ集め感もあり、なんだか新鮮味を感じず、ラタブランカも当日のグレンは声が出ておらず、神降臨とはなっていないので正直肩透かし感はハンパ無いのですが、概ねイメージを壊さない愛あるアレンジが全般的に施されており、トリビュート感は強いかと思います。ただこうなるとオリジナルを聴いている方がマシだと言われ兼ねない地味さ加減が評価を分ける最大のポイントでしょうね。個人的にはバリラーリが歌うヘブン&ヘルが貫録たっぷりの出来栄えで文句なしのMVPですね


RATA BLANCA - Tormenta eléctrica ★★★ (2017-08-24 18:28:51)

自動登録が出来なくて、タイトルだけ自主的に入れ登録&コメントも入れたと完全に思っていたラタブランカの自主制作による最新アルバム。輸送費の関係で、ついでの同じスペインのLords of Blackの1stを手に入れたので凄く記憶にある。同時期に登録したような記憶もあるんだけどなぁ…老いは怖いわ。ごみ箱にすらないもんね。色んな意味で凄くショックです。
とクソヌルい戯れ言からスタートしますが、相変わらずのリッチー、インギースタイルのギターを軸とした情熱的様式美サウンドが炸裂。さらにはAC/DC風のスタンダードなメタルアンセムもあったりと、アルバム全体におけるキャッチーさは過去最高とも言え、このクオリティが自主制作とは残念極まりない気分ですね。メチャクチャ流通が脆弱ですもん。
少々バリラーリが粗めの歌唱スタイルに終始しているなぁという点は気になりますが、概ね彼らが求められている音楽性は完璧に押さえているので、マニアならずとも往年のHM/HRスタイルの音楽性に歓喜できるリスナーなら大いに楽しめるでしょう。
熱情を込めた叙情美溢れる甘く切ないメロディの数々、派手さは無いが堅実なプレイで脇を固めるリズム隊の妙味。ベテランならではの奥ゆかしき王道HM/HRサウンドの旨みに改めて唸りますね。本当にこの、かゆい所に手が手が届くアレンジセンスは何度聴いても素晴らしい。似て非なるものを生産稀有な才はドイツならアクセル・ルディ・ペル、南米ならウォルター・ジャルディーノ、我が国日本なら柴田直人師匠となるんでしょうかね。


Reika - Gypsy Queen - Borderline ★★★ (2017-08-24 18:07:50)

ハードなギターが耳を惹きますね
こうなると歌の弱さが気になります
タイトなスケジュールのレコーディングかと推察されますが
安定感のある演奏ですね


Reika - Gypsy Queen - Return to Your Town ★★★ (2017-08-24 18:06:30)

ポジティブですよね
健康的なハードサウンドがなんだか物凄く懐かしいです
中盤のインストパートは中々男前な仕上がりですね
バンドとしてのあるべき姿なんでしょう


Reika - Gypsy Queen ★★★ (2017-08-24 18:04:03)

レイカという女性シンガーをデビューさせたかったのか、福村BabaChan高志を中心とした京都人脈と言われる、ほぼほぼRajasだしX-Rayなメンバーが揃いレコーディングを敢行。楽曲提供まで行い完全バックアップ体制をとっての新人としては豪華なラインナップによる1992年作のデビューミニアルバム。手練手管のメンツからなる魅力はハードポップスタイルのオープニングナンバー『Return to Your Town』から見事に炸裂。適度なエッジを伴ったハードギターとソフトな装飾を纏うキーボード、良く歌うベースと福村のドラミングの相性は抜群の相乗効果を生みだし、歌を邪魔しない手応えのあるハードサウンドで勝負を掛けてきています。演歌にも通ずる和のテイストが出過ぎるが故の古臭さやに時代性を思いっきり感じますが、やはりレイカ嬢のパフォーマンスが聴き手の判断基準となるでしょうね。硬い歌い回しと余裕のなさ、そのヤラされている感に歌唱力不足という面を強く感じてしまい、せっかくのバンドサウンドの魅力を削いでいるなぁと感じてしまいますね。
楽曲提供にコーラスなどでも参加している藤本朗が歌えばエエんじゃないかとも思いますが、それじゃ昔のメンツだし、やはり女性を前に出して売りにいったのかなぁと感じずにはいられません。そういう先入観がマイナスな方向に向いてしまうのですが、余計な事に囚われずに聴くと、違う景色も見えてくるので、女性シンガーによるハードサウンドが大好物な方なら楽しんでもらえるでしょうね。
福村、オズマこと臼井考文、藤本らが提供した楽曲はどれも日本人らしいメロディに彩られたハードサウンドですので、ビーイング系のハードポップマニアが聴いても存分に楽しめるでしょう。打ち込みじゃないんですけどね。


THE 冠 - 鎧兜鎖血 ★★★ (2017-08-22 18:37:44)

昨年2枚のセルフリメイクベスト盤を出し好調ぶりをアピールするメタル馬鹿一代な男、冠徹弥率いるTHE冠が2015年にリリースしたミニアルバム。ノッケから冠らしいヘヴィだがキャッネスさ全開のスピードナンバー『鎧兜鎖血』で幕が開けるお馴染みの展開に掴みはOK(ライト冠ファンなのでこの曲なんてよむの?テツカブトヨロイクサリチなの??)。2曲目以降も冠らしい遊び心満載のヘヴィロックと親しみやすいメロ&男の哀愁全開のパワーヴォイスに魂焦がして楽しみます。おバカなパーティロック風味も全然違和感ないので、かれのLIVEは本当に楽しいものになるでしょうね。ある意味、メタル界きってのフェス向けのバンドかと思います。また相変わらずのコミカルな歌詞を、はめ込み破綻しないように仕上げるセンスも実に高いスキルが要求されるのでね。

今やBaby Metalが、あそこまで成功するなら、冠スタイルのヘヴィロックも大いにウケるような気がします、同じようなミクスチャー系ならマキシマムザ・ホルモンがいますが、彼らより冠はずっと正統性の強いメタルサウンドで勝負してますのでね。
そして冠の素晴らしいパフィーマンスを見聞きする度に、一度くらい鎧兜脱ぎ棄てて、JPやMetallica、Exoudsなどのカヴァーアルバム集を聴いてみたいと思いました。逸材がお笑いメタルのレッテルを張られ終わるのは残念でなりません。その実力の高さを世に知らしめて欲しい。


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - 初志冠徹 ★★★ (2017-08-22 18:13:22)

サビでは弾けるキャッチネスさ
それらに負けないヘヴィでタフなグルーブ
ギターも勢いやヘヴィさだけではないワビサビがあって良いです
バカウマなメンツやで
これが冠メタルの真髄ですかね


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - 野垂れ死んだら許さない ★★ (2017-08-22 18:11:09)

サビでパッと開けますね
これも狙ったんでしょう
多くのファンを納得させる曲ですね